エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )

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SQL Serverのクローニング戦略の定義

クローニング戦略を定義しておくと、それに従ってデータベースのクローニングを実行することができます。

  1. クローニング処理に関連する制限事項を確認します。

  2. 必要なクローンのタイプを決定します。

クローニング処理の制限事項

データベースをクローニングする前に、クローニング処理の制限事項を確認しておく必要があります。

  • 11.2.0.4~12.1.0.1のいずれかのバージョンのOracleを使用している場合、renamedgコマンドを実行すると、クローニング処理はハング状態になります。Oracleパッチ19544733を適用することで、この問題を修正できます。

  • ホストに直接接続されたLUN(Windowsホスト上のMicrosoft iSCSIイニシエータなどを使用)から、同一または別のWindowsホスト上のVMDKやRDM LUNへのデータベースのクローニング(またはその逆)は、サポートされていません。

  • ボリューム マウント ポイントのルート ディレクトリーを共有ディレクトリーにすることはできません。

  • クローンを含むLUNを新しいボリュームに移動すると、そのクローンは削除できなくなります。

クローニング処理のタイプ

SnapCenterを使用して、SQL Serverデータベースのバックアップまたは本番環境のデータベースをクローニングすることができます。

  • データベース バックアップからのクローニング

    クローニングされたデータベースは、新しいアプリケーションを開発する際のベースラインとして使用したり、本番環境で発生したアプリケーション エラーを隔離するために使用したりできます。クローニングされたデータベースは、データベースのソフト エラーからのリカバリーにも使用できます。

  • クローンのライフサイクル

    SnapCenterを使用して、本番環境のデータベースがビジー状態でないときに定期的なクローニング ジョブをスケジュール設定できます。

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