SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )
概念
SnapCenter Serverのインストール
SnapCenter Serverのインストールの準備
CA証明書の設定
高可用性の設定
ロールベース アクセス制御(RBAC)の設定
SnapCenter Standardコントローラーベース ライセンスの追加
SnapCenter Standard容量ベース ライセンスの追加
ストレージ システムのプロビジョニング
Windowsホストでのストレージのプロビジョニング
Microsoft SQL Serverデータベースの保護
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Server
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverの概要
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverの機能
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverの特長
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのストレージ レイアウトに関する推奨事項
SnapMirrorレプリケーションとSnapVaultレプリケーションのためのストレージ システムの準備
SQL Serverリソースのバックアップ戦略
ソース ストレージ システムにトランザクション ログ バックアップを保持する期間
SQL Serverのリストア戦略
クイック スタート ガイド - SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのインストール
SnapCenter Serverとプラグインのインストールの準備
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのインストールの準備
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのインストール ワークフロー
ホストを追加してSnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverをインストールするための前提条件
SnapCenter Plug-ins Package for Windowsをインストールするホストの要件
SnapCenter Plug-ins Package for Windowsのクレデンシャルの設定
Windows Server 2012以降でのgMSAの設定
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのインストール
ホストの追加とSnapCenter Plug-ins Package for Windowsのインストール
コマンドレットを使用した複数のリモート ホストへのSnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのインストール
コマンドラインからのSnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのサイレント インストール
CA証明書の設定
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのインストール
SQL Serverのデータベース、インスタンス、可用性グループのバックアップ
SQL Serverデータベースのバックアップ ポリシーの作成
SQL Serverに対するリソース グループの作成とポリシーの適用
PowerShellコマンドレットを使用したストレージ システム接続とクレデンシャルの作成
PowerShellコマンドレットを使用したリソースのバックアップ
SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのバックアップ処理のキャンセル
[Topology]ページでのSQL Serverのバックアップとクローンの表示
SAP HANAデータベースの保護
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Database
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseの概要
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseの機能
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseの特長
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseでサポートされるストレージ タイプ
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseのインストール準備
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseのインストール ワークフロー
ホストを追加してSnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseをインストールするための前提条件
SnapCenter Plug-ins Package for Windowsをインストールするホストの要件
SnapCenter Plug-ins Package for Linuxをインストールするホストの要件
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseのクレデンシャルの設定
Windows Server 2012以降でのgMSAの設定
SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseのインストール
ホストの追加とリモート ホストへのプラグイン パッケージのインストール
コマンドレットを使用した複数のリモート ホストへのSnapCenter Plug-ins Package for Linux / Windowsのインストール
コマンドライン インターフェイスを使用したLinuxホストへのSnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseのインストール
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのインストール
SAP HANAリソースのバックアップ
SAP HANAデータベースのHDBユーザー ストア キーとHDBSQL OSユーザーの設定
SAP HANAデータベース用のPowerShellコマンドレットを使用したストレージ システムへの接続とクレデンシャルの作成
Oracleデータベースの保護
SnapCenter Plug-in for Oracle Databaseの概要
Plug-in for Oracle Databaseの機能
Plug-in for Oracle Databaseでサポートされるストレージ タイプ
Plug-in for OracleでのSnapMirrorレプリケーションとSnapVaultレプリケーションのためのストレージ システムの準備
SnapCenter Plug-in for Oracle Databaseのインストール
SnapCenter Plug-in for Oracle Databaseのインストール ワークフロー
ホストを追加してPlug-in Package for Linux / AIXをインストールするための前提条件
ホストの追加と、LinuxまたはAIX用のプラグイン パッケージのインストール
LinuxまたはAIX用のプラグイン パッケージをインストールする別の方法
SnapCenter Plug-in Loaderサービスの設定
LinuxホストでのSnapCenter Plug-in Loaderサービスを使用したCA証明書の設定
SnapManager for OracleおよびSnapManager for SAPからのSnapCenterへのデータのインポート
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのインストール
Oracleデータベースのバックアップ
バックアップ構成情報
Oracleデータベースのリストアとリカバリー
Oracleデータベースのリストアおよびリカバリー戦略の定義
リストア固有のプリスクリプトとポストスクリプト用に事前定義された環境変数
ポイントインタイム リカバリーを使用した表領域のリストアとリカバリー
ポイントインタイム リカバリーを使用したプラガブル データベースのリストアとリカバリー
アプリケーション ボリュームの管理
Windowsファイルシステムの保護
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsの概念
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsの概要
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsの機能
SnapCenter Plug-in for Windowsの特長
SnapCenterでのWindowsファイルシステムのバックアップ方法
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsでサポートされるストレージ タイプ
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのインストール
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのインストール ワークフロー
SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのインストール要件
ホストの追加とSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのインストール
PowerShellコマンドレットを使用した複数のリモート ホストへのSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのインストール
コマンドラインからのSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのサイレント インストール
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのインストール
Windowsファイルシステムのバックアップ
Windowsファイルシステムのバックアップ ポリシーの作成
Windowsファイルシステムの単一リソースのオンデマンド バックアップ
Windowsファイルシステムのリソース グループのバックアップ
PowerShellコマンドレットを使用したストレージ システム接続とクレデンシャルの作成
PowerShellコマンドレットを使用したリソースのバックアップ
[Topology]ページでの関連するバックアップとクローンの表示
Windowsファイルシステムのリストア
Microsoft Exchange Serverデータベースの保護
SnapCenter Plug-in for Microsoft Exchange Serverの概念
SnapCenter Plug-in for Microsoft Exchange Serverの機能
SnapMirrorレプリケーションとSnapVaultレプリケーションのためのストレージ システムの準備
SnapCenter Plug-in for Microsoft Exchange Serverのインストール
SnapCenter Plug-in for Microsoft Exchange Serverのインストール ワークフロー
ホストを追加してSnapCenter Plug-in for Microsoft Exchange Serverをインストールするための前提条件
SnapCenter Plug-in for Windowsのクレデンシャルの設定
Windows Server 2012以降でのgMSAの設定
ホストの追加とPlug-in for Exchangeのインストール
PowerShellコマンドレットを使用したSnapCenter ServerホストからのPlug-in for Exchangeのインストール
コマンドラインからのSnapCenter Plug-in for Exchangeのサイレント インストール
SnapCenterプラグイン パッケージのインストール ステータスの監視
CA証明書の設定
カスタム アプリケーションの保護
SnapCenter Custom Plug-ins
SnapCenter Custom Plug-insでサポートされるストレージ タイプ
SnapCenter Custom Plug-insのインストールの準備
SnapCenter Custom Plug-insのインストール ワークフロー
ホストを追加してSnapCenterカスタム プラグインをインストールするための前提条件
SnapCenter Plug-ins Package for Windowsをインストールするホストの要件
SnapCenter Plug-ins Package for Linuxをインストールするホストの要件
SnapCenter Custom Plug-insのクレデンシャルの設定
カスタム プラグイン リソースのバックアップ
SnapCenter Custom Plug-insへのリソースの追加
カスタム プラグイン リソースのリソース グループのバックアップ
PowerShellコマンドレットを使用したストレージ システム接続とクレデンシャルの作成
カスタム プラグイン リソースのバックアップのクローニング
UNIXファイルシステムの保護
SnapCenter Plug-in for UNIX File Systemsの概要
SnapCenter Plug-in for UNIX File Systemsのインストール
ホストを追加してPlug-in Package for Linuxをインストールするための前提条件
ホストの追加と、Plug-ins Package for Linuxのインストール
SnapCenter Plug-in Loaderサービスの設定
SnapCenter Plug-in for VMware vSphereのインストール
UNIXファイルシステムのバックアップ
SnapCenter Serverとプラグインの管理
SnapCenter Serverとプラグインのアップグレード
SnapCenter Serverとプラグインのアンインストール
Windowsファイルシステムのバックアップ戦略の定義
バックアップを作成する前にバックアップ戦略を定義しておくと、ファイルシステムの正常なリストアやクローニングに必要なバックアップを作成できます。バックアップ戦略の大部分は、サービス レベル アグリーメント(SLA)、目標復旧時間(RTO)、および目標復旧時点(RPO)によって決まります。
SLAとは、求められるサービス レベル、およびサービスに関連する多くの問題(サービスの可用性やパフォーマンスなど)への対応を定義したものです。RTOは、サービスの停止からビジネス プロセスの復旧までに必要となる時間です。RPOは、障害発生後に通常処理を再開するためにバックアップ ストレージからリカバリーする必要があるファイルの経過時間に関する戦略を定義したものです。SLA、RTO、およびRPOは、データ保護戦略に関与します。
Windowsファイルシステムのバックアップ スケジュール
バックアップ頻度はポリシーで指定され、バックアップ スケジュールはリソース グループの設定で指定されます。バックアップの頻度またはスケジュールを決定する場合に最も重要な要因となるのは、リソースの変更率とデータの重要性です。使用頻度の高いリソースは1時間ごとにバックアップする必要がありますが、ほとんど使用されないリソースは1日に1回バックアップすれば問題ありません。その他の要因としては、組織におけるリソースの重要性、サービス レベル アグリーメント(SLA)、目標復旧時点(RPO)などがあります。
SLAは、求められるサービス レベル、およびサービスに関連する多くの問題(サービスの可用性やパフォーマンスなど)への対応を定義したものです。RPOは、障害発生後に通常処理を再開するためにバックアップ ストレージからリカバリーする必要があるファイルの経過時間に関する戦略を定義したものです。SLAとRPOはデータ保護戦略に関わる要件です。
使用頻度の高いリソースであっても、フル バックアップは1日に1~2回で十分です。
バックアップ スケジュールには、次の2つの要素があります。
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バックアップ頻度
バックアップ頻度(バックアップを実行する間隔)は、ポリシー設定の一部であり、一部のプラグインでは スケジュール タイプ と呼ばれます。たとえば、毎時、毎日、毎週、または毎月としてバックアップ頻度を設定できます。また、[None]を指定すると、ポリシーをオンデマンド専用にすることができます。ポリシーにアクセスするには、[設定] > [ポリシー]の順にクリックします。
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バックアップ スケジュール
バックアップ スケジュール(バックアップが実行される日時)は、リソース グループ設定の一部です。たとえば、リソース グループのポリシーで週に1回のバックアップが設定されている場合は、毎週木曜日の午後10時にバックアップが実行されるようにスケジュールを設定できます。リソースグループのスケジュールにアクセスするには、[リソース] > [リソースグループ]の順にクリックします。
Windowsファイルシステムで必要なバックアップの数
必要なバックアップの数を左右する要因としては、Windowsファイルシステムのサイズ、使用中のボリュームの数、ファイルシステムの変更率、サービス レベル アグリーメント(SLA)などがあります。
Windowsファイルシステムのバックアップ命名規則
Windowsファイルシステムのバックアップでは、Snapshotコピーのデフォルトの命名規則が使用されます。デフォルトのバックアップ命名規則ではSnapshotコピー名にタイムスタンプが追加されるため、コピーが作成されたタイミングを特定できます。
Snapshotコピーでは、次のデフォルトの命名規則が使用されます。resourcegroupname_hostname_timestamp
バックアップ リソース グループには、次の例のように論理的な名前を付ける必要があります。
dts1_mach1x88_03-12-2015_23.17.26
この例では、各構文要素に次の意味があります。
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dts1
はリソース グループ名です。 -
mach1x88
はホスト名です。 -
03-12-2016_23.17.26
は日付とタイムスタンプです。
バックアップの作成時に、バックアップを識別するためのタグを追加することもできます。一方、カスタマイズしたバックアップ命名規則を使用する場合は、バックアップ処理の完了後にバックアップの名前を変更する必要があります。
バックアップ保持オプション
バックアップ コピーを保持する日数を選択するか、または保持するバックアップ コピーの数(ONTAPでは最大255個のコピー)を指定することができます。たとえば、組織の必要に応じて、10日分のバックアップ コピーや130個のバックアップ コピーを保持できます。
ポリシーを作成する際に、バックアップ タイプおよびスケジュール タイプの保持オプションを指定できます。
SnapMirrorレプリケーションを設定すると、デスティネーション ボリュームに保持ポリシーがミラーリングされます。
保持されているバックアップの保持ラベルがスケジュール タイプと一致する場合は、SnapCenterによってそのバックアップが削除されます。リソースまたはリソース グループに対してスケジュール タイプが変更されると、古いスケジュール タイプ ラベルのバックアップがシステムに残ることがあります。
バックアップ コピーを長期にわたって保持する場合は、SnapVaultバックアップを使用する必要があります。 |