ONTAP tools for VMware vSphere 9.13
ONTAP Toolsのポート要件
ストレージ システムとVMware vCenter Serverの間の通信など、ONTAP Toolsのコンポーネント間の通信には、指定のポートがデフォルトで使用されます。ファイアウォールを有効にしている場合は、例外を許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。
Windows以外のファイアウォールについては、ONTAP Toolsで使用する特定のポートへのアクセスを手動で許可する必要があります。それらのポートへのアクセスを許可しない場合は、次のようなエラー メッセージが表示されます。
Unable to communicate with the server.
ONTAP Toolsで使用されるデフォルトの双方向TCPポートは次のとおりです。
デフォルトのポート番号 |
説明 |
9083 |
有効にすると、VASA ProviderとStorage Replication Adapter(SRA)の両方がこのポートを使用してvCenter Serverと通信します。このポートはTCP/IP設定を取得する場合にも必要です。このポートは、VPサポート バンドルのダウンロード、Web CLIユーザー インターフェイスへのアクセス、およびVMwareからVPへのパス通信の制御に使用されます。 |
443 |
クレデンシャルの設定方法によっては、VMware vCenter Serverとストレージ システムがこのポートでセキュアーな通信をリスンします。このポートは、クライアント / サーバー通信アーキテクチャで使用されます。443ポートは、セキュアーな接続のためにデフォルトで有効になっています。クライアント(REST APIを使用する任意のオートメーション クライアント)がサーバーへの接続を開始し、エンドポイントでデータが交換されます。 |
8143 |
ONTAP Toolsがこのポートでセキュアーな通信をリスンします。このポートは、クライアント / サーバー通信アーキテクチャで使用されます。クライアント(REST APIを使用する任意のオートメーション クライアント)がサーバーへの接続を開始し、エンドポイントでデータが交換されます。ONTAP ToolsサービスおよびONTAP Toolsサーバー ログのエクスポートのためには、このポートを有効にします。register.htmlページはこのポートでホストされます。REST Swaggerはこのポートで公開されます。 |
8443 |
このポートはリモート プラグイン サービスに使用されます。 |
7 |
ONTAP ToolsからONTAPにエコー要求を送信して到達できるかを確認します。ストレージ システムを追加する場合にのみ必要で、あとで無効にすることができます。 |
ONTAP Toolsを導入する前に、Internet Control Message Protocol(ICMP)を有効にしておく必要があります。 |
ICMPが無効になっていると、ONTAP Toolsの初期設定が失敗し、導入後にONTAP ToolsがONTAP ToolsサービスとVASA Providerサービスを開始できなくなります。導入後に、ONTAP ToolsサービスとVASA Providerサービスを手動で有効にする必要があります。