エフサステクノロジーズ株式会社

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SnapCenter Software 5 マニュアル ( CA08871-403 )

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PowerShellコマンドレットを使用したSAP HANAデータベースのリストア

SAP HANAデータベースのバックアップをリストアするときは、SnapCenter Serverとの接続セッションを開始し、バックアップをリストしてバックアップの情報を取得し、バックアップをリストアします。

開始する前に

PowerShellコマンドレットを実行できるように環境を準備しておく必要があります。

手順
  1. Open-SmConnectionコマンドレットを使用して、指定のユーザーでSnapCenter Serverとの接続セッションを開始します。

    Open-smconnection  -SMSbaseurl  https:\\snapctr.demo.fujitsu.com:8146/
  2. Get-SmBackupコマンドレットおよびGet-SmBackupReportコマンドレットを使用して、リストアするバックアップを特定します。

    この例では、リストアできるバックアップが2つあります。

     PS C:\> Get-SmBackup
    
            BackupId    BackupName                    BackupTime            BackupType
            --------    ----------                    ----------            ----------
             1          Payroll Dataset_vise-f6_08... 8/4/2015 11:02:32 AM  Full Backup
             2          Payroll Dataset_vise-f6_08... 8/4/2015 11:23:17 AM

    この例では、2015年1月29日から2015年2月3日までのバックアップに関する詳細な情報を示しています。

    PS C:\> Get-SmBackupReport -FromDateTime "1/29/2015" -ToDateTime "2/3/2015"
    
    SmBackupId           : 113
       SmJobId              : 2032
       StartDateTime        : 2/2/2015 6:57:03 AM
       EndDateTime          : 2/2/2015 6:57:11 AM
       Duration             : 00:00:07.3060000
       CreatedDateTime      : 2/2/2015 6:57:23 AM
       Status               : Completed
       ProtectionGroupName  : Clone
       SmProtectionGroupId  : 34
       PolicyName           : Vault
       SmPolicyId           : 18
       BackupName           : Clone_SCSPR0019366001_02-02-2015_06.57.08
       VerificationStatus   : NotVerified
    
       SmBackupId           : 114
       SmJobId              : 2183
       StartDateTime        : 2/2/2015 1:02:41 PM
       EndDateTime          : 2/2/2015 1:02:38 PM
       Duration             : -00:00:03.2300000
       CreatedDateTime      : 2/2/2015 1:02:53 PM
       Status               : Completed
       ProtectionGroupName  : Clone
       SmProtectionGroupId  : 34
       PolicyName           : Vault
       SmPolicyId           : 18
       BackupName           : Clone_SCSPR0019366001_02-02-2015_13.02.45
       VerificationStatus   : NotVerified
  3. HANA Studioでリカバリー処理を開始します。

    データベースがシャットダウンされます。

  4. Restore-SmBackupコマンドレットを使用して、バックアップからデータをリストアします。

    AppObjectIdは「Host\Plugin\UID」です。単一コンテナ タイプのリソースの場合はUID = SIDで、複数のコンテナ リソースの場合はUID = MDC\SIDです。ResourceIDは、Get-smResourcesコマンドレットで取得できます。
    Get-smResources  -HostName cn24.sccore.test.com  -PluginCode HANA

    この例は、プライマリー ストレージからデータベースをリストアする方法を示しています。

    Restore-SmBackup -PluginCode HANA -AppObjectId cn24.sccore.test.com\hana\H10 -BackupId 3

    この例は、セカンダリー ストレージからデータベースをリストアする方法を示しています。

    Restore-SmBackup -PluginCode 'HANA' -AppObjectId cn24.sccore.test.com\hana\H10 -BackupId 399 -Confirm:$false  -Archive @( @{"Primary"="<Primary Vserver>:<PrimaryVolume>";"Secondary"="<Secondary Vserver>:<SecondaryVolume>"})

    バックアップがHANA Studioでリカバリーに使用できるようになります。

コマンドレットで使用できるパラメーターとその説明は、Get-Help command_nameを実行して確認できます。

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