SnapCenter Software 4.9

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SnapCenter Standard容量ベース ライセンスの追加

Cloud Volumes ONTAPプラットフォーム上のデータを保護するには、SnapCenter Standard容量ライセンスを使用します。

この容量ライセンスには次のような特徴があります。

  • 51xxxxxxxという形式の9桁のシリアル番号で構成されます。

    ライセンスのシリアル番号と有効な富士通サポート サイトのログイン クレデンシャルを使用して、SnapCenter GUIを使用してライセンスを有効にします。

  • 恒久ライセンスとして購入でき、価格は使用済みストレージ容量と保護対象のデータのいずれか小さい方の容量に基づいて決まります。データはSnapCenterで管理されます。

  • TB単位で購入できます。

    たとえば、1TB、2TB、4TBなどの容量ベース ライセンスを購入できます。

  • 100TBの容量を90日間使用可能な試用版ライセンスが用意されています。

必要なライセンスについては、「SnapCenterのライセンス」を参照してください。

SnapCenterは、管理するCloud Volumes ONTAPストレージの容量使用量を1日1回深夜に自動的に計算します。Standard Capacityライセンスを使用している場合、SnapCenterは、ライセンスされた容量の合計からすべてのボリュームの使用済み容量を差し引いて、未使用容量を計算します。使用済み容量がライセンスされた容量を超えると、SnapCenterダッシュボードに超過使用の警告が表示されます。SnapCenterで容量のしきい値と通知を構成した場合は、使用容量が指定したしきい値に達したときに電子メールが送信されます。

容量ベース ライセンスを追加するための前提条件

容量ベース ライセンスを追加する前に、必要な容量を計算し、容量ベース ライセンスのシリアル番号を取得し、必要に応じてライセンス ファイルを生成する必要があります。

必要な容量の計算

SnapCenter容量ベース ライセンスを購入する前に、SnapCenterで管理するホストの容量を計算する必要があります。

Cloud Volumes ONTAPシステムのクラスタ管理者である必要があります。

タスク概要

SnapCenterは実際の使用済み容量を計算します。ファイルシステムまたはデータベースのサイズが1TBで、使用されているスペースが500GBの場合、SnapCenterは使用済み容量を500GBと算出します。ボリューム容量は、重複排除と圧縮のあと、ボリューム全体の使用済み容量に基づいて計算されます。

手順

  1. ONTAPコマンドラインを使用してコントローラーにログインします。

  2. 使用済みボリューム容量を表示するには、コマンドを入力します。

    select::> vol show -fields used -volume Engineering,Marketing
    vserver volume       used
    ------- ------       ------
    VS1     Engineering  2.13TB
    VS1     Marketing    2.62TB
    
    2	entries were displayed.

    2つのボリュームの使用済み容量の合計は5TB未満です。そのため、5TBのデータをすべて保護する場合、SnapCenter容量ベース ライセンスの最小要件は5TBです。

    ただし、5TBの合計使用済み容量のうち2TBしか保護しない場合は、2TBの容量ベース ライセンスを購入できます。

容量ベース ライセンスのシリアル番号の取得

SnapCenter容量ベース ライセンスのシリアル番号は、注文確認書やドキュメント パッケージに記載されています。

手順

  1. [Systems] > [Software Licenses]に移動します。

  2. [Selection Criteria]領域で、[Show Me All: Serial Numbers and Licenses]ドロップダウン メニューから[SC_STANDARD]を選択します。

    nss license selection
  3. 会社名を入力し、[Go!]をクリックします。

    SnapCenterライセンスの9桁のシリアル番号が51xxxxxxxの形式で表示されます。

  4. シリアル番号をメモします。

ライセンス ファイルの生成

ライセンス ファイルを生成し、SnapCenterホストからアクセスできる場所にファイルをダウンロードして保存できます。

必要なもの

  • Cloud Volumes ONTAPでSnapCenterを使用している必要があります。

  • 51xxxxxxxという形式の、ライセンスのシリアル番号(9桁)が必要です。

手順

  1. [Product Line]フィールドで、プルダウン メニューから[SnapCenter Standard (capacity-based)]を選択します。

  2. [Product Serial Number]フィールドに、SnapCenterライセンスのシリアル番号を入力します

  3. データ プライバシー ポリシーを読んで同意し、[保存]をクリックします。

  4. ライセンス ファイルを保存し、ファイルの場所をメモします。

容量ベース ライセンスの追加

SnapCenterをCloud Volumes ONTAPプラットフォームで使用する場合は、SnapCenter容量ベース ライセンスをインストールする必要があります。

必要なもの

  • SnapCenter Adminユーザーとしてログインする必要があります。

  • 51xxxxxxxという形式の、ライセンスのシリアル番号(9桁)が必要です。

    ライセンス ファイルを使用してライセンスを追加する場合は、ライセンス ファイルの場所を確認しておく必要があります。

タスク概要

[設定]ページで、次の作業を実行できます。

  • ライセンスを追加する。

  • ライセンスの詳細を表示して、各ライセンスに関する情報を確認する。

  • 既存ライセンスを変更し、ライセンスの容量を更新したり、しきい値通知の設定を変更したりする。

  • 既存のライセンスを置き換える場合やライセンスが不要になった場合にライセンスを削除する。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[設定]をクリックします。

  2. [設定]ページで、[ソフトウェア]をクリックします。

  3. [ソフトウェア]ページの[ライセンス]セクションで、[追加]add policy from resourcegroup)をクリックします。

  4. [SnapCenter ライセンスを追加]ウィザードで、次のいずれかの方法で追加するライセンスを入手します。

    フィールド 操作

    ライセンス ファイル

    1. ライセンス ファイルの場所を参照して選択します。

    2. [Open]をクリックします。

  5. [Notifications]ページで、SnapCenterからEメール、EMS、およびAutoSupportの通知を受け取る容量しきい値を入力します。

    デフォルトのしきい値は90%です。

  6. Eメール通知用のSMTPサーバーを設定するには、[設定] > [グローバル設定] > [通知サーバ設定]をクリックし、次の詳細を入力します。

    フィールド 操作

    E メール設定

    [Always]または[Never]のいずれかを選択します。

    E メール設定を指定

    [Always]を選択した場合、次の情報を指定します。

    • 送信元Eメール アドレス

    • 受信者のEメール アドレス

    • オプション:デフォルトの件名の編集

      デフォルトの件名は、「SnapCenter License Capacity Notification」です。

  7. イベント管理システム (EMS) メッセージをストレージシステムのsyslogに送信したり、失敗した操作に対してAutoSupportメッセージをストレージシステムに送信したりする場合は、適切なチェックボックスをオンにします。発生する可能性のある問題のトラブルシューティングに役立つように、AutoSupportを有効にすることをお勧めします。

  8. 次へ を選択します。

  9. 概要を確認し、 [完了] を選択します。

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