SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )
SnapCenterのレポート機能の概要
SnapCenterには、システムの健全性や処理の状況を監視および管理するためのさまざまなレポート オプションが用意されています。
レポートの種類 | 説明 |
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バックアップ レポート |
バックアップ レポートには、SnapCenter環境のバックアップ状況に関する全体的なデータ、バックアップの成功率、および指定した期間に実行された各バックアップに関する情報が表示されます。バックアップが削除された場合、そのバックアップのステータス情報はレポートに表示されません。バックアップ詳細レポートには、指定したバックアップ ジョブに関する詳細情報に加え、バックアップに成功したリソースと失敗したリソースの一覧が表示されます。 |
クローン レポート |
クローン レポートには、SnapCenter環境のクローニング状況に関する全体的なデータ、クローニングの成功率、および指定した期間に実行された各クローニング ジョブに関する情報が表示されます。クローンが削除された場合、そのクローンのステータス情報はレポートに表示されません。クローン詳細レポートには、指定したクローン、クローン ホスト、クローニング ジョブ タスクのステータスについての詳細情報が表示されます。タスクが失敗した場合は、クローン詳細レポートにその情報が表示されます。 |
リストア レポート |
リストア レポートには、リストア ジョブに関する全体的な情報が表示されます。リストア詳細レポートには、指定したリストア ジョブについて、ホスト名、バックアップ名、ジョブの開始日時と期間、個々のジョブ タスクのステータスなどの詳細情報が表示されます。タスクが失敗した場合は、リストア詳細レポートにその情報が表示されます。 |
保護レポート |
このレポートには、すべてのSnapCenterプラグイン インスタンスで管理されているリソースについて、保護の詳細が表示されます。このレポートには、すべてのプラグイン インスタンスで管理されているリソースについて、保護の詳細が表示されます。概要に加え、保護されていないリソース、レポートの生成時にバックアップされていなかったリソース、バックアップ処理に失敗したリソース グループのリソース、およびSnapVaultステータスの詳細を確認できます。 |
スケジュール済みレポート |
毎日、毎週、または毎月のように定期的に実行されるレポートです。指定した日時に自動的に生成され、電子メールで該当するユーザーに送信されます。スケジュールは有効化、無効化、変更、または削除できます。有効なスケジュールは、[Run Now]ボタンをクリックしてオンデマンドでも実行できます。管理者はすべてのスケジュールを実行できますが、生成されるレポートに含まれるデータは、スケジュールを作成したユーザーが割り当てた権限によって異なります。 管理者以外のユーザーは、自分の権限に基づいてスケジュールを表示または変更できます。[Add Role]ページで[このロールのメンバーに他のメンバーのオブジェクトの表示および操作を許可する]オプションが選択されている場合、そのロールの他のメンバーは表示および変更できます。 |
レポートへのアクセス
SnapCenterダッシュボードを使用して、システムの健全性に関する概要を確認できます。ダッシュボードから詳細にドリルダウンできます。また、詳細レポートに直接アクセスすることもできます。
次のいずれかの方法でレポートにアクセスできます。
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左側のナビゲーション ペインで、[Dashboard]をクリックし、[Last Protection Summary]の円グラフをクリックして、[Reports]ページに詳細を表示します。
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左側のナビゲーション ペインで、[Reports]をクリックします。
レポートのフィルター
必要な情報や期間に応じてパラメーターを指定し、レポート データをフィルタリングできます。
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[レポート]をクリックします。
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[Parameter]ビューが表示されない場合は、レポートのツールバーで[パラメータ領域を切り替え]アイコンをクリックします。
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レポートを実行する期間を指定します。
終了日を省略した場合、取得可能なすべての情報が表示されます。 -
次のいずれかの条件に基づいて、レポート情報を絞り込みます。
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リソース グループ
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ホスト
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ポリシー
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リソース
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ステータス
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プラグイン名
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[適用]をクリックします。
レポートのエクスポートまたは印刷
SnapCenterのレポートをエクスポートして、さまざまな形式で参照することができます。レポートは印刷することもできます。
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[レポート]をクリックします。
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レポートのツールバーから、次のいずれかを実行します。
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[印刷プレビューを切り替え]アイコンをクリックして、印刷可能なレポートをプレビューします。
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[エクスポート]アイコン ドロップダウン リストから形式を選択して、別の形式でレポートをエクスポートします。
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レポートを印刷するには、[印刷]アイコンをクリックします。
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特定のレポートの概要を確認するには、レポートの該当するセクションまでスクロールします。
Eメール通知用のSMTPサーバーの設定
データ保護ジョブのレポートを自分または他のユーザーに送信する際に使用するSMTPサーバーを指定できます。テスト メールを送信して設定の確認することもできます。この設定は、Eメール通知を設定したSnapCenterのすべてのジョブにグローバルに適用されます。
このオプションは、すべてのデータ保護ジョブ レポートの送信に使用するSMTPサーバーを設定します。ただし、特定のリソースに対するSnapCenterのデータ保護ジョブの更新情報を定期的に自分または他のユーザーに送信し、更新ステータスを監視できるようするには、リソース グループの作成時にSnapCenterのレポートをEメールで送信するオプションを設定できます。
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[設定]をクリックします。
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[設定]ページで、[グローバル設定]をクリックします。
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SMTPサーバーの情報を入力し、[保存]をクリックします。
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テストEメールを送信するには、送信元および送信先のEメール アドレスと件名を入力し、[テストメールを送信]をクリックします。
レポートのEメール送信オプションの設定
SnapCenterのデータ保護ジョブの更新情報を定期的に自分または他のユーザーに送信し、更新ステータスを監視できるようするには、リソース グループの作成時にSnapCenterのレポートをEメールで送信するオプションを設定します。
[設定]の[グローバル設定]ページでSMTPサーバーを設定しておく必要があります。
手順
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左側のナビゲーション ペインで、[リソース]をクリックし、リストから適切なプラグインを選択します。
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表示するリソースのタイプを選択し、[新しいリソースグループ]をクリックします。既存のリソース グループのEメール レポートを設定する場合は、既存のリソース グループを選択して[Modify]をクリックします。
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[新しいリソースグループ]ウィザードの[Notification]パネルで、レポートを常に受け取るか、障害の発生時に受け取るか、障害または警告の発生時に受け取るかをプルダウン メニューから選択します。
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Eメールの送信元アドレス、Eメールの送信先アドレス、およびEメールの件名を入力します。