SnapCenter Software 4.9

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Windowsファイルシステムのバックアップのリストア

SnapCenterを使用してファイルシステムのバックアップをリストアすることができます。ファイルシステムのリストアは、指定したバックアップのすべてのデータをファイルシステムの元の場所にコピーする複数の段階からなるプロセスです。

必要なもの

  • ファイルシステムをバックアップしておく必要があります。

  • ファイルシステムに対してバックアップ処理などのスケジュールが設定された処理が現在進行している場合は、リストア処理を開始する前にキャンセルしておく必要があります。

  • ファイルシステムのバックアップは元の場所にのみリストアできます。別のパスを指定することはできません。

    ファイルシステムのリストアでは、ファイルシステムの元の場所にあるデータがすべて上書きされ、バックアップからファイル単位でリストアすることはできません。ファイルシステムのバックアップに含まれる単一のファイルをリストアするには、バックアップをクローニングし、クローン内のファイルを使用する必要があります。

  • システム ボリュームやブート ボリュームはリストアできません。

  • SnapCenterでは、クラスタ グループをオフラインにすることなく、Windowsクラスタのファイルシステムをリストアできます。

タスク概要

  • SCRIPTS_PATHは、プラグイン ホストのSMCoreServiceHost.exe.ConfigファイルにあるPredefinedWindowsScriptsDirectoryキーを使用して定義します。

    必要に応じて、このパスを変更してSMcoreサービスを再起動できます。セキュリティを確保するために、デフォルトのパスを使用することを推奨します。

    キーの値は、Swaggerで次のAPIを使用して表示できます。API /4.7/configsettings

    GET APIを使用すると、キーの値を表示できます。SET APIはサポートされません。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース]をクリックし、リストから適切なプラグインを選択します。

  2. リソースのリストをフィルタリングするには、[File System]および[リソースグループ]のオプションを選択します。

  3. リストからリソース グループを選択し、[リストア]をクリックします。

  4. [バックアップ]ページで、プライマリーとセカンダリーのどちらのストレージ システムからリストアするかを選択し、リストアするバックアップを選択します。

  5. [リストア]ウィザードで目的のオプションを選択します。

  6. リストア処理の実行前や実行後にSnapCenterで実行するプリスクリプトやポストスクリプトのパスと引数を入力できます。

    たとえば、SNMPトラップの更新、アラートの自動化、ログの送信などをスクリプトで実行できます。

    プリスクリプトやポストスクリプトのパスに、ドライブや共有を含めることはできません。パスは、SCRIPTS_PATHの相対パスである必要があります。
  7. [Notification]ページで、次のいずれかのオプションを選択します。

    フィールド 操作

    SnapCenter サーバイベントをストレージシステムの syslog に記録する

    SnapCenter Serverのイベントをストレージ システムのsyslogに記録する場合は、このオプションを選択します。

    失敗した処理についての AutoSupport 通知をストレージシステムに送信する

    失敗した処理に関する情報をAutoSupportを使用してFujitsuに送信する場合は、このオプションを選択します。

    E メール設定

    [Always][On Failure]、または[On failure or warning]のいずれかを選択します。この設定に従って、バックアップをリストアしたあとに受信者にEメール メッセージが送信されます。SMTPサーバー、Eメールのデフォルトの件名、および送信先と送信元のEメール アドレスを入力します。

  8. 概要を確認し、[完了]をクリックします。

  9. [モニタ] > [ジョブ]をクリックし、処理の進捗状況を監視します。

リストアしたファイルシステムにデータベースが含まれている場合は、データベースもリストアする必要があります。データベースをリストアしないと、データベースが無効な状態になることがあります。データベースのリストアの詳細については、そのデータベースのデータ保護ガイドを参照してください。
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