エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SnapCenter Software 6 マニュアル ( CA08871-404 )

ホストを追加してSnapCenter Plug-in for IBM Db2をインストールするための前提条件

ホストを追加してプラグイン パッケージをインストールする前に、すべての要件を満たしておく必要があります。SnapCenter Plug-in for IBM Db2は、WindowsとLinuxどちらの環境でも使用できます。

  • Java 11をホストにインストールしておく必要があります。

    IBM Javaはサポートされません。
  • Windowsの場合は、「LocalSystem」Windowsユーザーを使用してPlug-in Creatorサービスが実行されている必要があります。これは、Plug-in for IBM Db2がドメイン管理者としてインストールされている場合のデフォルトの動作です。

  • Windowsホストにプラグインをインストールする際、組み込みでないクレデンシャルを指定する場合や、ユーザーがローカル ワークグループに属している場合は、ホストのUACを無効にする必要があります。WindowsホストにIBM Db2プラグインをインストールすると、SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsもデフォルトで導入されます。

  • SnapCenter Serverが、Plug-in for IBM Db2ホストの8145ポートまたはカスタム ポートにアクセスできる必要があります。

Windowsホスト

  • ローカル管理者権限があり、リモート ホストに対してローカル ログインのアクセス許可があるドメイン ユーザーが必要です。

  • Plug-in for IBM Db2をWindowsホストにインストールすると、SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsが自動的にインストールされます。

  • rootユーザーまたはroot以外のユーザーに対してパスワード ベースのSSH接続を有効にしておく必要があります。

  • Java 11をWindowsホストにインストールしておく必要があります。

Linuxホスト

  • rootユーザーまたはroot以外のユーザーに対してパスワード ベースのSSH接続を有効にしておく必要があります。

  • mkshライブラリーをLinuxホストにインストールしておく必要があります。

  • Java 11をLinuxホストにインストールしておく必要があります。

  • LinuxホストでIBM Db2データベースを実行している場合は、Plug-in for IBM Db2のインストール時にSnapCenter Plug-in for UNIXが自動的にインストールされます。

  • プラグインのインストールには、デフォルトのシェルとしてbashを使用する必要があります。

補助コマンド

SnapCenter Plug-in for IBM Db2で補助コマンドを実行するには、allowed_commands.configファイルにそのコマンドを含める必要があります。

allowed_commands.configファイルは、SnapCenter Plug-in for IBM Db2ディレクトリーの「etc」サブディレクトリーにあります。

Windowsホスト

デフォルト:C:\Program Files\Fujitsu\SnapCenter\Snapcenter Plug-in Creator\etc\allowed_commands.config

カスタム パス:<Custom_Directory>\Fujitsu\SnapCenter\Snapcenter Plug-in Creator\etc\allowed_commands.config

Linuxホスト

デフォルト:/opt/NetApp/snapcenter/scc/etc/allowed_commands.config

カスタム パス:<custom_Directory>/Fujitsu/snapcenter/scc/etc/allowed_commands.config

プラグイン ホストで補助コマンドを許可するには、エディターでallowed_commands.configファイルを開きます。各コマンドを別々の行に入力します。大文字と小文字は区別されません。 次に例を示します。

command: mount

command: umount

完全修飾パス名を指定します。パス名にスペースが含まれている場合は、パス名を引用符(")で囲みます。 次に例を示します。

command: "C:\Program Files\Fujitsu\SnapCreator commands\sdcli.exe"

command: myscript.bat

allowed_commands.configファイルが存在しない場合は、コマンドまたはスクリプトの実行がブロックされ、ワークフローが失敗し、次のエラーが表示されます。

「[/mnt/mount -a] execution not allowed.Authorize by adding the command in the file %s on the plugin host.」

コマンドまたはスクリプトがallowed_commands.configに存在しない場合、コマンドまたはスクリプトの実行がブロックされ、ワークフローが失敗し、次のエラーが表示されます。

「[/mnt/mount -a] execution not allowed.Authorize by adding the command in the file %s on the plugin host.」

ワイルドカード エントリ(*)を使用してすべてのコマンドを許可しないでください。

Linuxホストのroot以外のユーザーへのsudo権限の設定

SnapCenter 4.3以降のリリースでは、root以外のユーザーがSnapCenter Plug-ins Package for Linuxをインストールしてプラグイン プロセスを開始できます。プラグイン プロセスは有効なroot以外のユーザーとして実行されます。いくつかのパスにアクセスできるようにroot以外のユーザーにsudo権限を設定する必要があります。

要件
  • sudoバージョン1.8.7以降

  • root以外のユーザーについては、root以外のユーザーの名前とユーザーのグループが同じであることを確認してください。

  • /etc/ssh/sshd_configファイルを編集して、メッセージ認証コード アルゴリズムを設定する:MACのhmac-sha2-256とMACのhmac-sha2-512

    この構成ファイルを更新したら、sshdサービスを再起動します。

    例:

    #Port 22
    #AddressFamily any
    #ListenAddress 0.0.0.0
    #ListenAddress ::
    #Legacy changes
    #KexAlgorithms diffie-hellman-group1-sha1
    #Ciphers aes128-cbc
    #The default requires explicit activation of protocol
    Protocol 2
    HostKey/etc/ssh/ssh_host_rsa_key
    MACs hmac-sha2-256
タスク概要

次のパスにアクセスできるようにroot以外のユーザーにsudo権限を設定する必要があります。

  • /home/LINUX_USER/.sc_fujitsu/snapcenter_linux_host_plugin.bin

  • /custom_location/Fujitsu/snapcenter/spl/installation/plugins/uninstall

  • /custom_location/Fujitsu/snapcenter/spl/bin/spl

手順
  1. SnapCenter Plug-ins Package for LinuxをインストールするLinuxホストにログインします。

  2. visudo Linuxユーティリティーを使用して、/etc/sudoersファイルに次の行を追加します。

    Cmnd_Alias HPPLCMD = sha224:checksum_value== /home/LINUX_USER/.sc_fujitsu/snapcenter_linux_host_plugin.bin, /opt/NetApp/snapcenter/spl/installation/plugins/uninstall, /opt/NetApp/snapcenter/spl/bin/spl, /opt/NetApp/snapcenter/scc/bin/scc
    Cmnd_Alias PRECHECKCMD = sha224:checksum_value== /home/LINUX_USER/.sc_fujitsu/Linux_Prechecks.sh
    Cmnd_Alias CONFIGCHECKCMD = sha224:checksum_value== /opt/NetApp/snapcenter/spl/plugins/scu/scucore/configurationcheck/Config_Check.sh
    Cmnd_Alias SCCMD = sha224:checksum_value== /opt/NetApp/snapcenter/spl/bin/sc_command_executor
    Cmnd_Alias SCCCMDEXECUTOR =checksum_value== /opt/NetApp/snapcenter/scc/bin/sccCommandExecutor
    LINUX_USER ALL=(ALL) NOPASSWD:SETENV: HPPLCMD, PRECHECKCMD, CONFIGCHECKCMD, SCCCMDEXECUTOR, SCCMD
    Defaults: LINUX_USER !visiblepw
    Defaults: LINUX_USER !requiretty
    RACセットアップを使用している場合は、許可されている他のコマンドとともに、/etc/sudoersファイルに次のコマンドを追加する必要があります。'/<crs_home>/bin/olsnodes'

crs_homeの値は、/etc/oracle/olr.locファイルから取得できます。

LINUX_USERは、作成したroot以外のユーザーの名前です。

checksum_valueは、以下の場所にあるsc_unix_plugins_checksum.txtファイルから取得できます。

  • SnapCenter ServerがWindowsホストにインストールされている場合は、C:\ProgramData\Fujitsu\SnapCenter\Package Repository\sc_unix_plugins_checksum.txt。

  • SnapCenter ServerがLinuxホストにインストールされている場合は、/opt/NetApp/snapcenter/SnapManagerWeb/Repository/sc_unix_plugins_checksum.txt。

この例は、独自のデータを作成する際の参照としてのみ使用してください。
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