エフサステクノロジーズ株式会社

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SnapCenter Software 6 マニュアル ( CA08871-404 )

IBM Db2のバックアップ ポリシーの作成

SnapCenterを使用してIBM Db2のリソースをバックアップする前に、バックアップ対象のリソースまたはリソース グループのバックアップ ポリシーを作成する必要があります。バックアップ ポリシーとは、バックアップをどのように管理し、スケジューリングし、保持するかを定める一連のルールです。

開始する前に
  • バックアップ戦略を定義しておく必要があります。

    詳細については、IBM Db2データベースのデータ保護戦略の定義に関する情報を参照してください。

  • SnapCenterのインストール、ホストの追加、ストレージ システム接続の作成、リソースの追加などのタスクを実行して、データ保護の準備をしておく必要があります。

  • ユーザーがSnapshotをミラーまたはバックアップにレプリケートする場合は、ソース ボリュームとデスティネーション ボリューム両方のSVMをSnapCenter管理者がユーザーに割り当てる必要があります。

    ポリシーで、レプリケーション、スクリプト、アプリケーション設定を指定することもできます。それらのオプションを指定しておくことで、別のリソース グループにポリシーを再利用して時間を節約することができます。

タスク概要
  • SnapLock

    • [Retain the backup copies for a specific number of days]オプションを選択した場合は、SnapLockの保持期間をここで指定した保持日数以下にする必要があります。

    • Snapshotのロック期間を指定すると、保持期間が終了するまでSnapshotが削除されません。その結果、ポリシーで指定した数よりも多くのSnapshotが保持される可能性があります。

    • ONTAP 9.12.1以前のバージョンでは、リストアの一環としてSnapLock Vault Snapshotから作成されたクローンが、SnapLock Vaultの有効期限を継承します。SnapLockの有効期限が過ぎたあと、ストレージ管理者がクローンを手動でクリーンアップする必要があります。

プライマリーSnapLock設定はSnapCenterバックアップ ポリシーで管理し、セカンダリーSnapLock設定はONTAPで管理します。
手順
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[Settings]をクリックします。

  2. [Settings]ページで、[Policies]をクリックします。

  3. [New]をクリックします。

  4. [Name]ページで、ポリシーの名前と説明を入力します。

  5. [Policy type]ページで、次の手順を実行します。

    1. ストレージ タイプを選択します。

    2. [Custom backup settings]セクションで、プラグインに渡す必要がある固有のバックアップ設定をキーと値のペアの形式で指定します。

      プラグインに渡すキーと値のペアを複数指定することができます。

  6. [Snapshot]ページで、 [On demand][Hourly][Daily][Weekly][Monthly] のいずれかを選択して、スケジュール タイプを指定します。

    リソース グループを作成する際に、バックアップ処理のスケジュール(開始日、終了日、頻度)を指定することができます。これにより、ポリシーとバックアップ間隔が同じである複数のリソース グループを作成できますが、各ポリシーに異なるバックアップ スケジュールを割り当てることもできます。
    backup settings
    午前2時にスケジュールを設定した場合、夏時間(DST)中はスケジュールがトリガーされません。
  7. [Snapshot settings]セクションで、保持するSnapshotの数を指定します。

    状況 操作

    特定の数のSnapshotを保持

    [Copies to keep]を選択し、保持するSnapshotの数を指定します。

    Snapshotの数が指定した数を超えると、古いものから順にSnapshotが削除されます。

    SnapshotコピーベースのバックアップでSnapVaultレプリケーションを有効にする場合は、保持数を2以上に設定する必要があります。保持数を1に設定すると、新しいSnapshotがターゲットにレプリケートされるまで最初のSnapshotがSnapVault関係の参照Snapshotになるため、保持処理が失敗することがあります。
  8. [Retention and backup]ページで、[Backup Type]ページで選択したバックアップ タイプとスケジュール タイプの保持設定を指定します。

  9. 概要を確認し、[完了]をクリックします。

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