ONTAP tools for VMware vSphere 9.12

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プリファレンス ファイルを使用したIPv4またはIPv6の設定

プリファレンス ファイルには、ONTAP Tools for VMware vSphereの処理を制御する設定が含まれています。ほとんどの場合、これらのファイル内の設定を変更する必要はありません。Virtual Storage Console(VSC)で使用されるプリファレンス ファイルを把握しておくと役立ちます。

VSCには複数のプリファレンス ファイルがあります。これらのファイルには、VSCによるさまざまな処理の実行方法を決定するエントリ キーと値が含まれています。VSCで使用される一部のプリファレンス ファイルを次に示します。

/opt/netapp/vscserver/etc/kamino/kaminoprefs.xml

/opt/netapp/vscserver/etc/vsc/vscPreferences.xml

状況によっては、プリファレンス ファイルを変更しなければならない場合があります。たとえば、iSCSIまたはNFSを使用していて、ESXiホストとストレージ システムとでサブネットが異なる場合は、プリファレンス ファイルを変更する必要があります。プリファレンス ファイル内の設定を変更しないと、VSCでデータストアをマウントできないためにデータストアのプロビジョニングが失敗します。

プリファレンス ファイルkaminoprefs.xmlに新しいオプションが追加されました。このオプションを使用して、VSCに追加されるすべてのストレージ システムに対してIPv4またはIPv6のサポートを有効にすることができます。

  • データストアのプロビジョニング用に優先されるデータLIFプロトコルを設定するために、kaminoprefs.xmlプリファレンス ファイルにdefault.override.option.provision.mount.datastore.address.familyパラメーターが追加されています。

    このプリファレンスは、VSCに追加されるすべてのストレージ システムに適用されます。

  • この新しいオプションの値はIPv4IPv6、およびNONEです。

  • デフォルトでは、この値はNONEに設定されます。

説明

NONE

  • プロビジョニングの際、クラスタ管理LIFまたはSVM管理LIFと同じIPv6またはIPv4アドレス タイプのデータLIFを使用してストレージが追加されます。

  • 同じIPv6またはIPv4アドレス タイプのデータLIFがSVMに存在しない場合は、他のタイプのデータLIF(利用可能な場合)を使用してプロビジョニングが実行されます。

IPv4

  • 選択したSVM内のIPv4データLIFを使用してプロビジョニングが実行されます。

  • SVMにIPv4データLIFがない場合は、IPv6データLIF(そのSVM内にある場合)を使用してプロビジョニングが実行されます。

IPv6

  • 選択したSVM内のIPv6データLIFを使用してプロビジョニングが実行されます。

  • SVMにIPv6データLIFがない場合は、IPv4データLIF(そのSVM内にある場合)を使用してプロビジョニングが実行されます。

ユーザー インターフェイスを使用してIPv4またはIPv6を設定するには、以下のセクションを参照してください。

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