SANtricity 11.8 Commands

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SMcli httpsモード

SMcliは https モードで動作し、追加のセキュリティ機能を提供します。

https クライアントで使用可能な新しいセキュリティ機能は次のとおりです。

  • 高度なセキュリティを確保するには、信頼された証明書を使用する証明書認証が必要です。-k オプションを使用すると、セキュアーでないモードで自己署名証明書を使用してコマンドを実行できます。

  • ロールベース アクセス管理を使用して、さまざまなセキュリティ権限をさまざまなロールに割り当てることができます。ユーザー名引数を指定してコマンドを実行するには、-u オプションを使用します。

  • symbol モードで使用可能であった従来のパスワード引数を https モードで使用して、特定のユーザー ロールのパスワードを指定することもできます。-p オプションは、コマンドラインでパスワードを指定するために使用します。また、-P オプションを使用して、ファイルまたは stdin からパスワードを読み込むこともできます。

このトピックのいくつかの例では、新しいコマンドライン パラメーターを使用しています。

パスワードを必要とする処理、https クライアント モード、信頼された証明書がシステムにインストールされている

次の例では、ユーザー名とパスワードの両方のオプションが指定されており、信頼された証明書がシステムにインストールされています。

C:\Program Files\StorageManager\client>SMcli -n Array1 -u admin@local -p adminPassword -c "set storageArray cacheBlockSize=4;"

Syntax check complete.

Executing script...

Script execution complete.

SMcli completed successfully.

パスワードを必要とする処理、https クライアント モード、信頼された証明書がシステムにインストールされていない

次の例では、ユーザー名とパスワードの両方のオプションが指定されていますが、信頼された証明書がシステムにインストールされておらず、-k オプションは使用されていません。この例は、返される出力を示しています。

C:\Program Files\StorageManager\client>SMcli -n Array1 -u admin@local -p adminPassword -c "set storageArray cacheBlockSize=4;"

Unable to establish a secure connection to the storage system as we were unable to confirm the connection is secure.
Please configure the storage system to use a trusted security certificate. If the problem persists, contact Fujitsu Support.

SMcli failed.

パスワードを必要とする処理、https クライアント モード、信頼された証明書がインストールされていないが、-kを指定して自己署名証明書を使用する

次の例では、前の例と同様にユーザー名とパスワードの両方のオプションが指定されていますが、信頼された証明書がシステムにインストールされていません。ただしここでは、自己署名証明書を使用するために -k オプションが指定されています。

C:\Program Files\StorageManager\client>SMcli -n Array1 -u admin@local -p adminPassword -c "set storageArray cacheBlockSize=4;" -k
Performing syntax check...

Syntax check complete.

Executing script...

Script execution complete.

symbol クライアント モードを使用するこの例でコマンドを正常に完了するには、パスワード オプションのみ必要です。

C:\Program Files\StorageManager\client>SMcli -n Array1 -p adminPassword -c "set storageArray cacheBlockSize=4;"
Performing syntax check...

Syntax check complete.

Executing script...

Script execution complete.

SMcli completed successfully.

読み取り専用の処理、symbol クライアント モード

symbol クライアント モードのこの例では、ユーザー名もパスワードも指定されていません。このコマンドは、読み取り専用の処理の場合にのみ正常に完了します。

C:\Program Files\StorageManager\client>SMcli -n Array1  -c "show allVolumes;"
Performing syntax check...

Syntax check complete.

Executing script...

STANDARD/THIN VOLUMES------------------------------

   Number of volumes: 0
Missing Volumes

   Number of missing volumes: 0


Script execution complete.

SMcli completed successfully.

読み取り専用の処理、httpクライアント モード

次の例でも読み取り専用の処理を使用し(ただし、https クライアント モードで実行)、必要とされるユーザー名とパスワードの両方を、自己署名証明書を承認するための -k とともに指定します。https クライアント モードでは、読み取り専用の処理にもパスワードが必要です。

C:\Program Files\StorageManager\client>SMcli -n Array1 -u admin@local -p adminPassword -c "show allVolumes;" -k
Performing syntax check...

Syntax check complete.

Executing script...

THICK/THIN VOLUMES------------------------------

   Number of volumes: 0
Missing Volumes

   Number of missing volumes: 0


Script execution complete.

SMcli completed successfully.
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