SnapCenter Software 4.9

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LUNストレージの設定

SnapCenterを使用して、FC接続LUNまたはiSCSI接続LUNを設定することができます。また、SnapCenterを使用して既存のLUNをWindowsホストに接続することもできます。

LUNは、SAN構成におけるストレージの基本単位です。Windowsホストは、システム上のLUNを仮想ドライブとして認識します。詳細については、ONTAP 9のSAN構成ガイドを参照してください。

iSCSIセッションの確立

iSCSIを使用してLUNに接続する場合は、LUNを作成して通信を有効にする前に、iSCSIセッションを確立する必要があります。

開始する前に

  • ストレージ システムのノードをiSCSIターゲットとして定義しておく必要があります。

  • ストレージ システムでiSCSIサービスを開始しておく必要があります。

タスク概要

iSCSIセッションは、同じバージョンのIP間(IPv6とIPv6またはIPv4とIPv4)でのみ確立できます。

リンクローカルIPv6アドレスは、iSCSIセッションの管理や、ホストとターゲットの間の通信(ホストとターゲットが両方とも同じサブネット内に存在する場合)に使用できます。

iSCSIイニシエータの名前を変更すると、iSCSIターゲットへのアクセスに影響します。名前を変更した場合、新しい名前が認識されるように、イニシエータがアクセスするターゲットの再設定が必要になることがあります。iSCSIイニシエータの名前を変更した場合、ホストを必ず再起動してください。

ホストに複数のiSCSIインターフェイスがある場合、最初のインターフェイスであるIPアドレスを使用してSnapCenterへのiSCSIセッションを確立したあとに、別のインターフェイスから別のIPアドレスを使用してiSCSIセッションを確立することはできません。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[iSCSI セッション]をクリックします。

  3. [Storage Virtual Machine]ドロップダウン リストから、iSCSIターゲットのStorage Virtual Machine(SVM)を選択します。

  4. [ホスト]ドロップダウン リストから、セッションのホストを選択します。

  5. [セッションの確立]をクリックします。

    [セッションの確立]ウィザードが表示されます。

  6. [セッションの確立]ウィザードで、ターゲットの情報を指定します。

    フィールド 入力する内容

    ターゲットノード名

    iSCSIターゲットのノード名

    既存のターゲット ノードがある場合、表示されるノード名は変更できません。

    ターゲットポータルのアドレス

    ターゲット ネットワーク ポータルのIPアドレス

    ターゲットポータルポート

    ターゲット ネットワーク ポータルのTCPポート

    イニシエータポータルのアドレス

    イニシエータ ネットワーク ポータルのIPアドレス

  7. 入力した内容を確認し、[接続]をクリックします。

    SnapCenterによってiSCSIセッションが確立されます。

  8. 同じ手順を繰り返して各ターゲットのセッションを確立します。

iSCSIセッションの切断

複数のiSCSIセッションを実行中のターゲットから特定のセッションだけを切断したい場合があります。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[iSCSI セッション]をクリックします。

  3. [Storage Virtual Machine]ドロップダウン リストから、iSCSIターゲットのStorage Virtual Machine(SVM)を選択します。

  4. [ホスト]ドロップダウン リストから、セッションのホストを選択します。

  5. iSCSIセッションのリストから、切断するセッションを選択し、[セッションの切断]をクリックします。

  6. [セッションの切断]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。

    SnapCenterによってiSCSIセッションが切断されます。

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