SnapCenter Software 4.9

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SnapCenter MySQLリポジトリの高可用性

MySQL Serverの機能であるMySQLレプリケーションを使用すると、MySQLデータベース サーバー(マスター)から別のMySQLデータベース サーバー(スレーブ)へ、データをレプリケートできます。SnapCenterでは、ネットワーク負荷分散(NLB)が有効な2つのノード間でのみ、高可用性実現のためにMySQLレプリケーションをサポートしています。

SnapCenterは、マスター リポジトリに対して読み取りまたは書き込みの処理を実行し、マスター リポジトリで障害が発生した場合はスレーブ リポジトリへ接続をルーティングします。この場合、スレーブ リポジトリがマスター リポジトリになります。SnapCenterでは逆方向のレプリケーションもサポートされており、これはフェイルオーバー時にのみ有効になります。

MySQL高可用性(HA)機能を使用する場合は、1つ目のノードにネットワーク ロード バランサ(NLB)を設定する必要があります。MySQLリポジトリは、インストール中にこのノードにインストールされます。2つ目のノードにSnapCenterをインストールするときは、1つ目のノードのF5に追加して、2つ目のノードにMySQLリポジトリのコピーを作成する必要があります。

SnapCenterには、MySQLレプリケーションを管理するためのPowerShellコマンドレットのGet-SmRepositoryConfigSet-SmRepositoryConfigが用意されています。

コマンドレットで使用できるパラメーターとその説明は、Get-Help command_nameを実行して確認できます。

MySQL HA機能に関連する次の制限事項を理解しておく必要があります。

  • NLBとMySQL HAがサポートされるのは、2つのノードまでです。

  • SnapCenterスタンドアロン インストールからNLBインストールまたはその逆の切り替えや、MySQLスタンドアロン セットアップからMySQL HAへの切り替えはサポートされていません。

  • スレーブ リポジトリのデータがマスター リポジトリのデータと同期されていない場合、自動フェイルオーバーはサポートされません。

    Set-SmRepositoryConfigコマンドレットを使用すると、強制的にフェイルオーバーを開始できます。

  • フェイルオーバーが開始されると、実行中のジョブが失敗する場合があります。

    MySQL ServerまたはSnapCenter Serverがダウンしたためにフェイルオーバーが発生した場合、実行中のすべてのジョブが失敗する可能性があります。2つ目のノードへのフェイルオーバー後、後続のすべてのジョブは正常に実行されます。

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