SnapCenter Software 4.9

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VMware環境でのストレージのプロビジョニング

SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsは、VMware環境でのLUNの作成と管理やSnapshotコピーの管理に使用できます。

サポートされるVMwareゲストOSプラットフォーム

  • サポート対象バージョンのWindows Server

  • Microsoftクラスタ構成

    VMware上でサポートされるノードは、Microsoft iSCSI Software Initiatorを使用する場合は最大16、FCを使用する場合は最大2つです。

  • RDM LUN

    通常のRDMSでは、最大56のRDM LUNと4つのLSI Logic SCSIコントローラーがサポートされます。VMware VM MSCSのボックスツーボックスのPlug-in for Windows構成では、最大42のRDM LUNと3つのLSI Logic SCSIコントローラーがサポートされます。

    VMware ParaVirtual SCSIコントローラーがサポートされます。RDM ドライブでは、256台のドライブがサポートされます。

サポートされているバージョンに関する最新の情報については、富士通営業にお問い合わせください。

VMware ESXiサーバー関連の制限事項

  • 仮想マシンで構成されたMicrosoftクラスタにPlug-in for Windowsをインストールする場合、ESXiクレデンシャルは使用できません。

    クラスタ化された仮想マシンにPlug-in for Windowsをインストールする場合、vCenterのクレデンシャルを使用する必要があります。

  • クラスタ化されたすべてのノードで、同じクラスタ ドライブには同じ(仮想SCSIアダプター上の)ターゲットIDを使用する必要があります。

  • Plug-in for Windowsを使用せずにRDM LUNを作成した場合、プラグイン サービスを再起動し、作成したディスクを認識させる必要があります。

  • VMwareゲストOSでiSCSIイニシエータとFCイニシエータを同時に使用することはできません。

SnapCenterのRDMの処理に必要な最小限のvCenter権限

ゲストOSでRDM処理を実行するには、ホストに対する次のvCenter権限が必要です。

  • Datastore:Remove File

  • Host:Configuration > Storage Partition Configuration

  • Virtual Machine:Configuration

これらの権限を、仮想センター サーバー レベルのロールに割り当てる必要があります。これらの権限を割り当てたロールをroot権限を持たないユーザーに割り当てることはできません。

これらの権限を割り当てたら、ゲストOSにPlug-in for Windowsをインストールできます。

MicrosoftクラスタのFC RDM LUNの管理

Plug-in for Windowsを使用して、FC RDM LUNを使用するMicrosoftクラスタを管理するには、プラグインの外部で共有RDMクォーラムと共有ストレージを作成し、クラスタ内の仮想マシンにドライブを追加しておく必要があります。

ESXi 5.5以降、ESXのiSCSIハードウェアやFCoEハードウェアを使用したMicrosoftクラスタの管理も可能となりました。Plug-in for Windowsでは、設定作業なしでMicrosoftクラスタがサポートされます。

要件

Plug-in for Windowsでは、一定の構成要件を満たしていれば、2つの異なるESXまたはESXiサーバーに属する2台の仮想マシン上のFC RDM LUNを使用したMicrosoftクラスタ(筐体間クラスタ)がサポートされます。

  • 各仮想マシン(VM)が同じバージョンのWindows Serverを実行している必要があります。

  • 各VMware親ホストのESX / ESXiサーバーのバージョンが同じである必要があります。

  • 各親ホストに少なくとも2つのネットワーク アダプターが必要です。

  • 2台のESX / ESXiサーバー間でVMware Virtual Machine File System(VMFS)データストアを少なくとも1つ共有している必要があります。

  • VMwareでは、共有データストアをFC SANで作成することを推奨しています。

    共有データストアは、必要に応じてiSCSIで作成することもできます。

  • 共有RDM LUNが物理互換モードである必要があります。

  • 共有RDM LUNは、Plug-in for Windowsの外部で手動で作成する必要があります。

    共有ストレージに仮想ドライブを使用することはできません。

  • クラスタ内の各仮想マシンに、SCSIコントローラーが物理互換モードで構成されている必要があります。

    準仮想化タイプのSCSIコントローラーはVMware Microsoftクラスタではサポートされていません。

    SCSIコントローラーを仮想マシン上の共有LUNに物理互換モードで追加する場合は、VMware Infrastructure Clientで[Create a new disk]オプションではなく[Raw Device Mappings](RDM)オプションを選択する必要があります。
  • Microsoft仮想マシン クラスタをVMwareクラスタに含めることはできません。

  • Microsoftクラスタに属する仮想マシンにPlug-in for Windowsをインストールする場合は、ESXまたはESXiのクレデンシャルではなくvCenterのクレデンシャルを使用する必要があります。

  • Plug-in for Windowsでは、複数のホストのイニシエータを含むigroupを作成することはできません。

    共有クラスタ ディスクとして使用するRDM LUNを作成する前に、すべてのESXiホストのイニシエータを含むigroupをストレージ コントローラー上に作成しておく必要があります。

  • ESXi 5.0では、FCイニシエータを使用してRDM LUNを作成します。

    RDM LUNを作成すると、ALUAでイニシエータ グループが作成されます。

制限事項

Plug-in for Windowsでは、異なるESXサーバーまたはESXiサーバーに属する異なる仮想マシン上のFC / iSCSI RDM LUNを使用するMicrosoftクラスタがサポートされます。

この機能は、ESX 5.5i以前のリリースではサポートされていません。
  • Plug-in for Windowsでは、ESX iSCSIおよびNFSデータストア上のクラスタはサポートされません。

  • Plug-in for Windowsでは、クラスタ環境でのイニシエータの混在はサポートされません。

    イニシエータはFCとMicrosoft iSCSIのどちらか一方にする必要があります。

  • ESX iSCSIイニシエータとHBAはMicrosoftクラスタ内の共有ドライブではサポートされません。

  • Plug-in for Windowsでは、Microsoftクラスタに属する仮想マシンのvMotionによる移行はサポートされません。

  • Plug-in for Windowsでは、Microsoftクラスタ内の仮想マシンでのMPIOはサポートされません。

共有FC RDM LUNの作成

FC RDM LUNを使用してMicrosoftクラスタ内のノード間でストレージを共有する場合、事前に共有クォーラム ドライブと共有ストレージ ドライブを作成し、それらをクラスタ内の両方の仮想マシンに追加しておく必要があります。

共有ドライブの作成にPlug-in for Windowsは使用しません。共有LUNを作成し、クラスタ内の各仮想マシンに追加する必要があります。 詳細については、「Cluster Virtual Machines Across Physical Hosts」を参照してください。

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