エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )

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セキュリティ機能

SnapCenterでは、データの安全を確保するために厳格なセキュリティおよび認証機能を採用しています。

SnapCenterのセキュリティ機能を次に示します。

  • SnapCenterへの通信には、いずれもHTTP over SSL(HTTPS)が使用されます。

  • SnapCenterでは、すべてのクレデンシャルがAdvanced Encryption Standard(AES)暗号化を使用して保護されます。

  • SnapCenterで使用しているセキュリティ アルゴリズムは、Federal Information Processing Standard(FIPS)に準拠しています。

  • SnapCenterでは、お客様から提供された承認済みCA証明書の使用がサポートされています。

  • SnapCenter 4.3以降では、ONTAPとのTransport Layer Security(TLS)1.2通信がサポートされています。クライアントとサーバーの間の通信にもTLS 1.2を使用できます。

  • SnapCenter 5.0では、ONTAPとのTransport Layer Security(TLS)1.3通信がサポートされています。

  • SnapCenterは、ネットワーク通信全体のセキュリティを確保するために、特定のSSL暗号スイートのセットをサポートしています。

  • SnapCenterは、ファイアウォールの内側、つまり社内のネットワークにインストールされ、SnapCenterサーバーへのアクセスと、SnapCenterサーバーとプラグイン間の通信を可能にします。

  • SnapCenter APIおよび処理アクセスでは、AES暗号化で暗号化されたトークンが使用されます。このトークンは24時間後に期限切れになります。

  • SnapCenterのログインは、Windows Active Directoryと統合されています。また、アクセス権限を制御するロールベース アクセス制御(RBAC)も統合されています。

  • IPSecは、ONTAP上のSnapCenterでWindowsおよびLinuxホスト マシンに対してサポートされます。詳細はこちらをご覧ください。

  • SnapCenterのPowerShellコマンドレット セッションはセキュリティで保護されます。

  • デフォルトでは、操作を行わないまま15分が経過すると、5分後にSnapCenterからログアウトすることを示す警告が表示されます。最後に操作を行ってから20分が経過した時点で、SnapCenterからログアウトされ、再ログインが必要になります。ログアウト期間は変更できます。

  • ログインに5回以上失敗すると一時的にログインできなくなります。

  • SnapCenter ServerとONTAP間のCA証明書認証がサポートされています。

  • 整合性検証ツールがSnapCenter Serverとプラグインに追加され、新規インストールおよびアップグレード処理の際に、配布されたすべてのバイナリーが検証されます。

CA証明書の概要

SnapCenter Serverインストーラでのインストール中、一元的なSSL証明書のサポートが有効になります。SnapCenterでは、サーバーとプラグイン間のセキュアーな通信を強化するために、お客様から提供された承認済みCA証明書の使用がサポートされています。

CA証明書は、SnapCenter Serverと該当するプラグインをインストールしたあとに導入する必要があります。 詳細については、CA証明書CSRファイルの生成を参照してください。

SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのCA証明書を導入することもできます。詳細については、証明書の作成とインポートを参照してください。

双方向SSL通信

双方向SSL通信は、SnapCenter Serverとプラグインの間の相互通信を保護します。

証明書ベースの認証の概要

証明書ベースの認証は、SnapCenterプラグインホストにアクセスしようとする各ユーザーの信頼性を検証します。ユーザーは、秘密キーなしでSnapCenter Server証明書をエクスポートし、プラグインホストの信頼できるストアにインポートする必要があります。証明書ベースの認証は、双方向SSL機能が有効になっている場合にのみ機能します

多要素認証(MFA)

MFAでは、Security Assertion Markup Language(SAML)を介してサードパーティのアイデンティティー プロバイダー(IdP)を使用して、ユーザー セッションを管理します。この機能は、既存のユーザー名とパスワードと併せて、TOTP、生体認証、プッシュ通知などの複数の要素を使用するオプションを提供することで、認証セキュリティを強化します。また、お客様は独自のユーザー アイデンティティー プロバイダーを使用して、ポートフォリオ全体で統合ユーザー ログイン(SSO)を実現できます。

MFAを有効にする方法については、「多要素認証(MFA)を有効にする」を参照してください。

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