エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11.8 Commands ( CA08871-194 ~ 196 )

サポート バンドルの自動収集のスケジュール設定

SMcli -supportBundle schedule コマンドは、1つ以上のストレージ システムでサポート バンドルを保存するスケジュールを作成または削除します。システムと構成の情報を富士通のサポートに送信して分析と診断を依頼するには、サポート バンドルに情報を収集します。

このコマンドはSMcliコマンドであり、スクリプト コマンドではありません。このコマンドは、コマンドラインから実行する必要があります。このコマンドは、ストレージ管理ソフトウェア内のスクリプト エディタから実行することはできません。

次の2種類のスケジュールを作成できます。

  • 日次 / 週次 - 新しい構成を監視したり既存の構成をトラブルシューティングしたりするために頻繁にデータを収集する必要がある場合は、このスケジュールを使用します。

  • 月次 / 年次 – ストレージ システムの長期的な運用を評価するためにデータを収集する場合は、このスケジュールを使用します。

日次 / 週次スケジュールを作成するための構文

SMcli -supportBundle schedule enable
(all | storageArrayName)
startTime=HH:MM
startDate=MM:DD:YYYY
endDate=MM:DD:YYYY
daysOfWeek=[Sunday Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday Saturday]
data=pathName

月次 / 年次スケジュールを作成するための構文

SMcli -supportBundle schedule enable
(all | storageArrayName)
startTime=HH:MM
startDate=MM:DD:YYYY
endDate=MM:DD:YYYY
months=[January February March April May June July August September October
November December]
weekNumber=(First|Second|Third|Fourth|Last)
dayOfWeek=(Sunday|Monday|Tuesday|Wednesday|Thursday|Friday|Saturday)|
onDays=[1-31] |
data=pathName

スケジュールを削除するための構文

次のコマンドは、ストレージ システムのスケジュールを完全に削除します。サポート バンドル情報の保存を再開するには、新しいスケジュールを作成する必要があります。

SMcli -supportBundle schedule disable
(all|storageArrayName)

パラメーター

次の表に、日次 / 週次スケジュールのパラメーターを示します。

パラメーター 説明

enable

重大なMELイベントが検出されたときに、サポート バンドルの自動収集を有効にします。このパラメーターを指定すると、一時停止されていたサポート バンドル データの収集が再開されます。新しいスケジュールを作成するとき、または既存のスケジュールを変更するときは、このパラメーターを使用する必要があります。

all

ホストで検出されたすべてのストレージ システムを対象に収集スケジュールを設定するには、このパラメーターを使用します。

storageArrayName

スケジュールを設定する特定のストレージ システムの名前。

startTime

サポート バンドルの収集を開始する時刻。時刻の入力形式はHH:MMで、HHは時間、MMは分です。24時間形式を使用します。

デフォルトは「00:00」(午前0時)です。開始時刻を入力せずにサポート バンドルの収集を有効にすると、データの収集は午前0時に実行されます。

startDate

サポート バンドル データの収集を開始する日付。日付の入力形式はMM:DD:YYです。

デフォルトは現在の日付です。

endDate

サポート バンドル データの収集を停止する日付。日付の入力形式はMM:DD:YYです。

デフォルトは「none」です。

このパラメーターを使用する場合は、開始日より1週間以上先の過去ではない日付を指定する必要があります。

daysOfWeek

サポート バンドル データを収集する曜日(複数可)。特定の曜日にサポート バンドル データを収集するには、このパラメーターを使用します。次に例を示します。

daysOfWeek=[Tuesday]
daysOfWeek=[Monday Wednesday Friday]

曜日は角かっこ([ ])で囲みます。複数の日を入力する場合は、各日をスペースで区切ります。

data

サポート バンドル データの保存先となるファイル パスとファイル名。次に例を示します。

file="C:\Program Files\CLI\sup\data.txt"

任意のファイル拡張子を使用できます。

ファイルのパスと名前は二重引用符(" ")で囲みます。

次の表に、月次 / 年次スケジュールのパラメーターを示します。

パラメーター 説明

enable

重大なMELイベントが検出されたときに、サポート バンドルの自動収集を有効にします。このパラメーターを指定すると、一時停止されていたサポート バンドル データの収集が再開されます。新しいスケジュールを作成するとき、または既存のスケジュールを変更するときは、このパラメーターを使用する必要があります。

all

ホストで検出されたすべてのストレージ システムを対象に収集スケジュールを設定するには、このパラメーターを使用します。

storageArrayName

スケジュールを設定する特定のストレージ システムの名前。

startTime

サポート バンドルの収集を開始する時刻。時刻の入力形式はHH:MMで、HHは時間、MMは分です。24時間形式を使用します。

デフォルトは「00:00」(午前0時)です。開始時刻を入力せずにサポート バンドルの収集を有効にすると、データの収集は午前0時に実行されます。

startDate

サポート バンドル データの収集を開始する日付。日付の入力形式はMM:DD:YYです。

デフォルトは現在の日付です。

endDate

サポート バンドル データの収集を停止する日付。日付の入力形式はMM:DD:YYです。

デフォルトは「none」です。

months

サポート バンドル データを収集する月(複数可)。特定の月にサポート バンドル データを収集するには、このパラメーターを使用します。次に例を示します。

months=[June]
months=[January April July October]

月は角かっこ([ ])で囲みます。複数の月を入力する場合は、各月をスペースで区切ります。

weekNumber

サポート バンドル データを収集する週。次に例を示します。

weekNumber=first

dayOfWeek

サポート バンドル データを収集する曜日。1つの曜日にのみサポート バンドル データを収集するには、このパラメーターを使用します。次に例を示します。

dayOfWeek=Wednesday

onDays

サポート バンドル データを収集する月内の特定の日(複数可)。次に例を示します。

onDays=[15]
onDays=[7 21]

日は角かっこ([ ])で囲みます。複数の日を入力する場合は、各日をスペースで区切ります。

onDays パラメーターは、weekNumber パラメーターおよび dayOfWeek パラメーターと同時に使用できません。

data

サポート バンドル データの保存先となるファイル パスとファイル名。次に例を示します。

file="C:\Program Files\CLI\sup\data.txt"

任意のファイル拡張子を使用できます。

ファイルのパスと名前は二重引用符(" ")で囲みます。

次の表に、スケジュールを削除する場合のパラメーターを示します。

パラメーター 説明

disable

サポート バンドルの自動収集を無効にするとともに、以前に定義されたすべてのスケジュールをただちに削除します。

スケジュールを無効にすると、そのスケジュールが削除されます。

all

ホストで検出されたすべてのストレージ システムを対象に収集スケジュールを設定するには、このパラメーターを使用します。

storageArrayName

スケジュールを設定する特定のストレージ システムの名前。

all パラメーターを使用してすべてのストレージ システムに共通のスケジュールを設定すると、個々のストレージ システムのスケジュールは削除されます。すべてのストレージ システムに1つのスケジュールが設定されている場合、新たに検出されたストレージ システムにはこのスケジュールが設定されます。すべてのストレージ システムに1つのスケジュールを設定したあとに単一のストレージ システムにスケジュールを設定すると、新たに検出されたストレージ システムにはスケジュールは設定されません。

このコマンドの使用例を次に示します。最初の例では、次の基準を満たす、サポート バンドル データ収集用の日次 / 週次スケジュールを作成します。

  • ストレージ システム名はDevKit4

  • 収集開始時刻は02:00(午前2時)

  • 開始日は05:01:2013(2013年5月1日)

  • 毎週月曜日と金曜日にデータを収集

  • このスケジュールには終了日がなく、停止するには SMcli -supportBundle schedule disable コマンドの実行が必要

SMcli -supportBundle schedule enable DevKit4 startTime=02:00
startDate=05:01:2013 endDate=05:10:2014 daysOfWeek=[Monday Friday]

2番目の例では、次の基準を満たす、サポート バンドル データ収集用の月次 / 年次スケジュールを作成します。

  • ストレージ システム名はeng_stor1

  • 収集開始時刻は04:00(午前4時)

  • 開始日は05:01:2013(2013年5月1日)

  • 3月、4月、5月、6月、8月にデータを収集

  • 各月の1日と21日にデータを収集

  • このスケジュールには終了日がなく、停止するには SMcli -supportBundle schedule disable コマンドの実行が必要

SMcli -supportBundle schedule enable eng_stor1 startTime=04:00
startDate=05:01:2013 months=[March April May June August] onDays=[1 21]

3番目の例では、次の基準を満たす、サポート バンドル データ収集用の月次 / 年次スケジュールを作成します。

  • ストレージ システム名はfirmware_2

  • 収集開始時刻は22:00(午後10時)

  • 開始日は05:01:2013(2013年5月1日)

  • 3月、4月、5月、6月、8月にデータを収集

  • 各月の1週目の金曜日にデータを収集

  • このスケジュールは05:10:2014(2014年5月10日)に終了

SMcli -supportBundle schedule enable firmware_2 startTime=22:00
startDate=05:01:2013 endDate=05:10:2014 months=[March April May June August]
weekNumber=First dayOfWeek=Friday
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