ONTAP tools for VMware vSphere 9.13
従来のデータストアのプロビジョニング
データストアをプロビジョニングすると、仮想マシンとその仮想マシン ディスク(VMDK)用の論理コンテナが作成されます。データストアをプロビジョニングし、1台のホスト、クラスタ内のすべてのホスト、またはデータセンター内のすべてのホストに接続できます。
要件
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ONTAP Toolsに直接接続されたSVMにデータストアをプロビジョニングする場合は、デフォルトのvsadminユーザー アカウントまたはvsadminロールではなく、適切な権限を持つユーザー アカウントを使用してSVMをONTAP Toolsに追加しておく必要があります。
クラスタを追加してデータストアをプロビジョニングすることもできます。
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ESXiホストの接続先のすべてのネットワークについて、サブネットの詳細がkaminoprefs.xmlに入力されていることを確認する必要があります。
「異なるサブネット間でのデータストアのマウントの有効化」を参照してください。
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NFSまたはiSCSIを使用しており、ESXiホストとストレージ システムでサブネットが異なる場合は、kaminoprefsプリファレンス ファイルのNFSまたはiSCSIの設定にESXiホストのサブネット マスクが含まれている必要があります。
このプリファレンス ファイルはvVolデータストアの作成時にも当てはまります。詳細については、「異なるサブネット間でのデータストアのマウントの有効化」および「ONTAP Toolsプリファレンス ファイルの設定」を参照してください。
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VASA Providerが有効な状態で、NFSデータストアまたはVMFSデータストアのストレージ機能プロファイルを指定する場合は、1つ以上のストレージ機能プロファイルを作成しておく必要があります。
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NFSv4.1データストアを作成する場合は、SVMレベルでNFSv4.1を有効にしておく必要があります。
[Provision Datastore]オプションを使用して、データストアのストレージ機能プロファイルを指定できます。ストレージ機能プロファイルを使用することで、一貫したサービス レベル目標(SLO)を指定でき、プロビジョニング プロセスがシンプルになります。ストレージ機能プロファイルはVASA Providerが有効な場合にのみ指定できます。ONTAP Tools for VMware vSphereは、次のプロトコルをサポートしています。
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NFSv3およびNFSv4.1
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VMFS5およびVMFS6
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vSphere 8.0リリース以降では、NVMe/FCプロトコルがサポートされます。
データストアは、NFSボリュームまたはLUN上に作成されます。
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NFSデータストアの場合、ストレージ システム上にNFSボリュームが作成され、エクスポート ポリシーが更新されます。
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VMFSデータストアの場合、新しいボリュームが作成され(既存のボリュームの使用を選択した場合は既存のボリュームが使用される)、LUNおよびigroupが作成されます。
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Kerberos認証には、以下のものが必要になります。
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Active Directory(AD)を備えたWindowsマシン
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ドメイン ネーム サーバー(DNS)
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キー配布センター(KDC)
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Kerberosが設定されたONTAPストレージ システム(クラスタ)
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Kerberosが設定されたESXiホスト
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プロビジョニング時にストレージ機能プロファイルを指定しなかった場合は、[ストレージマッピング]ページを使用してあとでデータストアをストレージ機能プロファイルにマッピングできます。FlexGroupベースのデータストア上にプロビジョニングされた仮想マシンのデータVMDKファイルには、ストレージQoS設定、スループットの上限(最大IOPS)、およびスループットの下限(最小IOPS)を適用できます。QoS設定は、データストア レベルで適用することも、データストアを右クリックして個々の仮想マシン レベルで適用することもできます。この右クリック オプションは、FlexGroupデータストアをベースにしたデータストアまたは仮想マシンでのみ使用できます。データストアにQoSを適用すると、既存のデータストアまたは仮想マシンのQoS設定よりも優先されます。SVM管理レベルのQoSはONTAPでサポートされないため、直接接続のSVM上にプロビジョニングされたデータストアに対してデータストア レベルまたは仮想マシン レベルでQoS設定を適用することはできません。
手順
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データストア プロビジョニング ウィザードには次のどちらかからアクセスできます。
選択元
実行する操作
vSphere Clientの[Home]ページ
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[ホストおよびクラスタ]をクリックします。
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ナビゲーション ペインで、データストアをプロビジョニングするデータセンターを選択します。
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データストアをマウントするホストを指定するには、次の手順を参照してください。
ONTAP Toolsの[ホーム]ページ
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[概要]をクリックします。
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[ご利用にあたって]タブをクリックします。
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[プロビジョニング]ボタンをクリックします。
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[参照]をクリックし、次の手順に従ってデータストアのプロビジョニング先を選択します。
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データストアのマウント先のホストを指定します。
データストアを使用できるようにするホスト
操作
データセンター内のすべてのホスト
データセンターを右クリックし、[Fujitsu ONTAP ツール] > [データストアをプロビジョニング]を選択します。
クラスタ内のすべてのホスト
ホスト クラスタを右クリックし、[Fujitsu ONTAP ツール] > [データストアをプロビジョニング]を選択します。
1台のホスト
ホストを右クリックし、[Fujitsu ONTAP ツール] > [データストアをプロビジョニング]を選択します。
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[新しいデータストア]ダイアログ ボックスの各フィールドを設定し、データストアを作成します。
ダイアログ ボックス内のフィールドのほとんどはわかりやすいもので、説明を必要としません。以下は、説明が必要な一部のフィールドのリストです。
セクション
説明
全般
[新しいデータストア]プロビジョニング ダイアログ ボックスの[全般]セクションには、新しいデータストアのデスティネーション、名前、サイズ、タイプ、およびプロトコルを入力するオプションがあります。
データストアを設定する際は、[NFS]、[VMFS]、[vVols]のいずれかのタイプを選択できます。 vVolタイプを選択すると、NVMe/FCプロトコルが使用可能になります。
NVMe/FCプロトコルは、ONTAP 9.91P3以降のリリースでサポートされます。 -
NFS:NFSデータストアは、NFS3またはNFS4.1プロトコルを使用してプロビジョニングできます。
オプションの[データストアデータをONTAP クラスタ全体に分散する。]を選択することで、ストレージ システムにFlexGroupボリュームをプロビジョニングできます。このオプションを選択すると、[ストレージ機能プロファイルをプロビジョニングに使用する]チェック ボックスの選択が自動的に解除されます。
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VMFS:iSCSIまたはFC/FCoEプロトコルを使用して、ファイルシステム タイプがVMFS5またはVMFS6のVMFSデータストアをプロビジョニングできます。
VASA Providerが有効になっている場合は、ストレージ機能プロファイルを使用するオプションを選択できます。
Kerberos認証
[General]ページでNFS 4.1を選択した場合は、セキュリティ レベルを選択します。
Kerberos認証はFlexVolでのみサポートされます。
ストレージ システム
[全般]セクションで該当するオプションを選択した場合、リストからいずれかのストレージ機能プロファイルを選択できます。
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FlexGroupデータストアをプロビジョニングしている場合、このデータストアに対応するストレージ機能プロファイルはサポートされていません。ストレージ システムとStorage Virtual Machineに対する推奨設定があらかじめ選択されています。ただし、これらの値は必要に応じて変更可能です。
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Kerberos認証の場合は、Kerberosに対応可能なストレージ システムが一覧表示されます。
ストレージ属性
[アグリゲート]オプションと[ボリューム]オプションには推奨値があらかじめ入力されています。これらの値は要件に応じてカスタマイズが可能です。FlexGroupデータストアの場合、アグリゲートは自動的に選択されるため、アグリゲートの選択はサポートされません。
[アドバンスオプション]メニューの下にある[スペースリザベーション]オプションにも、最適な結果となる値があらかじめ設定されています。
(オプション)[イニシエータグループ名の変更]フィールドでイニシエータ グループ名を指定できます。
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まだイニシエータ グループがない場合は、この名前で新しいイニシエータ グループが作成されます。
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指定したイニシエータ グループ名にプロトコル名が追加されます。
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選択したイニシエータを含む既存のigroupが見つかった場合、そのigroupが指定した名前に変更されて再利用されます。
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igroup名を指定しない場合は、デフォルトの名前でigroupが作成されます。
まとめ
新しいデータストアについて指定したパラメーターの概要を確認できます。
「Volume Style」フィールドを使用すると、作成されるデータストアのタイプを区別できます。「Volume Style」は、「FlexVol」または「FlexGroup」のいずれかです。
従来のデータストアに属するFlexGroupは、既存のサイズより小さくすることはできませんが、最大120%まで拡張できます。これらのFlexGroupボリュームではデフォルトのSnapshotが有効になります。 -
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[Summary]セクションで、[Finish]をクリックします。
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