SnapCenter Software 4.9

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データベースの自動的検出

リソースとは、SnapCenterで管理するLinuxホスト上のSAP HANAデータベースとデータ ボリューム以外のボリュームです。使用できるSAP HANAデータベースを検出したあとに、これらのリソースをリソース グループに追加してデータ保護処理を実行できます。

必要なもの

  • SnapCenter Serverのインストール、HDBユーザー ストア キーの追加、ホストの追加、ストレージ システム接続のセットアップなどのタスクを完了しておく必要があります。

  • LinuxホストでHDBのセキュアーなユーザー ストア キーとHDBSQL OSユーザーを設定しておく必要があります。

    • SID admユーザーを使用してHDBユーザー ストア キーを設定する必要があります。たとえば、SIDとしてA22を使用するHANAシステムの場合は、HDBユーザー ストア キーをa22admに設定します。

  • SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseでは、RDM / VMDK仮想環境にあるリソースの自動検出がサポートされていません。データベースを手動で追加する際に、仮想環境のストレージの情報を指定する必要があります。

タスク概要

プラグインをインストールすると、そのLinuxホスト上のすべてのリソースが自動検出されて[リソース]ページに表示されます。

自動検出されたリソースを変更または削除することはできません。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース]をクリックし、リストからPlug-in for SAP HANA Databaseを選択します。

  2. [リソース]ページで、[表示]リストからリソース タイプを選択します。

  3. (オプション)filter iconをクリックし、ホスト名を選択します。

    そのあとにfilter iconをクリックすると、フィルター ペインが閉じます。

  4. [リソースの更新]をクリックして、ホストで使用可能なリソースを検出します。

    リソースは、リソース タイプ、ホスト名、関連するリソース グループ、バックアップ タイプ、ポリシー、全体的なステータスなどの情報とともに表示されます。

    • データベースがETERNUS AX/HX seriesにあって保護されていない場合は、[全体のステータス]列に「保護されていません」と表示されます。

    • データベースがETERNUS AX/HX series上にあって保護されており、バックアップ処理が実行されていない場合は、[全体のステータス]列に「バックアップは実行されていません」と表示されます。それ以外の場合は、前回のバックアップ ステータスに基づいて、ステータスが「バックアップに失敗しました」または「バックアップに成功しました」に変わります。

SAP HANAデータベースでHDBのセキュアーなユーザー ストア キーが設定されていない場合は、リソースの横に赤い南京錠アイコンが表示されます。以降の検出処理中に、設定済みのHDBのセキュアーなユーザー ストア キーが正しくないか、データベース自体へのアクセスが提供されていないと判断された場合は、赤い南京錠アイコンが再表示されます。
SnapCenterの外部でデータベースの名前が変更された場合は、リソースを更新する必要があります。

終了後の操作

データベースを保護できるようにHDBのセキュアーなユーザー ストア キーとHDBSQL OSユーザーを設定するか、またはデータベースをリソース グループに追加してデータ保護処理を実行する必要があります。

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