エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )

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ディスクの作成と管理

Windowsホストは、ストレージ システム上のLUNを仮想ドライブとして認識します。SnapCenterを使用して、FC接続LUNまたはiSCSI接続LUNを作成および設定できます。

  • SnapCenterでサポートされるのは、ベーシック ドライブのみです。ダイナミック ドライブはサポートされていません。

  • GPTでは1つのデータ パーティションのみ、MBRではNTFSまたはCSVFSでフォーマットされた1つのボリュームと1つのマウント パスを持つ1つのプライマリー パーティションのみを含めることができます。

  • サポートされるパーティション スタイルは、GPT、MBRです。VMware UEFI VMでは、iSCSIドライブのみがサポートされます。

SnapCenterでは、ディスクの名前を変更することはできません。SnapCenterで管理しているディスクの名前が変更された場合、SnapCenterの処理は正常に実行されません。

ホスト上のディスクの表示

SnapCenterで管理している各Windowsホスト上のディスクを表示できます。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからホストを選択します。

    ドライブのリストが表示されます。

クラスタ ドライブの表示

SnapCenterで管理しているクラスタ上のクラスタ ディスクを表示できます。クラスタ ディスクは、[ホスト]ドロップダウンからクラスタを選択した場合にのみ表示されます。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからクラスタを選択します。

    ドライブのリストが表示されます。

FC接続またはiSCSI接続のLUNまたはドライブの作成

Windowsホストは、ストレージ システム上のLUNを仮想ドライブとして認識します。SnapCenterを使用して、FC接続LUNまたはiSCSI接続LUNを作成および設定できます。

SnapCenterの外部でディスクを作成してフォーマットする場合は、NTFSファイルシステムとCSVFSファイルシステムのみがサポートされます。

開始する前に
  • ストレージ システム上にLUN用のボリュームを作成しておく必要があります。

    このボリュームには、SnapCenterで作成したLUNのみを格納します。

    SnapCenterで作成したクローン ボリュームには、クローンがすでにスプリットされている場合を除き、LUNを作成することはできません。
  • ストレージ システムでFCサービスまたはiSCSIサービスを開始しておく必要があります。

  • iSCSIを使用している場合は、ストレージ システムとのiSCSIセッションを確立しておく必要があります。

  • SnapCenter Plug-ins Package for Windowsをインストールする必要があるのは、ディスクを作成するホストだけです。

タスク概要

  • Windows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストで共有する場合を除き、LUNを複数のホストに接続することはできません。

  • Cluster Shared Volume(CSV;クラスタ共有ボリューム)を使用したWindows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有する場合、クラスタ グループを所有するホストにディスクを作成する必要があります。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからホストを選択します。

  4. [新規]をクリックします。

    [ディスクを作成]ウィザードが開きます。

  5. [LUN名]ページで、LUNの情報を指定します。

    フィールド 操作

    ストレージシステム

    LUNのSVMを選択します。

    LUN パス

    [参照]をクリックし、LUNを含むフォルダーの完全パスを選択します。

    LUN 名

    LUNの名前を入力します。

    クラスタサイズ

    クラスタのLUNのブロック割り当てサイズを選択します。

    クラスタのサイズは、オペレーティング システムおよびアプリケーションによって異なります。

    LUN ラベル

    必要に応じて、LUNの説明を入力します。

  6. [ディスクタイプ]ページで、ディスク タイプを選択します。

    選択するオプション 状況

    専用ディスク

    LUNにアクセスできるホストは1つだけです。

    [リソースグループ]フィールドは無視します。

    共有ディスク

    Windows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有します。

    [リソースグループ]フィールドに、クラスタ リソース グループの名前を入力します。ディスクはフェイルオーバー クラスタ内の1つのホストだけに作成します。

    Cluster Shared Volume (CSV)

    CSVを使用するWindows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有します。

    [リソースグループ]フィールドに、クラスタ リソース グループの名前を入力します。ディスクはクラスタ グループを所有するホストに作成する必要があります。

  7. [ドライブプロパティ]ページで、ドライブのプロパティを指定します。

    プロパティ 説明

    マウントポイントの自動割り当て

    システム ドライブに基づいて、SnapCenterで自動的にボリューム マウント ポイントを割り当てます。

    たとえば、システム ドライブがC:ドライブだとすると、自動割り当て機能により、C:ドライブ直下にボリューム マウント ポイント(C:\scmnpt\)が割り当てられます。自動割り当ては共有ディスクではサポートされません。

    ドライブ文字を割り当てます

    ドロップダウン リストで選択したドライブにディスクをマウントします。

    ボリュームマウントポイントを使用する

    フィールドで指定したドライブ パスにディスクをマウントします。

    ボリューム マウント ポイントのルートは、ディスクを作成するホストが所有している必要があります。

    ドライブレターまたはボリュームマウントポイントを割り当てないでください

    ディスクをWindowsで手動でマウントする場合に選択します。

    LUNサイズ

    LUNサイズ(150MB以上)を指定します。

    ドロップダウン リストで単位(MB、GB、またはTB)を選択します。

    この LUN をホストしているボリュームにシンプロビジョニングを使用する

    LUNをシンプロビジョニングします。

    シンプロビジョニングでは、ストレージ スペースが必要なときに必要な分だけ割り当てられるため、LUNは使用可能な最大容量まで効率的に拡張されます。

    必要になるすべてのLUNストレージに対応できるだけの十分なスペースがボリュームにあることを確認してください。

    パーティションタイプを選択する

    GUIDパーティション テーブルの場合はGPTパーティション、マスター ブート レコードの場合はMBRパーティションを選択します。

    MBRパーティションをWindows Serverフェイルオーバー クラスタで使用した場合、ミスアライメントが発生することがあります。

    Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)パーティション ディスクはサポートされていません。
  8. [Map LUN]ページで、ホストのiSCSIイニシエータまたはFCイニシエータを選択します。

    フィールド 操作

    ホスト

    クラスタ グループ名をダブルクリックし、ドロップダウン リストに表示されたクラスタに属するホストの中から、イニシエータに指定するホストを選択します。

    このフィールドは、Windows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有する場合にのみ表示されます。

    ホストイニシエータを選択する

    [Fibre Channel]または[iSCSI]を選択し、ホスト上のイニシエータを選択します。

    FCでマルチパスI/O(MPIO)を使用する場合は、FCイニシエータを複数選択できます。

  9. [Group Type]ページで、既存のigroupをLUNにマッピングするか新しいigroupを作成するかを指定します。

    選択するオプション 状況

    選択したイニシエータ用に新しい igroup を作成する

    選択したイニシエータ用に新しいigroupを作成します。

    既存の igroup を選択するか、選択したイニシエータ用に新しい igroup を指定する

    選択したイニシエータ用に既存のigroupを指定するか、指定した名前で新しいigroupを作成します。

    [igroup name]フィールドにigroup名を入力します。既存のigroup名の最初の数文字を入力すると、残りの文字が自動的に入力されます。

  10. [Summary]ページで、選択内容を確認して[完了]をクリックします。

    SnapCenterにより、LUNが作成され、ホスト上の指定したドライブまたはドライブ パスに接続されます。

ディスクのサイズ変更

ストレージ システムのニーズの変化に応じて、ディスクのサイズを拡張または縮小することができます。

タスク概要

  • シンプロビジョニングLUNの場合、ONTAP LUNのジオメトリのサイズが最大サイズとして表示されます。

  • シックプロビジョニングLUNの場合、拡張可能なサイズ(ボリューム内の使用可能なサイズ)が最大サイズとして表示されます。

  • MBRパーティション方式を使用したLUNの場合、最大サイズは2TBです。

  • GPTパーティション方式を使用したLUNの場合、ストレージ システムの最大サイズは16TBです。

  • LUNのサイズを変更する前にSnapshotコピーを作成しておくことを推奨します。

  • LUNのサイズの変更前に作成されたSnapshotコピーからLUNをリストアすると、SnapCenterによってLUNのサイズがSnapshotコピーのサイズに自動的に変更されます。

    リストア処理のあと、サイズ変更後にLUNに追加されたデータを、サイズ変更後に作成されたSnapshotコピーからリストアする必要があります。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからホストを選択します。

    ドライブのリストが表示されます。

  4. サイズを変更するドライブを選択し、[Resize]をクリックします。

  5. [Resize Disk]ダイアログ ボックスで、スライダ ツールを使用してドライブの新しいサイズを指定するか、[Size]フィールドに新しいサイズを入力します。

    サイズを手動で入力した場合は、入力後に[Size]フィールド以外の部分をクリックすると、[Shrink]ボタンまたは[Expand]ボタンが有効になります。また、[MB]、[GB]、または[TB]のいずれかをクリックして単位を指定する必要があります。
  6. 入力した内容を確認し、[Shrink]または[Expand]をクリックします。

    SnapCenterによって、ドライブのサイズが変更されます。

ディスクの接続

[Connect Disk]ウィザードを使用して、既存のLUNをホストに接続したり、切断されたLUNを再接続したりできます。

開始する前に
  • ストレージ システムでFCサービスまたはiSCSIサービスを開始しておく必要があります。

  • iSCSIを使用している場合は、ストレージ システムとのiSCSIセッションを確立しておく必要があります。

  • Windows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストで共有する場合を除き、LUNを複数のホストに接続することはできません。

  • クラスタ共有ボリューム(CSV)を使用するWindows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホスト間でLUNを共有する場合、クラスタ グループを所有するホストにディスクを接続する必要があります。

  • Plug-in for Windowsをインストールする必要があるのは、ディスクを接続するホストだけです。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからホストを選択します。

  4. [Connect]をクリックします。

    [Connect Disk]ウィザードが開きます。

  5. [LUN名]ページで、接続するLUNの情報を指定します。

    フィールド 操作

    ストレージシステム

    LUNのSVMを選択します。

    LUN パス

    [参照]をクリックし、LUNを含むボリュームの完全パスを選択します。

    LUN 名

    LUNの名前を入力します。

    クラスタサイズ

    クラスタのLUNのブロック割り当てサイズを選択します。

    クラスタのサイズは、オペレーティング システムおよびアプリケーションによって異なります。

    LUN ラベル

    必要に応じて、LUNの説明を入力します。

  6. [ディスクタイプ]ページで、ディスク タイプを選択します。

    選択するオプション 状況

    専用ディスク

    LUNにアクセスできるホストは1つだけです。

    共有ディスク

    Windows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有します。

    ディスクはフェイルオーバー クラスタ内の1つのホストだけに接続します。

    Cluster Shared Volume (CSV)

    CSVを使用するWindows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有します。

    ディスクはクラスタ グループを所有するホストに接続する必要があります。

  7. [ドライブプロパティ]ページで、ドライブのプロパティを指定します。

    プロパティ 説明

    自動割り当て

    システム ドライブに基づいて、SnapCenterで自動的にボリューム マウント ポイントを割り当てます。

    たとえば、システム ドライブがC:ドライブだとすると、自動割り当て機能により、C:ドライブ直下にボリューム マウント ポイント(C:\scmnpt\)が割り当てられます。自動割り当ては共有ディスクではサポートされません。

    ドライブ文字を割り当てる

    ドロップダウン リストで選択したドライブにディスクをマウントします。

    ボリュームマウントポイントを使用する

    フィールドで指定したドライブ パスにドライブをマウントします。

    ボリューム マウント ポイントのルートは、ドライブを作成するホストが所有している必要があります。

    ドライブレターまたはボリュームマウントポイントを割り当てないでください

    ドライブをWindowsで手動でマウントする場合に選択します。

  8. [Map LUN]ページで、ホストのiSCSIイニシエータまたはFCイニシエータを選択します。

    フィールド 操作

    ホスト

    クラスタ グループ名をダブルクリックし、ドロップダウン リストに表示されたクラスタに属するホストの中から、イニシエータに指定するホストを選択します。

    このフィールドは、Windows Serverフェイルオーバー クラスタ内のホストでLUNを共有する場合にのみ表示されます。

    ホストイニシエータを選択する

    [Fibre Channel]または[iSCSI]を選択し、ホスト上のイニシエータを選択します。

    FCでMPIOを使用している場合は、FCイニシエータを複数選択できます。

  9. [Group Type]ページで、既存のigroupをLUNにマッピングするか新しいigroupを作成するかを指定します。

    選択するオプション 状況

    選択したイニシエータ用に新しい igroup を作成する

    選択したイニシエータ用に新しいigroupを作成します。

    既存の igroup を選択するか、選択したイニシエータ用に新しい igroup を指定する

    選択したイニシエータ用に既存のigroupを指定するか、指定した名前で新しいigroupを作成します。

    [igroup name]フィールドにigroup名を入力します。既存のigroup名の最初の数文字を入力すると、残りの文字が自動的に入力されます。

  10. [Summary]ページで、選択内容を確認して[完了]をクリックします。

    SnapCenterにより、ホスト上の指定したドライブまたはドライブ パスにLUNが接続されます。

ディスクの切断

LUNの内容に影響を与えることなく、ホストからLUNを切断できます。ただし例外が1つあり、スプリット前にクローンを切断するとクローンの内容が失われます。

開始する前に
  • LUNを使用しているアプリケーションがないことを確認します。

  • LUNが監視ソフトウェアで監視されていないことを確認します。

  • LUNが共有されている場合は、LUNからクラスタ リソースの依存関係を解除し、クラスタ内のすべてのノードの電源がオンで正常に動作しており、SnapCenterからアクセスできることを確認します。

タスク概要

SnapCenterで作成したFlexCloneボリュームのLUNを切断した場合、そのボリュームに他のLUNが接続されていなければSnapCenterはボリュームも削除します。この場合、LUNが切断される前に、FlexCloneボリュームが削除される可能性があることを警告するメッセージがSnapCenterに表示されます。

FlexCloneボリュームが自動で削除されないようにするには、最後のLUNを切断する前にボリュームの名前を変更します。ボリュームの名前を変更する際は、最後の1文字だけでなく複数の文字を変更してください。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからホストを選択します。

    ドライブのリストが表示されます。

  4. 切断するドライブを選択し、[Disconnect]をクリックします。

  5. [Disconnect Disk]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。

    SnapCenterによってディスクが切断されます。

ディスクの削除

不要になったディスクは削除できます。削除したディスクは復元できません。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ホスト]をクリックします。

  2. [ホスト]ページで、[ディスク]をクリックします。

  3. [ホスト]ドロップダウン リストからホストを選択します。

    ドライブのリストが表示されます。

  4. 削除するドライブを選択し、[削除]をクリックします。

  5. [Delete Disk]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。

    SnapCenterによってドライブが削除されます。

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