SANtricity 11.8 Commands

to English version

ストレージ システムの内部セキュリティ キーの設定

set storageArray securityKey コマンドは、ドライブ セキュリティ機能を実装するためにストレージ システム全体で使用されるセキュリティ キーを設定します。

対応シリーズ

このコマンドは、すべてのSMcliパッケージがインストールされていれば、HB2100/HB2200/HB2300、HB5100/HB5200、AB6100、AB3100を含むあらゆるストレージ システムに適用されます。

ロール

このコマンドをHB2100/HB2200/HB2300、HB5100/HB5200、AB6100、またはAB3100のストレージ システムに対して実行するには、Security Adminロールが必要です。

コンテキスト

ストレージ システム内のセキュリティ対応ドライブをセキュリティ保護されたボリューム グループまたはディスク プールに割り当てると、そのドライブはセキュリティ キーを使用してセキュリティ有効ドライブになります。セキュリティ キーを設定する前に、create storageArray securityKey コマンドでセキュリティ キーを作成する必要があります。

このコマンドは、内部キー管理にのみ適用されます。

構文

set storageArray securityKey

パラメーター

なし。

セキュリティ対応ドライブには暗号化処理を高速化するハードウェアが搭載され、一意のドライブ キーが設定されています。セキュリティ対応ドライブは、セキュリティ保護されたボリューム グループに追加されるまで他のドライブと同じように動作し、追加された時点でセキュリティ有効ドライブになります。

セキュリティ有効ドライブは、電源が投入されるたびにコントローラーから正しいセキュリティ キーを取得する必要があり、取得するまではデータの読み取り / 書き込みを実行できません。つまり、セキュリティ有効ドライブは2つのキーを使用します。1つはデータの暗号化と復号化を行うドライブ キー、もう1つは暗号化プロセスと復号化プロセスを許可するセキュリティ キーです。set storageArray securityKey コマンドは、ストレージ システム内のすべてのコントローラーとセキュリティ有効ドライブに対してセキュリティ キーをコミットします。Full Disk Encryption機能により、セキュリティ有効ドライブがストレージ システムから物理的に取り外された場合、セキュリティ キーがわからないかぎりそのドライブのデータを他のデバイスから読み取ることはできません。

Top of Page