SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )
ホストの管理
ホストの追加、SnapCenterプラグイン パッケージのインストール、検証サーバーの追加、ホストの削除、バックアップ ジョブの移行、ホストの更新(プラグイン パッケージのアップグレードや新しいプラグイン パッケージの追加)などの操作を実行できます。使用するプラグインによっては、ディスクのプロビジョニング、SMB共有の管理、イニシエータ グループ(igroup)の管理、iSCSIセッションの管理、データの移行も可能です。
実行可能なタスク | Microsoft Exchange Server | Microsoft SQL Server | Microsoft Windows | Oracle Database | SAP HANA Database | カスタム プラグイン |
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ホストの追加とプラグイン パッケージのインストール |
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ホストのESXi情報の更新 |
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スケジュールの一時停止によるホストのメンテナンス モードへの切り替え |
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プラグインの追加、アップグレード、削除によるホストの変更 |
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SnapCenterからのホストの削除 |
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プラグイン サービスの起動 |
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ディスクのプロビジョニング |
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SMB共有の管理 |
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igroupの管理 |
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iSCSIセッションの管理 |
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仮想マシン情報の更新
VMware vCenterのクレデンシャルに変更があった場合やデータベースまたはファイルシステムのホストを再起動した場合は、仮想マシン情報を更新する必要があります。SnapCenterで仮想マシン情報を更新すると、VMware vSphere vCenterとの通信が開始され、vCenterのクレデンシャルが取得されます。
RDMベースのディスクは、データベース ホストにインストールされたSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsで管理されます。SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsは、RDMを管理するために、データベース ホストを管理するvCenterサーバーと通信します。 |
手順
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SnapCenterの左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。
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[ホスト]ページで、[管理対象ホスト]をクリックします。
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[管理対象ホスト]ページで、更新するホストを選択します。
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[Refresh VM]をクリックします。
プラグイン ホストの変更
プラグインのインストール後に、必要に応じてプラグイン ホストの詳細を変更できます。変更できるのは、SnapCenter Plug-in for Microsoft SQL Serverのクレデンシャル、インストール パス、プラグイン、ログ ディレクトリーの詳細、グループ管理サービス アカウント(gMSA)、およびプラグイン ポートです。
プラグインのバージョンがSnapCenter Serverのバージョンと同じであることを確認します。 |
タスク概要
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プラグイン ポートを変更できるのは、プラグインのインストール後です。
アップグレード処理の実行中は、プラグイン ポートを変更できません。
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プラグイン ポートを変更する際には、次のポートのロールバック シナリオに注意する必要があります。
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スタンドアロン セットアップでは、SnapCenterがいずれかのコンポーネントのポート変更に失敗した場合、処理は失敗し、すべてのコンポーネントで古いポートが保持されます。
すべてのコンポーネントに関してポートが変更されたものの、いずれかのコンポーネントが新しいポートでの起動に失敗した場合、すべてのコンポーネントで古いポートが保持されます。たとえば、スタンドアロン ホスト上の2つのプラグインのポートを変更しようとして、SnapCenterがどちらかのプラグインに新しいポートを適用できなかった場合、処理は失敗し(該当するエラー メッセージが表示される)、両方のプラグインで古いポートが保持されます。
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クラスタ セットアップでは、SnapCenterがいずれかのノードにインストールされているプラグインのポート変更に失敗した場合、処理は失敗し、すべてのノードで古いポートが保持されます。
たとえば、クラスタ セットアップの4つのノードにプラグインがインストールされていて、いずれか1つのノードでポートが変更されなかった場合、すべてのノードで古いポートが保持されます。
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gMSAを使用してプラグインがインストールされている場合は、[その他のオプション]ウィンドウで変更できます。gMSAを使用せずにプラグインがインストールされている場合は、gMSAアカウントを指定してプラグイン サービス アカウントとして使用できます。
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。
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上部の[管理対象ホスト]が選択されていることを確認します。
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変更するホストを選択し、任意のフィールドを変更します。
一度に表示できるフィールドは1つだけです。
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[保存]をクリックします。
結果
ホストが検証され、SnapCenter Serverに追加されます。
プラグイン サービスの起動と再起動
SnapCenterのプラグイン サービスの起動操作を行うと、サービスが実行されていない場合は起動し、サービスが実行されている場合は再起動されます。サービスの再起動は、メンテナンスの実施後などに必要になる場合があります。
サービスを再起動する場合は、ジョブが実行されていないことを確認する必要があります。
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。
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[ホスト]ページで、[管理対象ホスト]をクリックします。
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[管理対象ホスト]ページで、起動するホストを選択します。
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アイコンをクリックし、[Start Service]または[Restart Service]をクリックします。
複数のホストのサービスを同時に起動または再起動できます。
ホスト メンテナンスのスケジュールの中断
ホストでSnapCenterのスケジュールされたジョブの実行を停止するには、ホストをメンテナンス モードにします。この操作は、プラグインをアップグレードする前、またはホストでメンテナンス タスクを実行する場合に行う必要があります。
SnapCenterは停止しているホストとは通信できないため、停止しているホストのスケジュールは中断できません。 |
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。
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[ホスト]ページで、[管理対象ホスト]をクリックします。
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[管理対象ホスト]ページで、中断するホストを選択します。
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アイコンをクリックし、[Suspend Schedule]をクリックして、このプラグインのホストをメンテナンス モードにします。
複数のホストのスケジュールを同時に中断できます。
プラグイン サービスを先に停止する必要はありません。プラグイン サービスが実行中でも停止した状態でも中断できます。
結果
ホストでスケジュールを中断すると、[管理対象ホスト]ページの[全体のステータス]フィールドに[Suspended]と表示されます。
ホストのメンテナンスが完了したら、[Activate Schedule]をクリックすることでメンテナンス モードを終了できます。 複数のホストのスケジュールを同時にアクティブ化できます。