ONTAP tools for VMware vSphere 9.12

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ストレージ機能プロファイルの作成

VSCを使用すると、ストレージ機能プロファイルを手動で作成したり、データストアの機能に基づいてプロファイルを自動的に生成したり、要件に合わせてプロファイルを変更したりできます。

要件

VASA ProviderインスタンスをONTAP Tools for VMware vSphereに登録しておく必要があります。

プロファイルを設定したら、必要に応じてプロファイルを編集できます。

手順

  1. ONTAP Toolsの[Home]ページで、[ポリシーおよびプロファイル]をクリックします。

  2. 必要に応じて、プロファイルを作成するか、既存のプロファイルを編集します。

    実行する処理

    操作

    プロファイルを作成する

    [作成]をクリックします。

    既存のプロファイルを編集する

    [Storage Capability Profiles]ページに表示されたプロファイルから、変更するプロファイルをクリックします。

    既存のプロファイルに関連付けられている値を表示するには、[Storage Capabilities Profile]ページでプロファイル名をクリックします。プロファイルの[Summary]ページが表示されます。
  3. [New Datastore] > [ストレージ システム]で、[ストレージ機能プロファイルの作成]をクリックします。

    データストア ウィンドウから移動することを確認する次のメッセージが表示されます。

    This will remove the data entered by closing the current workflow and opens the Create storage capability profile workflow. Do you wish to continue?

  4. [YES]をクリックして[ストレージ機能プロファイルの作成]ウィンドウを開きます。

  5. ストレージ機能プロファイルの作成ウィザードの手順に従って、プロファイルを新規に設定するか、既存のプロファイルの値を編集して変更します。

    このウィザード内のフィールドのほとんどはわかりやすいもので、説明を必要としません。以下は、説明が必要な一部のフィールドのリストです。

    フィールド

    説明

    複数のプロファイルを識別する

    [Name and Description]タブの[説明]フィールドに、ストレージ機能プロファイルの用途を入力することができます。 使用するアプリケーションに基づいて複数のプロファイルを設定することが推奨されるため、適切な説明を入力しておくと便利です。

    たとえば、ビジネスクリティカルなアプリケーションには、ETERNUS AXシリーズなどの高パフォーマンスをサポートする機能を備えたプロファイルが必要です。一方、テストやトレーニングに使用するデータストアであれば、低パフォーマンスのETERNUS HXシリーズを使用するプロファイルを使用し、すべてのストレージ効率化機能と階層化を有効にしてコストを抑えることができます。

    vCenter Serverに対して「リンク」モードを有効にした場合は、ストレージ機能プロファイルの作成対象となるvCenter Serverを選択する必要があります。

    プラットフォーム

    プラットフォームのタイプがETERNUS HXまたはETERNUS AXのストレージ システムを選択できます。以降の画面のオプションは、選択したストレージ システムのタイプによって異なります。

    プロトコル

    ストレージ システムに対して選択したプラットフォームに基づく使用可能なプロトコルの一覧から、自由に選択できます。仮想マシンを設定する際に、ストレージ機能プロファイルを使用してVMストレージ ポリシーを設定できます。プロトコル フィールドでは、特定のプロトコルに基づいてデータストアをフィルターできます。このフィールドで「Any」を指定すると、すべてのプロトコルを操作できます。

    パフォーマンス

    [Performance]タブを使用して、ストレージ システムに対して従来のQoSポリシーを設定できます。

    • [None]を選択すると、制限のない(無限)QoSポリシーがデータvVolに適用されます。

    • [QoS Policy Group]を選択すると、従来のQoSポリシーがvVolに適用されます。

      [Max IOPS][Min IOPS]の値を設定できます。これにより、QoS機能を使用できるようになります。[Infinite IOPS]を選択すると、[Max IOPS]フィールドは無効になります。従来のデータストアの場合は、「Max IOPS」の値でQoSポリシーが作成され、FlexVolに割り当てられます。vVolデータストアの場合は、[Max IOPS]と[Min IOPS]の値が設定されたQoSポリシーがデータvVolデータストアごとに作成されます。

      • [Max IOPS]と[Min IOPS]は、従来のデータストアのFlexVolにも適用できます。

      • パフォーマンス指標がStorage Virtual Machine(SVM)レベル、アグリゲート レベル、またはFlexVolレベルでも別々に設定されていないことを確認する必要があります。

    ストレージ属性

    このタブで有効にすることができるストレージ属性は、[Personality]タブで選択したストレージ タイプによって異なります。

    • ETERNUS HXを選択した場合は、スペース リザベーション(シックまたはシン)を設定し、重複排除、圧縮、暗号化を有効にすることができます。

      階層化属性は、ETERNUS HXには適用されないため無効になります。

    • ETERNUS AXシリーズを選択した場合は、暗号化と階層化を有効にすることができます。

      ETERNUS AXシリーでは、重複排除と圧縮はデフォルトで有効になり、無効にすることはできません。

      階層化属性を有効にすると、FabricPool対応アグリゲート(ETERNUS AXシリー向けのVASA ProviderとONTAP 9.7以降の組み合わせでサポート)に含まれるボリュームを使用できるようになります。階層化の属性として、次のいずれかのポリシーを設定できます。

    • None:ボリューム データを大容量階層に移動しない

    • Snapshot:アクティブ ファイルシステムに関連付けられていないボリュームのSnapshotコピーのユーザー データ ブロックを大容量階層に移動する

  6. [Summary]ページで選択内容を確認し、[OK]をクリックします。

    プロファイルを作成したら、[Storage Mapping]ページに戻り、各プロファイルに一致するデータストアを確認することができます。

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