エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11.8 Commands ( CA08871-194 ~ 196 )

コントローラーのNTPの設定

set controller NTPServers コマンドは、コントローラーのクロックがSNTP(Simple Network Time Protocol)を使用する外部ホストと自動的に同期されるようにコントローラーのNTPを設定します。

対応シリーズ

このコマンドは、すべてのSMcliパッケージがインストールされていれば、HB2100/HB2200/HB2300、HB5100/HB5200、AB6100、AB3100を含むあらゆるストレージ システムに適用されます。

ロール

このコマンドをHB2100/HB2200/HB2300、HB5100/HB5200、AB6100、またはAB3100のストレージ システムに対して実行するには、Storage AdminまたはSupport Adminロールが必要です。

コンテキスト

この機能を有効にすると、コントローラーは設定されたNTPサーバーを定期的に照会し、その結果を使用して内部のクロックを更新します。一方のコントローラーだけでNTPが有効になっている場合、代替コントローラーのクロックはNTPが有効なコントローラーと定期的に同期されます。どちらのコントローラーでもNTPが有効になっていない場合は、定期的にコントローラー間で相互にクロックが同期されます。

このコマンドはコントローラー固有です。両方のコントローラーでNTPを設定する必要はありませんが、設定しておくことで、ハードウェア障害や通信障害が発生した場合にストレージ システムの同期度が向上します。

完全修飾ドメイン名を使用してNTPを設定する場合は、処理が正しく実行されるように対象のコントローラーでDNSも設定する必要があります。詳細については、コントローラーのDNSの設定を参照してください。

構文

set controller(a|b) NTPServers=(disabled|auto|(Address1 [keyIdentifier=integerLiteral() keyType=stringLiteral() passPhrase=stringLiteral()] [Address2 [keyIdentifier=integerLiteral() keyType=stringLiteral() passPhrase=stringLiteral()]]))

パラメーター

パラメーター 説明

controller

NTP設定を変更するコントローラー。有効なコントローラー識別子は、aまたはbです。

NTPServers

このパラメーターでは、コントローラーのNTPサーバーを設定します。

  • NTPサポートをオフにする場合は、disabled を指定します。

  • DHCPサーバーから提供されるNTPサーバー アドレスを使用する場合は、auto を指定します。

    このオプションは、コントローラーの少なくとも1つの管理ポートがDHCP経由でインターフェイス パラメーターを取得するように設定され、かつDHCPサーバーにNTPサーバーが少なくとも1つ設定されている場合にのみ使用してください。

  • それ以外の場合は、1つまたは2つのNTPサーバーをスペースで区切って指定します。アドレスは、ドメイン名、IPv4アドレス、またはIPv6アドレスのいずれかで指定できます。複数のアドレスを指定する場合、アドレスの種類が同じである必要はありません。複数のアドレスを指定すると、指定した順にアドレスが使用されます(1番目がプライマリー アドレスで2番目がバックアップ アドレス)。

「例」セクションに示すように、NTPサーバー名は引用符で囲む必要があります。

Address

"DomainName"|IPv4Address|IPv6Address

ドメイン名を指定する場合は、コントローラーがサーバーのIPアドレスを解決できるようにDNSサーバーも設定する必要があります。

keyIdentifier keyType

passPhrase

必要に応じて、これらのパラメーターで、NTP認証を有効にするためのキー クレデンシャルを指定できます。

  • key Identifier は、0~65535の整数です。

  • keyType は、次のいずれかです:none、sha1、sha224、sha256、sha384、sha512。

  • passPhrase は、stringLiteralとして入力される40桁の16進数(0~9およびa~f)、または最長20バイトの英数字文字列のいずれかです。

set controller[a] NTPServers=disabled;
set controller[a] NTPServers=auto;
set controller[a] NTPServers=("0.pool.ntp.org" keyIdentifier=3 keyType="sha1" passPhrase="SomePassword1" "1.us.pool.ntp.org" keyIdentifier=3 keyType="sha1" passPhrase=" SomePassword1");
set controller[b] NTPServers=(192.168.1.105 keyIdentifier=3 keyType="sha1" passPhrase=" SomePassword1" "1.us.pool.ntp.org");
set controller[b] NTPServers=(set controller[b] NTPServers=(2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334 keyIdentifier=3 keyType="sha1" passPhrase=" SomePassword1");
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