SANtricity 11.8 Commands

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スクリプト コマンドの構造

すべてのスクリプト コマンドは次の構造になります。

*command operand-data* (*statement-data*)
  • command は実行する操作を特定します。

  • operand-data は、ストレージ システムに関連付けられている、設定または管理対象のオブジェクトです。

  • statement-data は、コマンドの実行に必要な情報を提供します。

operand-data の構文は次のとおりです。

(*object-type* | all *object-types* | [*qualifier*] (*object-type* [*identifier*] (*object-type* [*identifier*] | *object-types* [*identifier-list*])))

オブジェクトは次のいずれかの方法で識別できます。

  • オブジェクト タイプ – コマンドが特定のオブジェクトを参照していない場合に使用します。

  • all パラメーター プレフィックス – コマンドがストレージ システム内の指定されたタイプのすべてのオブジェクトを参照している場合に使用します(例:allVolumes)。

  • 角かっこ – 特定のオブジェクトに対してコマンドを実行する場合、そのオブジェクトの識別に使用します(例:volume [engineering])。

  • 識別子のリスト – 一連のオブジェクトを指定するために使用します。オブジェクト識別子は角かっこで囲みます(例:volumes [sales engineering marketing])。

オブジェクトを説明する情報を追加する場合は、修飾子が必要です。

オブジェクト タイプと各オブジェクト タイプに関連付けられている識別子を次の表に示します。

オブジェクト タイプ 識別子

controller

aまたはb

drive

ドロワーを備えたエンクロージャの場合は、トレイID、ドロワーID、スロットIDを使用します。または、トレイIDとスロットIDだけを使用します。

replacementDrive

ドロワーを備えたエンクロージャの場合は、トレイID、ドロワーID、スロットIDを使用します。または、トレイIDとスロットIDだけを使用します。

driveChannel

ドライブ チャネル識別子

host

ユーザー ラベル

hostChannel

ホスト チャネル識別子

hostGroup

ユーザー ラベル

hostPort

ユーザー ラベル

iscsiInitiator

ユーザー ラベルまたはiSCSI Qualified Name(IQN)

iscsiTarget

ユーザー ラベルまたはIQN

storageArray

該当なし

tray

トレイID

volume

ボリュームのユーザー ラベルまたはボリュームのWorld Wide Identifier(WWID)(set コマンドのみ)

volumeCopy

ターゲット ボリュームのユーザー ラベル、およびソース ボリュームのユーザー ラベル(オプション)

volumeGroup

ユーザー ラベル

有効な文字は、英数字、ハイフン、アンダースコアです。

statement-dataの形式は次のとおりです。

  • パラメーター = 値(例:raidLevel=5

  • パラメーター名(例:batteryInstallDate

  • 処理名(例:redundancyCheck

ユーザーが指定するエントリ(ユーザー ラベルなど)は変数と呼ばれ、構文では斜体で表示されます(trayIDvolumeGroupName など)。

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