SnapCenter Software 4.9

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Oracleデータベースをバックアップに使用できるかどうかの確認

リソースとなるのは、ホスト上でSnapCenterによって管理されているOracleデータベースです。使用できるデータベースを検出したあとに、それらのデータベースをリソース グループに追加してデータ保護処理を実行できます。

必要なもの

  • SnapCenter Serverのインストール、ホストの追加、ストレージ システム接続の作成、クレデンシャルの追加などのタスクを完了しておく必要があります。

  • データベースが仮想マシン ドライブ(VMDK)またはrawデバイス マッピング(RDM)にある場合は、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereを導入してSnapCenterに登録する必要があります。

    詳細については、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereの導入を参照してください。

  • データベースがVMDKファイルシステム上にある場合は、vCenterにログインし、[VM options] > [Advanced] > [Edit configuration]に移動して、VMのdisk.enableUUIDの値をtrueに設定しておく必要があります。

  • さまざまなタイプとバージョンのOracleデータベースを検出するためにSnapCenterが実行するプロセスを確認しておく必要があります。

タスク概要

プラグインをインストールすると、そのホスト上のすべてのデータベースが自動検出されて[リソース]ページに表示されます。

データベースが検出されるためには、データベースが少なくともマウント済み状態であることが必要です。Oracle Real Application Clusters(RAC)環境で、検出が実行されるホスト内のRACデータベース インスタンスが検出されるためには、データベース インスタンスが少なくともマウント済み状態であることが必要です。正常に検出されたデータベースのみをリソース グループに追加できます。

ホスト上のOracleデータベースを削除した場合、SnapCenter Serverはそのことを認識せず、削除されたデータベースをリストに表示します。SnapCenterリソース リストを更新するには、リソースを手動で更新する必要があります。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース]をクリックし、リストから適切なプラグインを選択します。

  2. [リソース]ページで、[表示]リストから[データベース]を選択します。

    filter iconをクリックし、ホスト名とデータベース タイプを選択してリソースをフィルターします。そのあとにfilter iconアイコンをクリックすると、フィルター ペインが閉じます。

  3. [リソースの更新]をクリックします。

    RAC One Nodeシナリオでは、データベースが現在ホストされているノードでRACデータベースとして検出されます。

結果

データベースは、データベース タイプ、ホストまたはクラスタ名、関連するリソース グループとポリシー、ステータスなどの情報とともに表示されます。

SnapCenterの外部でデータベースの名前が変更された場合は、リソースを更新する必要があります。
  • データベースが他社のETERNUS AX/HX seriesにある場合は、ユーザー インターフェイスの[全体のステータス]列に「Not available for backup」というメッセージが表示されます。

    他社のETERNUS AX/HX seriesにあるデータベースには、データ保護処理を実行できません。

  • データベースがETERNUS AX/HX seriesにあって保護されていない場合は、ユーザー インターフェイスの[全体のステータス]列に「Not protected」というメッセージが表示されます。

  • データベースがETERNUS AX/HX seriesにあって保護されている場合は、ユーザー インターフェイスの[全体のステータス]列に「Available for backup」というメッセージが表示されます。

Oracleデータベース認証が有効になっている場合は、リソース ビューに赤い南京錠アイコンが表示されます。データベースを保護できるようにデータベースのクレデンシャルを設定するか、またはデータベースをリソース グループに追加してデータ保護処理を実行する必要があります。

SnapCenterがデータベース以外のエントリを検出しないようにする方法

oratabファイルに追加されたデータベース以外のエントリがSnapCenterで検出されないようにすることができます。

手順

  1. Plug-in for Oracleをインストールしたら、rootユーザーが/var/opt/snapcenter/sco/etc/ディレクトリーにsc_oratab.configファイルを作成する必要があります。

    Oracleバイナリーの所有者とグループに書き込み権限を付与して、将来ファイルを管理できるようにします。

  2. データベース管理者は、データベース以外のエントリをsc_oratab.configファイルに追加する必要があります。

    /etc/oratabファイル内のデータベース以外のエントリに対して定義されたのと同じ形式を維持することを推奨します。そうしないと、データベース以外のエンティティ文字列しか追加することができません。

    この文字列では大文字と小文字が区別されます。先頭に#が付いているテキストはコメントとして扱われます。コメントは、データベース以外の名前のあとに 追加できます。
    次に例を示します。
    --------------------------------------------
    # Sample entries
    # Each line can have only one non-database name
    # These are non-database name
    oratar  # Added by the admin group -1
    #Added by the script team
    NEWSPT
    DBAGNT:/ora01/app/oracle/product/agent:N
    -----------------------------------------------
  3. リソースを検出します。

    sc_oratab.configに追加されたデータベース以外のエントリは、[リソース]ページに表示されません。

SnapCenterプラグインをアップグレードする前に、sc_oratab.configファイルのバックアップを作成することを常に推奨します。
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