SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )
Oracleリソースのバックアップ
どのリソース グループにもまだ含まれていないリソースは、[リソース]ページからバックアップすることができます。
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左側のナビゲーション ペインで、[Resources]を選択し、リストから適切なプラグインを選択します。
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[Resources]ページで、[View]リストから[Database]を選択します。
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をクリックし、ホスト名とデータベース タイプを選択してリソースをフィルターします。
そのあとにをクリックすると、フィルター ペインが閉じます。
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バックアップするデータベースを選択します。
[Database-Protect]ページが表示されます。
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[リソース]ページで実行できる手順は次のとおりです。
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Snapshotコピー名にカスタムの名前形式を使用する場合は、このチェック ボックスをオンにしてから、名前形式を入力します。
たとえば、
customtext_policy_hostname
やresource_hostname
などです。デフォルトでは、Snapshotコピーの名前の後ろにタイムスタンプが付加されます。 -
バックアップの対象から外すアーカイブ ログ ファイルのデスティネーションを指定します。
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[ポリシー]ページで、次の手順を実行します。
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ドロップダウン リストから1つ以上のポリシーを選択します。
をクリックしてポリシーを作成できます。 [Configure schedules for selected policies]セクションに、選択したポリシーがリストされます。
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[Configure Schedules]列でをクリックして、目的のポリシーのスケジュールを設定します。
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[Add schedules for policy policy_name]ウィンドウで、スケジュールを設定し、[OK]を選択します。
policy_nameは、選択したポリシーの名前です。
設定したスケジュールが[Applied Schedules]列にリストされます。
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[Verification]ページで、次の手順を実行します。
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[Load locators]をクリックしてSnapMirrorボリュームまたはSnapVaultボリュームをロードして、セカンダリー ストレージを検証します。
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[Configure Schedules]列でをクリックして、ポリシーのすべてのスケジュール タイプに対して検証スケジュールを設定します。
[Add Verification Schedules policy_name]ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。 -
[Run Verification after Backup]を選択します。
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[Run scheduled verification]を選択し、ドロップダウン リストからスケジュール タイプを選択します。
Flex ASMセットアップでは、カーディナリティがRACクラスタ内のノード数より少ない場合、リーフ ノードで検証処理を実行できません。 ..セカンダリー ストレージでバックアップを検証する場合は、**[Verify on secondary location]**を選択します。 ..**[OK]**をクリックします。
設定した検証スケジュールが、[Applied Schedules]列にリストされます。
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[Notification]ページで、[Email preference]ドロップダウン リストからEメールを送信するシナリオを選択します。
送信者と受信者のEメール アドレス、およびEメールの件名を指定する必要があります。リソースに対して実行されたバックアップ処理のレポートを添付する場合は、[Attach Job Report]を選択します。
Eメール通知を利用する場合は、GUIまたはPowerShellコマンド Set-SmSmtpServer
を使用して、SMTPサーバーの詳細を指定しておく必要があります。 -
概要を確認し、[完了]をクリックします。
データベース トポロジーのページが表示されます。
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[Back up Now]をクリックします。
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[バックアップ]ページで次の手順を実行します。
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リソースに複数のポリシーを適用した場合は、バックアップに使用するポリシーを[ポリシー]ドロップダウン リストから選択します。
オンデマンド バックアップ用に選択したポリシーがバックアップ スケジュールに関連付けられている場合、オンデマンド バックアップは、スケジュール タイプの保持設定に基づいて保持されます。
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[バックアップ]をクリックします。
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[モニタ] > [ジョブ]をクリックし、処理の進捗状況を監視します。
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AIXのセットアップでは、
lkdev
コマンドを使用して、バックアップされたデータベースの格納先であるドライブをロックし、rendev
コマンドを使用してディスク名を変更することができます。そのバックアップを使用してリストアを実行する際、デバイスのロックおよび名前変更がリストア処理に影響することはありません。
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データベース クエリの実行時間がタイムアウト値を超えたためにバックアップ処理が失敗した場合は、
Set-SmConfigSettings
コマンドレットを実行して、ORACLE_SQL_QUERY_TIMEOUTおよびORACLE_PLUGIN_SQL_QUERY_TIMEOUTパラメーターの値を変更する必要があります。パラメーターの値を変更したら、次のコマンドを実行してSnapCenter Plug-in Loader(SPL)サービスを再起動します:
/opt/NetApp/snapcenter/spl/bin/spl restart
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ファイルにアクセスできず、検証プロセス中にマウント ポイントを使用できない場合、処理が失敗し、エラー コードDBV-00100 Specified FILEが表示されることがあります。sco.propertiesのVERIFICATION_DELAYおよびVERIFICATION_RETRY_COUNTパラメーターの値を変更する必要があります。
パラメーターの値を変更したら、次のコマンドを実行してSnapCenter Plug-in Loader(SPL)サービスを再起動します:
/opt/NetApp/snapcenter/spl/bin/spl restart
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MetroCluster構成では、フェイルオーバー後にSnapCenterで保護関係を検出できないことがあります。
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VMDK上のアプリケーション データをバックアップする場合に、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのJavaヒープ サイズが不足していると、バックアップが失敗することがあります。
Javaヒープ サイズを増やすには、スクリプト ファイル/opt/netapp/init_scripts/scvserviceを探します。このスクリプトでは、
do_start method
コマンドによってSnapCenter VMwareプラグイン サービスが開始されます。このコマンドを次のように更新します。Java -jar -Xmx8192M -Xms4096M