SnapCenter Software 4.9

to English version

ストレージ システムを追加する

SnapCenterがONTAPストレージまたはAmazon FSx for ONTAPにアクセスしてデータ保護およびプロビジョニングの処理を実行できるように、ストレージ システムを設定する必要があります。

スタンドアロンのSVMを追加するか、複数のSVMで構成されるクラスタを追加できます。Amazon FSx for ONTAPを使用している場合は、fsxadminアカウントを使用して複数のSVMで構成されるFSx管理LIFを追加したり、SnapCenterでFSx SVMを追加したりできます。

必要なもの

  • ストレージ接続を作成するには、Infrastructure Adminロールの権限が必要です。

  • プラグインのインストールが実行中でないことを確認してください。

    ストレージ システム接続の追加中にホスト プラグインのインストールを実行しないでください。ホスト キャッシュが更新されず、SnapCenter GUIに「Not available for backup」または「Not on ETERNUS AX/HX Series」と表示される場合があります。

  • ストレージ システムの名前は一意である必要があります。

    SnapCenterでは、別々のクラスタに属している場合でも、複数のストレージ システムに同じ名前を付けることはサポートされません。SnapCenterでサポートする各ストレージ システムには、一意な名前とデータLIFの一意なIPアドレスが必要です。

タスク概要

  • ストレージ システムの設定時に、イベント管理システム(EMS)とAutoSupportの機能を有効にすることもできます。AutoSupportツールは、システムの健全性に関するデータを収集し、そのデータをシステムのトラブルシューティング用に富士通サポートに自動的に送信します。

    これらの機能を有効にすると、リソースが保護されたとき、リストアやクローンの処理が完了したとき、または処理が失敗したときに、SnapCenterからストレージ システムにAutoSupport情報が、ストレージ システムのsyslogにEMSメッセージが送信されます。

  • SnapMirrorデスティネーションまたはSnapVaultデスティネーションにSnapshotコピーをレプリケートする場合は、デスティネーションSVM / クラスタとソースSVM / クラスタへのストレージ システム接続をセットアップする必要があります。

ストレージ システムのパスワードを変更すると、スケジュール済みジョブ、オンデマンド バックアップ、およびリストア処理が失敗する場合があります。ストレージ システムのパスワード変更後に[Storage]タブの[Modify]をクリックすると、パスワードを更新できます。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[ストレージシステム]をクリックします。

  2. [ストレージシステム]ページで、[新規]をクリックします。

  3. [Add Storage System]ページで、次の情報を入力します。

    フィールド 操作

    ストレージシステム

    ストレージ システムの名前またはIPアドレスを入力します。

    ストレージ システム名(ドメイン名は含めない)は15文字以下にする必要があります。解決可能な名前を使用してください。15文字を超える名前のストレージ システム接続を作成する場合は、Add-SmStorageConnectionPowerShellコマンドレットを使用します。
    MetroCluster 構成(MCC)のストレージ システムでノンストップ オペレーションを実現するには、ローカル クラスタとピア クラスタの両方を登録することを推奨します。

    SnapCenterでは、別々のクラスタに属している場合でも、複数のSVMに同じ名前を付けることはサポートされません。SnapCenterでサポートするSVMには、すべて一意の名前を付ける必要があります。

    SnapCenterにストレージ接続を追加したあとで、ONTAPを使用してSVMまたはクラスタの名前を変更しないでください。
    SVMに短縮名またはFQDNを追加した場合は、その名前がSnapCenterとプラグイン ホストの両方から解決できる必要があります。

    ユーザ名 / パスワード

    ストレージ システムへのアクセスに必要な権限を持つストレージ ユーザーのクレデンシャルを入力します。

    Event Management System (EMS) & AutoSupport Settings

    保護が適用されたとき、リストア処理が完了したとき、または処理が失敗したときにEMSメッセージをストレージ システムのsyslogに送信、またはAutoSupportメッセージをストレージ システムに送信するには、該当するチェック ボックスをオンにします。

    AutoSupport通知を有効にするにはEMSメッセージが必要であるため、[Send AutoSupport Notification for failed operations to storage system]チェック ボックスをオンにすると、[Log SnapCenter Server events to syslog]チェック ボックスもオンになります。

  4. プラットフォーム、プロトコル、ポート、タイムアウトに設定されているデフォルト値を変更する場合は、[その他のオプション]をクリックします。

    1. [Platform]で、ドロップダウン リストから次のいずれかのオプションを選択します。

      SVMがバックアップ関係におけるセカンダリー ストレージ システムの場合は、[Secondary]チェック ボックスを選択します。[Secondary]オプションをオンにした場合、SnapCenterによるライセンスのチェックはすぐには実行されません。

      SnapCenterでSVMを追加した場合、ユーザーはドロップダウンからプラットフォームタイプを手動で選択する必要があります。

    2. [Protocol]で、SVMまたはクラスタのセットアップ時に設定したプロトコル(通常はHTTPS)を選択します。

    3. ストレージ システムが受け入れるポートを入力します。

      通常はデフォルト ポート443を使用します。

    4. 接続を試行する時間(秒)を入力します。

      デフォルト値は60秒です。

    5. SVMに管理インターフェイスが複数ある場合は、[Preferred IP]チェック ボックスをオンにして、SVM接続に優先的に使用するIPアドレスを入力します。

    6. [保存]をクリックします。

  5. [保存]をクリックします。

結果

[ストレージシステム]ページの[タイプ]ドロップダウンから、次のいずれかの操作を実行します。

  • 追加したすべてのSVMを表示するには、[ONTAP SVMs]を選択します。

    FSx SVMを追加した場合は、ここにFSx SVMが表示されます。

  • 追加したすべてのクラスタを表示するには、[ONTAP クラスタ]を選択します。

    fsxadminを使用してFSxクラスタを追加した場合は、ここにFSxクラスタが表示されます。

    クラスタ名をクリックすると、そのクラスタに含まれるすべてのSVMが[Storage Virtual Machine]セクションに表示されます。

    ONTAPのGUIを使用してONTAPクラスタに新しいSVMを追加した場合は、[Rediscover]をクリックして、新しく追加したSVMを表示します。

終了後の操作

SnapCenterがアクセスできるすべてのストレージ システムからEメール通知を送信するには、クラスタ管理者が各ストレージ システム ノードでAutoSupportを有効にする必要があります。ストレージ システムのコマンドラインで次のコマンドを実行してください。

autosupport trigger modify -node nodename -autosupport-message client.app.info -to enable -noteto enable

Storage Virtual Machine(SVM)管理者にはAutoSupportへのアクセス権はありません。
Top of Page