SnapCenter Software 4.9

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PowerShellコマンドレットを使用したExchangeリソースのバックアップ

Exchange Serverデータベースのバックアップには、SnapCenter Serverとの接続の確立、Exchange Serverデータベースの検出、ポリシーの追加、バックアップ リソース グループの作成、バックアップ、バックアップ ステータスの確認といった作業が含まれます。

必要なもの

  • PowerShellコマンドレットを実行できるように環境を準備しておく必要があります。

  • ストレージ システム接続を追加し、クレデンシャルを作成しておく必要があります。

  • ホストを追加し、リソースを検出しておく必要があります。

Plug-in for Exchangeは、クローニング処理をサポートしていません。そのため、Plug-in for Exchangeでは、Add-SmPolicyコマンドレットのCloneTypeパラメーターを使用できません。

手順

  1. Open-SmConnectionコマンドレットを使用して、指定のユーザーでSnapCenter Serverとの接続セッションを開始します。

    Open-smconnection  -SMSbaseurl  https://snapctr.demo.fujitsu.com:8146/

    ユーザー名とパスワードのプロンプトが表示されます。

  2. Add-SmPolicyコマンドレットを使用して、バックアップ ポリシーを作成します。

    この例では、Exchangeのバックアップ タイプとしてフル バックアップとログ バックアップを指定して新しいバックアップ ポリシーを作成しています。

    C:\PS> Add-SmPolicy -PolicyName SCE_w2k12_Full_Log_bkp_Policy -PolicyType Backup -PluginPolicytype SCE -SceBackupType FullBackupAndLogBackup -BackupActiveCopies

    この例では、Exchangeのバックアップ タイプとして1時間ごとのフル バックアップとログ バックアップを指定して新しいバックアップ ポリシーを作成しています。

    C:\PS> Add-SmPolicy -PolicyName SCE_w2k12_Hourly_Full_Log_bkp_Policy -PolicyType Backup -PluginPolicytype SCE -SceBackupType FullBackupAndLogBackup -BackupActiveCopies -ScheduleType Hourly -RetentionSettings @{'BackupType'='DATA';'ScheduleType'='Hourly';'RetentionCount'='10'}

    この例では、Exchangeログのみをバックアップする新しいバックアップ ポリシーを作成しています。

    Add-SmPolicy -PolicyName SCE_w2k12_Log_bkp_Policy -PolicyType Backup -PluginPolicytype SCE -SceBackupType LogBackup -BackupActiveCopies
  3. Get-SmResourcesコマンドレットを使用してホスト リソースを検出します。

    この例では、指定したホスト上でMicrosoft Exchange Serverプラグインのリソースを検出しています。

    C:\PS> Get-SmResources -HostName vise-f6.sddev.mycompany.com -PluginCode SCE
  4. Add-SmResourceGroupコマンドレットを使用して、SnapCenterに新しいリソース グループを追加します。

    この例では、ポリシーとリソースを指定して新しいExchange Serverデータベース バックアップ リソース グループを作成しています。

    C:\PS> Add-SmResourceGroup -ResourceGroupName SCE_w2k12_bkp_RG -Description 'Backup ResourceGroup with Full and Log backup policy' -PluginCode SCE -Policies SCE_w2k12_Full_bkp_Policy,SCE_w2k12_Full_Log_bkp_Policy,SCE_w2k12_Log_bkp_Policy -Resources @{'Host'='sce-w2k12-exch';'Type'='Exchange Database';'Names'='sce-w2k12-exch.sceqa.com\sce-w2k12-exch_DB_1,sce-w2k12-exch.sceqa.com\sce-w2k12-exch_DB_2'}

    この例では、ポリシーとリソースを指定して新しいExchangeデータベース可用性グループ(DAG)のバックアップ リソース グループを作成しています。

    Add-SmResourceGroup -ResourceGroupName SCE_w2k12_bkp_RG -Description 'Backup ResourceGroup with Full and Log backup policy' -PluginCode SCE -Policies SCE_w2k12_Full_bkp_Policy,SCE_w2k12_Full_Log_bkp_Policy,SCE_w2k12_Log_bkp_Policy -Resources @{"Host"="DAGSCE0102";"Type"="Database Availability Group";"Names"="DAGSCE0102"}
  5. New-SmBackupコマンドレットを使用して、新しいバックアップ ジョブを開始します。

    C:\PS> New-SmBackup -ResourceGroupName SCE_w2k12_bkp_RG -Policy SCE_w2k12_Full_Log_bkp_Policy

    この例では、セカンダリー ストレージに新しいバックアップを作成しています。

    New-SMBackup -DatasetName ResourceGroup1 -Policy Secondary_Backup_Policy4
  6. Get-SmBackupReportコマンドレットを使用して、バックアップ ジョブのステータスを表示します。

    この例では、指定した日に実行されたすべてのジョブの概要レポートを表示しています。

    C:\PS> Get-SmJobSummaryReport -Date ?1/27/2018?

    この例では、ジョブIDを指定してジョブ サマリ レポートを表示しています。

    C:\PS> Get-SmJobSummaryReport -JobId 168

コマンドレットで使用できるパラメーターとその説明は、Get-Help command_nameを実行して確認できます。

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