エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SnapCenter Software 6 マニュアル ( CA08871-404 )

Oracleデータベースのリソース グループの作成とポリシーの適用

リソース グループはコンテナであり、バックアップして保護するリソースをここに追加します。リソース グループを使用することで、特定のアプリケーションに関連するすべてのデータを同時にバックアップできます。

タスク概要
  • Oracle DBVERIFYユーティリティーを使用してバックアップを検証するには、ASMドライブ グループにファイルが格納されているデータベースが「MOUNT」または「OPEN」状態であることを確認する必要があります。

    リソース グループに1つ以上のポリシーを適用して、実行するデータ保護ジョブのタイプを定義します。

    次の図は、データベースのリソース、リソース グループ、ポリシーの関係を示しています。

    sco resourcegroup policy
  • SnapLockが有効なポリシーの場合、ONTAP 9.12.1以前のバージョンでは、Snapshotのロック期間を指定すると、リストアの一環として改ざん防止Snapshotから作成されたクローンにSnapLockの有効期限が継承されます。SnapLockの有効期限が過ぎたあと、ストレージ管理者がクローンを手動でクリーンアップする必要があります。

  • SnapMirror Active Syncを使用するリソースを含む既存のリソース グループにSnapMirror Active Syncを使用しない新しいデータベースを追加することはできません。

  • SnapMirror Active Syncのフェイルオーバー モードである既存のリソース グループに新しいデータベースを追加することはできません。リソースを追加できるのは、通常の状態またはフェイルバック状態のリソース グループのみです。

手順
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース]を選択し、リストから適切なプラグインを選択します。

  2. [リソース]ページで、[新しいリソースグループ]をクリックします。

  3. [Name]ページで、次の操作を実行します。

    1. [Name]フィールドにリソース グループの名前を入力します。

      リソース グループ名は250文字以内で指定する必要があります。
    2. あとでリソース グループを検索できるように、[Tag]フィールドに1つ以上のラベルを入力します。

      たとえば、複数のリソース グループにHRをタグとして追加すると、あとからHRタグに関連付けられたすべてのリソース グループを検索できます。

    3. Snapshot名にカスタムの名前形式を使用する場合は、このチェック ボックスをオンにして名前形式を入力します。

      たとえば、customtext_resource group_policy_hostnameやresource group_hostnameなどの形式です。デフォルトでは、Snapshotの名前の後ろにタイムスタンプが付加されます。

    4. バックアップの対象から外すアーカイブ ログ ファイルのデスティネーションを指定します。

      必要に応じて、プレフィックスも含めて、Oracleで設定されたものとまったく同じデスティネーションを使用してください。
  4. [リソース]ページで、[ホスト]ドロップダウン リストからOracleデータベースのホスト名を選択します。

    [Available Resources]セクションには、正常に検出されたリソースのみがリストされます。最近追加したリソースは、ユーザーがリソース リストを更新するまで[Available Resources]のリストには表示されません。
  5. [Available Resources]セクションでリソースを選択し、[Selected Resources]セクションに移動します。

    1つのリソース グループ内のLinuxホストとAIXホストの両方からデータベースを追加できます。
  6. [ポリシー]ページで、次の手順を実行します。

    1. ドロップダウン リストから1つ以上のポリシーを選択します。

      add symbolをクリックしてポリシーを作成することもできます。

      [Configure schedules for selected policies]セクションに、選択したポリシーがリストされます。

    2. スケジュールを設定するポリシーの[Configure Schedules]列で、add symbolをクリックします。

    3. [Add schedules for policy policy_name]ウィンドウで、スケジュールを設定し、[OK]をクリックします。

      policy_nameは、選択したポリシーの名前です。

      設定したスケジュールが[Applied Schedules]列にリストされます。

    サードパーティのバックアップ スケジュールは、SnapCenterのバックアップ スケジュールと重複している場合、サポートされません。

  7. [Verification]ページで、次の手順を実行します。

    1. [Load locators]をクリックしてSnapMirrorボリュームまたはSnapVaultボリュームをロードして、セカンダリー ストレージで検証を実行します。

    2. [Configure Schedules]列でadd symbolをクリックして、ポリシーのすべてのスケジュール タイプに対して検証スケジュールを設定します。

    3. [Add Verification Schedules policy_name]ダイアログ ボックスで、次の操作を実行します。

      状況 操作

      バックアップ後に検証を実行

      [Run Verification after Backup]を選択します。

      検証のスケジュールを設定

      [Run scheduled verification]を選択し、ドロップダウン リストからスケジュール タイプを選択します。

    4. セカンダリー ストレージ システムでバックアップを検証する場合は、[Verify on secondary location]を選択します。

    5. [OK]をクリックします。

      設定した検証スケジュールが、[Applied Schedules]列にリストされます。

  8. [Notification]ページで、[Email preference]ドロップダウン リストからEメールを送信するシナリオを選択します。

    また、送信者と受信者のEメール アドレス、およびEメールの件名を指定する必要があります。リソース グループに対して実行された処理のレポートを添付する場合は、[Attach Job Report]を選択します。

    Eメール通知を利用する場合は、GUIまたはPowerShellのSet-SmSmtpServerコマンドを使用して、SMTPサーバーの詳細を指定しておく必要があります。
  9. 概要を確認し、[完了]をクリックします。

Top of Page