SnapCenter Software 4.9

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リソースをバックアップに使用できるかどうかの確認

リソースとは、インストールしたプラグインで管理されるデータベース、アプリケーション インスタンス、可用性グループなどのコンポーネントのことです。リソースをリソース グループに追加することでデータ保護ジョブを実行できますが、その前に使用可能なリソースを特定しておく必要があります。使用可能なリソースを確認することで、プラグインのインストールが正常に完了したことの確認にもなります。

必要なもの

  • SnapCenter Serverのインストール、ホストの追加、ストレージ システム接続の作成、クレデンシャルの追加などのタスクを完了しておく必要があります。

  • Microsoft SQLデータベースを検出するには、次のいずれかの条件を満たしている必要があります。

    • SnapCenter Serverにプラグイン ホストを追加したユーザーが、Microsoft SQL Serverに対して必要な権限(sysadmin)を持っている。

    • 上記の条件が満たされていない場合は、Microsoft SQL Serverに対して必要な権限(sysadmin)を持つユーザーをSnapCenter Serverで設定する。ユーザーはMicrosoft SQL Serverインスタンス レベルで設定する必要があります。ユーザーはSQLユーザーまたはWindowsユーザーのいずれかです。

  • Windowsクラスタ内のMicrosoft SQLデータベースを検出するには、フェイルオーバー クラスタ インスタンス(FCI)のTCP/IPポートのブロックを解除する必要があります。

  • データベースがVMware RDM LUNまたはVMDK上にある場合は、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereを導入してSnapCenterに登録する必要があります。

    詳細については、SnapCenter Plug-in for VMware vSphereの導入を参照してください。

  • ホストがgMSAに追加されていて、gMSAにログイン権限とシステム管理者権限がある場合は、SQLインスタンスへの接続にgMSAが使用されます。

タスク概要

[詳細]ページの[全体のステータス]オプションが[バックアップに使用できません]に設定されている場合は、データベースをバックアップできません。[全体のステータス]オプションは、次のいずれかに該当する場合に[バックアップに使用できません]に設定されます。

  • データベースがLUN上にない。

  • データベースが正常な状態でない。

    データベースがオフライン、リストア中、リカバリーの保留中、サスペクトなどの状態です。

  • データベースへの十分な権限がない。

    たとえば、ユーザーにデータベースを表示するアクセス権しかない場合は、データベースのファイルとプロパティを特定してバックアップすることができません。

SQL Server Standard Editionに可用性グループを構成している場合、SnapCenterでバックアップできるのはプライマリー データベースのみです。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース]をクリックし、リストから適切なプラグインを選択します。

  2. [リソース]ページで、[表示]ドロップダウン リストから[データベース][Instance]、または[Availability Group]を選択します。

    filter iconをクリックし、ホスト名とSQL Serverインスタンスを選択してリソースをフィルターします。そのあとにfilter iconをクリックすると、フィルター ペインが閉じます。

  3. [リソースの更新]をクリックします。

    新たに追加、名称変更、削除されたリソースが、SnapCenter Serverのインベントリで更新されます。

    SnapCenterの外部でデータベースの名前が変更された場合は、リソースを更新する必要があります。

    リソースは、リソース タイプ、ホストまたはクラスタ名、関連するリソース グループ、バックアップ タイプ、ポリシー、全体的なステータスなどの情報とともに表示されます。

    • データベースが他社ストレージにある場合は、[全体のステータス]列に「Not available for backup」と表示されます。

      他社のETERNUS AX/HX seriesにあるデータベースには、データ保護処理を実行できません。

    • データベースがETERNUS AX/HX seriesにあって保護されていない場合は、[全体のステータス]列に「Not protected」と表示されます。

    • データベースがETERNUS AX/HX seriesにあって保護されている場合は、ユーザー インターフェイスの[全体のステータス]列に「Backup not run」というメッセージが表示されます。

    • データベースがETERNUS AX/HX seriesにあって保護され、かつデータベースに対してバックアップが実行された場合は、ユーザー インターフェイスの[全体のステータス]列に「Backup succeeded」というメッセージが表示されます。

クレデンシャルの設定時にSQL認証を有効にすると、検出されたインスタンスやデータベースに赤い鍵マークのアイコンが表示されます。鍵マークのアイコンが表示された場合、リソース グループに追加する際にそのインスタンスまたはデータベースのクレデンシャルを指定する必要があります。

SnapCenter管理者がリソースをRBACユーザーに割り当てたあとに、RBACユーザーがログインし、[リソースの更新]をクリックしてリソースの最新の[全体のステータス]を表示する必要があります。

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