SnapCenter Software 4.9

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ホストを追加してSnapCenterカスタム プラグインをインストールするための前提条件

ホストを追加してプラグイン パッケージをインストールする前に、すべての要件を満たしておく必要があります。カスタム プラグインは、WindowsとLinuxのどちらの環境でも使用できます。

  • カスタム プラグインを作成しておく必要があります。詳細については、開発者向け情報を参照してください。

  • MySQLまたはDB2アプリケーションを管理する場合は、ネットアップが提供しているMySQLおよびDB2のカスタム プラグインをダウンロードしておく必要があります。

  • Java 1.8またはJava 11(64ビット)をLinuxホストまたはWindowsホストにインストールしておく必要があります。

  • Windowsホストにプラグインをインストールする際、組み込みでないクレデンシャルを指定する場合や、ユーザーがローカル ワークグループに属している場合は、ホストのUACを無効にする必要があります。

  • カスタム プラグインが、ホストの追加処理を実行するクライアント ホストにインストールされている必要があります。

全般

iSCSIを使用している場合は、iSCSIサービスが実行されている必要があります。

SHA512ハッシュ

  • Fujitsuが提供するカスタム プラグインの場合、カスタム プラグイン ファイルのSHA512ハッシュを、custom_plugin_checksum_listファイルに追加しておく必要があります。

    • Linuxホストの場合、SHA512ハッシュは/var/opt/snapcenter/scc/custom_plugin_checksum_list.txtにあります。

    • Windowsホストの場合、SHA512ハッシュはC:\Program Files\Fujitsu\SnapCenter Plug-in Creator\etc\custom_plugin_checksum_list.txtにあります。

      カスタム インストール パスの場合、SHA512ハッシュは<custom path>\Fujitsu\SnapCenter\Snapcenter Plug-in Creator\etc\custom_plugin_checksum_list.txtにあります。

    custom_plugin_checksum_listは、SnapCenterによるホストへのカスタム プラグイン インストールに含まれています。

  • アプリケーション用に作成したカスタム プラグインの場合、次の手順を実行しておく必要があります。

    1. プラグインzipファイルのSHA512ハッシュを生成します。

      SHA512 Hashなどのオンライン ツールを使用できます。

    2. 生成されたSHA512ハッシュを、custom_plugin_checksum_listファイルの新しい行に追加します。

      コメントは、ハッシュが属するプラグインを識別するために#記号で始まります。

      チェックサム ファイル内のSHA512ハッシュのエントリ例を次に示します。

      #ORASCPM
      03721f567a1e4a1cb5569066b9a58af619ee12b1f8713108f81b696cfbdb81c25232fa63d6e6777a2b2a1ec068bb0a93a59a8ade71587182f8bccbe81f7e0ba6

Windowsホスト

  • ローカル管理者権限があり、リモート ホストに対してローカル ログインのアクセス許可があるドメイン ユーザーが必要です。

  • SnapCenterでクラスタ ノードを管理する場合は、クラスタ内のすべてのノードに対する管理者権限があるユーザーが必要です。

Linuxホスト

  • rootユーザーまたはroot以外のユーザーに対してパスワード ベースのSSH接続を有効にしておく必要があります。

  • Java 1.8またはJava 11(64ビット)をLinuxホストにインストールしておく必要があります。

    SnapCenter ServerホストにWindows Server 2019またはWindows Server 2016を使用している場合は、Java 1.8またはJava 11(64ビット)をインストールする必要があります。要件に関する最新の情報については、富士通サポートにお問い合わせください。

  • いくつかのパスにアクセスできるようにroot以外のユーザーにsudo権限を設定する必要があります。visudo Linuxユーティリティーを使用して、/etc/sudoersファイルに次の行を追加します。

    Sudoバージョン1.8.7以降を使用していることを確認します。
    Cmnd_Alias HPPLCMD = sha224:checksum_value== /home/LINUX_USER/.sc_fujitsu/snapcenter_linux_host_plugin.bin, /opt/NetApp/snapcenter/spl/installation/plugins/uninstall, /opt/NetApp/snapcenter/spl/bin/spl, /opt/NetApp/snapcenter/scc/bin/scc
    Cmnd_Alias PRECHECKCMD = sha224:checksum_value== /home/LINUX_USER/.sc_fujitsu/Linux_Prechecks.sh
    Cmnd_Alias CONFIGCHECKCMD = sha224:checksum_value== /opt/NetApp/snapcenter/spl/plugins/scu/scucore/configurationcheck/Config_Check.sh
    Cmnd_Alias SCCMD = sha224:checksum_value== /opt/NetApp/snapcenter/spl/bin/sc_command_executor
    Cmnd_Alias SCCCMDEXECUTOR =checksum_value== /opt/NetApp/snapcenter/scc/bin/sccCommandExecutor
    LINUX_USER ALL=(ALL) NOPASSWD:SETENV: HPPLCMD, PRECHECKCMD, CONFIGCHECKCMD, SCCCMDEXECUTOR, SCCMD
    Defaults: LINUX_USER !visiblepw
    Defaults: LINUX_USER !requiretty

    LINUX_USERは、作成したroot以外のユーザーの名前です。

    checksum_valueは、C:\ProgramData\Fujitsu\SnapCenter\Package Repositoryにあるoracle_checksum.txtファイルから取得できます。

    この例は、独自のデータを作成する際の参照としてのみ使用してください。
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