ONTAP tools for VMware vSphere 9.12

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ONTAP Toolsを使用して設定するESXiホストの値

ONTAP Tools for VMware vSphereを使用してESXiホストにタイムアウト値やその他の値を設定することにより、パフォーマンスの最大化とスムーズなフェイルオーバーを実現できます。ONTAP Toolsで設定される値は、Fujitsu独自のテスト結果に基づいています。

次に示すESXiホストの値を設定できます。

ESXiの高度な設定

  • VMFS3.HardwareAcceleratedLocking

    この値を1に設定します。

  • VMFS3.EnableBlockDelete

    この値を0に設定します。

NFS設定

  • Net.TcpipHeapSize

    この値を32に設定します。

  • Net.TcpipHeapMax

    この値を1,024MBに設定します。

  • NFS.MaxVolumes

    この値を256に設定します。

  • NFS41.MaxVolumes

    この値を256に設定します。

  • NFS.MaxQueueDepth

    キューイングのボトルネックを回避するには、この値を128以上に設定します。

  • NFS.HeartbeatMaxFailures

    すべてのNFS構成でこの値を10に設定します。

  • NFS.HeartbeatFrequency

    すべてのNFS構成でこの値を12に設定します。

  • NFS.HeartbeatTimeout

    すべてのNFS構成でこの値を5に設定します。

FC / FCoEの設定

  • パス選択ポリシー

    ALUAに対応するFCパスを使用する場合は、この値を「RR」(ラウンドロビン)に設定します。

    他のすべての構成では、この値を「FIXED」に設定します。

    この値を「RR」に設定すると、最適化されたすべてのアクティブなパスで負荷を分散できます。「FIXED」は、ALUAに対応していない従来の構成用の値で、プロキシI/Oを防止できます。

  • Disk.QFullSampleSize

    すべての構成でこの値を32に設定します。この値を設定すると、I/Oエラーの防止に役立ちます。

  • Disk.QFullThreshold

    すべての構成でこの値を8に設定します。この値を設定すると、I/Oエラーの防止に役立ちます。

  • Emulex FC HBAタイムアウト

    デフォルト値を使用します。

  • QLogic FC HBAタイムアウト

    デフォルト値を使用します。

iSCSI設定

  • パス選択ポリシー

    すべてのiSCSIパスで、この値を「RR」に設定します。

    この値を「RR」に設定すると、最適化されたすべてのアクティブなパスで負荷を分散できます。

  • Disk.QFullSampleSize

    すべての構成でこの値を32に設定します。この値を設定すると、I/Oエラーの防止に役立ちます。

  • Disk.QFullThreshold

    すべての構成でこの値を8に設定します。この値を設定すると、I/Oエラーの防止に役立ちます。

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