SnapCenter Software 4.9

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Plug-in for SQL Serverのバックアップ スケジュール

バックアップ頻度(スケジュール タイプ)はポリシーで指定され、バックアップ スケジュールはリソース グループの設定で指定されます。バックアップの頻度またはスケジュールを決定する場合に最も重要な要因となるのは、リソースの変更率とデータの重要性です。使用頻度の高いリソースは1時間ごとにバックアップする必要がありますが、ほとんど使用されないリソースは1日に1回バックアップすれば十分です。その他の要因としては、組織におけるリソースの重要性、サービス レベル アグリーメント(SLA)、目標復旧時点(RPO)などがあります。

SLAは、求められるサービス レベル、およびサービスに関連する多くの問題(サービスの可用性やパフォーマンスなど)への対応を定義したものです。RPOは、障害発生後に通常処理を再開するためにバックアップ ストレージからリカバリーする必要があるファイルの経過時間に関する戦略を定義したものです。SLAとRPOはデータ保護戦略に関わる要件です。

使用頻度の高いリソースであっても、フル バックアップは1日に1~2回で十分です。たとえば、定期的なトランザクション ログ バックアップを実行すれば、必要なバックアップが作成されます。データベースをバックアップする回数が多いほど、リストア時にSnapCenterが使用する必要のあるトランザクション ログの数が少なくなります。これにより、リストア処理の時間を短縮できます。

バックアップ スケジュールには、次の2つの要素があります。

  • バックアップ頻度

    バックアップ頻度(バックアップを実行する間隔)は、ポリシー設定の一部であり、一部のプラグインではスケジュール タイプと呼ばれます。ポリシーでは、バックアップ頻度として、毎時、毎日、毎週、または毎月を選択できます。頻度を選択しなかった場合は、オンデマンドのみのポリシーが作成されます。ポリシーにアクセスするには、[設定] > [ポリシー]の順にクリックします。

  • バックアップ スケジュール

    バックアップ スケジュール(バックアップが実行される日時)は、リソース グループ設定の一部です。たとえば、リソース グループのポリシーで週に1回のバックアップが設定されている場合は、毎週木曜日の午後10時にバックアップが実行されるようにスケジュールを設定できます。リソースグループのスケジュールにアクセスするには、[リソース] > [リソースグループ]の順にクリックします。

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