SnapCenter Software 4.9

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SAP HANAデータベースのバックアップのクローニング

SnapCenterを使用してバックアップをクローニングすることができます。クローニングはプライマリーとセカンダリーのどちらのバックアップからも実行できます。

必要なもの

  • リソースまたはリソース グループをバックアップしておく必要があります。

  • ボリュームをホストするアグリゲートがStorage Virtual Machine(SVM)の割り当て済みアグリゲート リストに含まれていることを確認します。

  • ファイルベースのバックアップはクローニングできません。

  • ターゲットのクローン サーバーのSAP HANAインスタンスSIDは、[Target Clone SID]フィールドで指定したSIDと同じである必要があります。

  • クローニング前またはクローニング後のコマンドについては、プラグイン ホストの次のパスで使用できるコマンド リストにコマンドが存在するかどうかを確認する必要があります。

    Windows:C:\Program Files\Fujitsu\SnapCenter\Snapcenter Plug-in Creator\etc\allowed_commands_list.txt

    Linux:/var/opt/snapcenter/scc/allowed_commands_list.txt

コマンドがコマンド リストに存在しない場合、処理は失敗します。

タスク概要

クローン スプリット処理の制限事項については、CLIを使用した論理ストレージの管理を参照してください。

手順

  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース]をクリックし、リストから適切なプラグインを選択します。

  2. [リソース]ページで、[表示]ドロップダウン リストからリソース タイプを選択してリソースをフィルタリングします。

    リソースは、タイプ、ホスト、関連するリソース グループとポリシー、ステータスなどの情報とともに表示されます。

  3. リソースまたはリソース グループを選択します。

    リソース グループを選択した場合はリソースを選択する必要があります。

    リソースまたはリソース グループのトポロジー ページが表示されます。

  4. [コピーを管理]ビューで、プライマリーまたはセカンダリー(ミラー先またはバックアップ先)のストレージ システムから[バックアップ]を選択します。

  5. 表からデータ バックアップを選択し、clone iconをクリックします。

  6. [Location]ページで、次の操作を実行します。

    フィールド 操作

    プラグインホスト

    クローンのマウント先のプラグインがインストールされたホストを選択します。

    ターゲットクローンの SID

    既存のバックアップからクローニングするSAP HANAインスタンスIDを入力します。

    NFS エクスポートの IP アドレス

    クローン ボリュームをエクスポートするホスト名またはIPアドレスを入力します。

    iSCSI イニシエータ

    LUNのエクスポート先ホストのiSCSIイニシエータ名を入力します。 このオプションは、LUNリソース タイプを選択した場合にのみ使用できます。

    プロトコル

    LUNプロトコルを入力します。このオプションは、LUNリソース タイプを選択した場合にのみ使用できます。

    リソースとしてLUNを選択し、セカンダリー バックアップからクローニングする場合、デスティネーション ボリュームのリストが表示されます。1つのソースについて複数のデスティネーション ボリュームを選択することができます。

    クローニングを実行する前に、iSCSIイニシエータまたはFCPが存在し、設定が完了し、代替ホストにログインしていることを確認します。
  7. [Scripts]ページで、次の手順を実行します。

    スクリプトはプラグイン ホストで実行されます。
    1. クローニング処理の前後に実行するプリコマンドやポストコマンドを入力します。

      • クローニング前のコマンド:同じ名前の既存のデータベースの削除

      • クローニング後のコマンド:データベースの検証やデータベースの起動

    2. ホストにファイルシステムをマウントするには、mountコマンドを入力します。

      Linuxマシンのボリュームまたはqtreeに対するmountコマンド:

      NFSの例:

      mount VSERVER_DATA_IP:%VOLUME_NAME_Clone /mnt
  8. [Notification]ページで、[Email preference]ドロップダウン リストからEメールを送信するシナリオを選択します。

    また、送信者と受信者のEメール アドレス、およびEメールの件名を指定する必要があります。

  9. 概要を確認し、[完了]をクリックします。

  10. [モニタ] > [ジョブ]をクリックし、処理の進捗状況を監視します。

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