ONTAP tools for VMware vSphere 9.12

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ONTAP ToolsのデータストアとvVolのレポートの概要

ONTAP Toolsコンソールの[レポート]メニューを使用して、特定のvCenter Serverの選択したVSCインスタンスで管理されているすべてのデータストアについて、事前定義のレポートを表示することができます。レポートのソートやエクスポートなどの操作を実行できます。

レポートには、データストアや仮想マシンに関する詳細情報が表示されます。それらの情報を使用して、vCenter Serverのデータストアおよび仮想マシンに関する潜在的な問題を確認して特定することができます。

レポートの表示、ソート、エクスポートが可能です。

Virtual Storage Console(VSC)には、次の事前定義のレポートが用意されています。

  • データストア レポート

  • 仮想マシン レポート

  • vVol データストア レポート

  • vVol仮想マシン レポート

  • ログ整合性レポート

データストア レポート

データストア レポートには、従来のデータストアと、これらのデータストアに作成された仮想マシンに関する詳細情報が表示されます。

従来のダッシュボードを使用すると、vCenter Server内のデータストアおよび仮想マシンの潜在的な問題を確認して特定できます。レポートの表示、ソート、エクスポートが可能です。従来のデータストアおよび仮想マシンのレポート データは、vCenter Serverから提供されます。ただし、FlexGroupベースのデータストアがサポートされるようになり、レイテンシ、スループット、IOPSなどの一部の指標はONTAPから取得されるようになりました。

直接接続のStorage Virtual Machine(SVM)上に設定されたFlexGroupデータストアについては、ファイル監視はサポートされていません。

データストアには次のレポートがあらかじめ定義されています。

  • データストア レポート

  • 仮想マシン レポート

データストア レポート

[データストア レポート]メニューを使用して、データストアに関する次の情報を確認できます。

  • データストアの名前

  • データストアのタイプ:NFSとVMFS

  • ボリュームの形式

    「FlexVol」または「FlexGroup」のいずれかです。

  • 空きスペース

  • 使用済みスペース

  • 合計スペース

  • 使用済みスペースの割合

  • 使用可能スペースの割合

  • IOPS

    データストアのIOPSが表示されます。

  • レイテンシ

    データストアのレイテンシ情報が表示されます。

    レポートが生成された時間も確認できます。[データストア レポート]メニューでは、要件に応じてレポートをソートし、そのレポートを[CSVにエクスポート]ボタンを使用してエクスポートすることができます。レポート内のデータストア名をクリックすると、そのデータストアの[監視]タブに移動してデータストアのパフォーマンス指標を確認できます。

仮想マシン レポート

[仮想マシン レポート]メニューでは、選択したvCenter Serverについて、VSCでプロビジョニングされたデータストアを使用するすべての仮想マシンのパフォーマンス指標を確認できます。[仮想マシン レポート]に表示される仮想マシンの指標は、従来のデータストアの仮想マシンについて30分ごとに収集された履歴データです。[前回のリフレッシュ]と[次回のリフレッシュ]がテーブルに追加され、データが収集された時刻と次回のデータ収集時刻に関する詳細が表示されるようになりました。

  • 仮想マシンの名前

  • データストア名

  • ボリュームの形式

    「FlexVol」または「FlexGroup」のいずれかです。

  • ソース

    仮想マシンの詳細を収集するソースは、ONTAPまたはvCenter Serverのいずれかです。

  • レイテンシ

    仮想マシンに関連付けられているすべてのデータストアの仮想マシンのレイテンシが表示されます。

  • IOPS

  • スループット

  • コミット済み容量

    仮想マシンのコミット済み容量の値が表示されます。

  • ホスト

    仮想マシンを使用できるホスト システムが表示されます。

  • アップタイム

    仮想マシンの電源がオンになり、ESXiホストで利用可能になってからの時間が表示されます。

  • 電源状態

    仮想マシンの電源がオンになっているかオフになっているかが表示されます。

レポート内の各仮想マシン名をクリックすると、その仮想マシンの[監視]タブに移動できます。仮想マシンのレポートを要件に応じてソートし、.CSVファイルの形式でエクスポートしてローカル システムに保存することができます。保存したレポートには、レポートのタイムスタンプも追加されます。

FlexGroupボリュームをベースとする仮想マシンについては、新しい仮想マシンの電源をオンにすると、ファイルがONTAPでの監視対象として登録されます。ONTAPからVMレポートにアクセスすると、レイテンシ、スループット、IOPSの指標の履歴が取得されます。

vVolレポート

vVolレポートには、VMware Virtual Volumes(vVol)データストアと、これらのデータストアに作成された仮想マシンに関する詳細情報が表示されます。vVolダッシュボードを使用すると、vCenter Server内のvVolデータストアおよび仮想マシンの潜在的な問題を確認して特定できます。

レポートの表示、編成、エクスポートが可能です。vVolデータストアおよび仮想マシンのレポート データは、ONTAPから提供されます。

vVolには、次の組み込みのレポートが用意されています。

  • vVol データストア レポート

  • vVol VM レポート

vVolデータストア レポート

[vVolデータストア レポート]メニューを使用して、データストアに関する次の情報を確認できます。

  • vVolデータストア名

  • 空きスペース

  • 使用済みスペース

  • 合計スペース

  • 使用済みスペースの割合

  • 使用可能スペースの割合

  • IOPS

  • レイテンシ パフォーマンス指標は、ONTAP 9.8以降でNFSベースのvVolデータストアについてのみ提供されます。レポートが生成された時間も確認できます。[vVolデータストア レポート]メニューでは、要件に応じてレポートをソートし、そのレポートを[CSVにエクスポート]ボタンを使用してエクスポートすることができます。レポート内の各SAN vVolデータストアの名前をクリックすると、そのSAN vVolデータストアの[監視]タブに移動してパフォーマンス指標を確認できます。

vVol仮想マシン レポート

[vVol仮想マシン レポート]メニューでは、選択したvCenter Serverについて、VASA Provider for ONTAPでプロビジョニングされたSAN vVolデータストアを使用するすべての仮想マシンに関するパフォーマンス指標を確認できます。VMレポートに表示される仮想マシンの指標は、vVolデータストアの仮想マシンについて10分ごとに収集された履歴データです。[前回のリフレッシュ]と[次回のリフレッシュ]がテーブルに追加され、データが収集された時刻と次回のデータ収集時刻に関する詳細が表示されるようになりました。

  • 仮想マシンの名前

  • コミット済み容量

  • アップタイム

  • IOPS

  • スループット

    仮想マシンの電源がオンになっているかオフになっているかが表示されます。

  • 論理スペース

  • ホスト

  • 電源状態

  • レイテンシ

    仮想マシンに関連付けられているすべてのvVolデータストアの仮想マシンのレイテンシが表示されます。

レポート内の各仮想マシン名をクリックすると、その仮想マシンの[監視]タブに移動できます。仮想マシンのレポートを要件に応じてソートし、.CSV形式でエクスポートしてローカル システムに保存することができます。保存したレポートには、タイムスタンプが追加されます。

ログ整合性レポート

ログ整合性レポートには、ファイル整合性ステータスが表示されます。スケジュールされた間隔でログの整合性が確認され、レポートが[ログ整合性レポート]タブに表示されます。また、ロールオーバーされるさまざまな監査ファイルのステータスも表示されます。

ログ ファイルのステータスには次のものがあります。

  • アクティブ:ログの書き込み先となる現在アクティブなファイルを示します。

  • 標準:アーカイブ ファイルの改ざんや削除が行われていないことを示します。

  • 改ざんあり:アーカイブ後にファイルが変更されたことを示します。

  • ロールオーバー削除済み:ファイルがlog4j保持ポリシーの一環として削除されたことを示します。

  • 削除済み:ファイルが手動で削除されたことを示します。

ONTAP Tools for VMware vSphereは、次についての監査ログを生成します。

  • VSCサービス

    VSCサービスの監査ログの場所:/opt/netapp/vscservice/vsc-audit.log/opt/netapp/vscserver/etc/log4j2.propertiesファイルで、ログ整合性レポートの次のパラメーターを変更できます。

    • ロールオーバーの最大ログ サイズ。

    • 保持ポリシー。このパラメーターのデフォルト値は10ファイルです。

    • ファイル サイズ。このパラメーターのデフォルト値はファイルがアーカイブされる前の状態で10MBです。 新しい値を有効にするには、サービスを再起動する必要があります。

  • VPサービス

    VPサービスの監査ログの場所:/opt/netapp/vpservice/vp-audit.log。 VPの監査ログは、/opt/netapp/vpserver/conf/log4j2.propertiesファイルで変更できます。新しい値を有効にするには、サービスを再起動する必要があります。

  • メンテナンス コマンド

    メンテナンス サービスの監査ログの場所:/opt/netapp/vscservice/maint-audit.log。 メンテナンス ログ ファイルは、/opt/netapp/vscserver/etc/maint_logger.propertiesファイルで変更できます。 デフォルト値を変更した場合は、新しい値を有効にするためにサーバーを再起動してください。

定期的に監査ログを確認するようにスケジューラを設定できます。スケジューラのデフォルト値は1日です。この値は、/opt/netapp/vscserver/etc/maint_logger.propertiesファイルで変更できます。

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