SANtricity 11.8 Commands

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スクリプト コマンドの表記規則

特定のスクリプト コマンドに固有の構文については、各スクリプト コマンドの説明の最後にある「メモ」セクションで説明しています。

大文字と小文字の区別 – スクリプト コマンドでは大文字と小文字が区別されません。スクリプト コマンドは、小文字、大文字、または両方を混在させて入力できます(次のコマンドの説明では、コマンド名を読みやすくし、コマンドの目的を理解しやすくするために、大文字と小文字を混在させています)。

スペース – スクリプト コマンドでは、コマンドの説明で示されているとおりにスペースを入力する必要があります。

角かっこ – 角かっこは次の2つの方法で使用されます。

  • コマンド構文の一部として。

  • パラメーターが省略可能であることを示すため。パラメーター値を角かっこで囲む必要があるかどうかは、各パラメーターの説明で述べられています。

丸かっこ – コマンド構文内の丸かっこは、パラメーターの特定の選択肢を囲んでいます。つまり、パラメーターを使用する場合は、丸かっこで囲まれた値のうちいずれかを入力する必要があります。一般的に、スクリプト コマンドには丸かっこは含めません。ただし、場合によっては、リストを入力するときに、リストを丸かっこで囲む必要があります。該当するリストとしては、トレイIDの値やスロットIDの値のリストがあります。パラメーター値を丸かっこで囲む必要があるかどうかは、各パラメーターの説明で述べられています。

縦棒 – スクリプト コマンド内の縦棒は、"` または "の意味で、パラメーターの有効な値を区切ります。たとえば、コマンドの説明で、`raidLevel パラメーターの構文は次のように表示されます。

 raidLevel=(0 | 1 | 3 | 5 | 6)

raidLevel パラメーターを使用してRAIDレベル5を設定するには、次の値を入力します。

 raidLevel=5

ドライブの場所 – ドライブの場所を識別するCLIコマンドは、大容量ドライブ トレイと小容量ドライブ トレイの両方をサポートします。大容量ドライブ トレイには、ドライブを格納するドロワーがあります。ドロワーをドライブ トレイから引き出して、ドライブへのアクセスを提供します。小容量ドライブ トレイにはドロワーはありません。大容量ドライブ トレイの場合は、ドライブ トレイの識別子(ID)、ドロワーのID、ドライブが格納されているスロットのIDを指定する必要があります。小容量ドライブ トレイの場合は、ドライブ トレイのIDと、ドライブが格納されているスロットのIDのみを指定する必要があります。小容量ドライブ トレイの場合、ドライブの場所を特定するもう1つの方法は、ドライブ トレイのIDを指定し、ドロワーのIDを0に設定し、ドライブが格納されているスロットのIDを指定することです。IDの値はそれぞれカンマで区切ります。ID値のセットを複数入力する場合は、値のセットをそれぞれスペースで区切ります。

CLIでドライブを指定する場合は2つの規則があります。使用する規則は各コマンドで指定されています。1つ目の規則では、等号と丸かっこを使用します。

 drive=\(trayID,[drawerID,]slotID\)

2つ目の規則では、等号は使用せず、指定したドライブを角かっこで囲みます。

 drive \[trayID,[drawerID,]slotID\]

丸かっこを使用する例を以下にいくつか示します。

(1,1 1,2 1,3 1,4 2,1 2,2 2,3 2,4)

大容量ドライブ トレイの場合は、次の例になります。

(1,1,1 1,2,2 1,3,3 1,4,4 2,1,1 2,2,2 2,3,3 2,4,4)

斜体の用語 – コマンド内で斜体で示された用語は、指定する必要のある値または情報を示します。たとえば、次のような斜体の用語があるとします。

 *numberOfDrives*

この場合は、斜体の用語を、スクリプト コマンドに含めるドライブの数に置き換えます。

セミコロン – スクリプト コマンドはセミコロン(;)で終了する必要があります。コマンドライン上またはスクリプト ファイル内では、複数のスクリプト コマンドを入力できます。たとえば、次のスクリプト ファイルでは、セミコロンを使用して各スクリプト コマンドが区切られています。

create volume drives=(0,2 0,3 1,4 1,5 2,6 2,7) raidLevel=5 userLabel=”v1” capacity=2gb owner=a;
create volume volumeGroup=2 userLabel=”v2” capacity=1gb owner=b;
create volume volumeGroup=2 userLabel=”v3” capacity=1gb owner=a;
create volume drives=(0,4 0,5 1,6 1,7 2,8 2,9) raidLevel=5 userLabel=”v4” capacity=2gb owner=b;
create volume volumeGroup=3 userLabel=”v5” capacity=1gb owner=a;
create volume volumeGroup=3 userLabel=”v6” capacity=1gb owner=b;
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