SnapCenter GUIからリモートでインストールできない場合は、Windowsホスト上でローカルにSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsをインストールできます。Windowsのコマンドラインから、SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのインストールプログラムをサイレントモードで自動的に実行できます。

必要なもの

Microsoft .NET Framework 4.7.2以降がインストールされている必要があります。
PowerShell 4.0以降がインストールされている必要があります。
Windowsメッセージキューが有効になっている必要があります。
ホストのローカル管理者である必要があります。

手順

インストールの場所から、SnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsをダウンロードします。

たとえば、デフォルトのインストールパスはC:\ProgramData\Fujitsu\SnapCenter\Package Repositoryです。

このパスには、SnapCenter Serverがインストールされているホストからアクセスできます。
プラグインをインストールするホストにインストールファイルをコピーします。
コマンドプロンプトから、インストールファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動します。

以下のコマンドを、変数を実際のデータに置き換えて入力します。

snapcenter_windows_host_plugin.exe"/silent / debuglog"" /log"" BI_SNAPCENTER_PORT= SUITE_INSTALLDIR="" BI_SERVICEACCOUNT= BI_SERVICEPWD= ISFeatureInstall=SCW

次に例を示します。

C:\ProgramData\Fujitsu\SnapCenter\Package Repository \snapcenter_windows_host_plugin.exe"/silent /debuglog"C: \HPPW_SCW_Install.log" /log"C:\" BI_SNAPCENTER_PORT=8145 SUITE_INSTALLDIR="C: \Program Files\Fujitsu\SnapCenter" BI_SERVICEACCOUNT=domain\administrator BI_SERVICEPWD=password ISFeatureInstall=SCW

Plug-in for Windowsのインストール時に渡されるすべてのパラメーターでは、大文字と小文字が区別されます。

以下の変数に値を入力します。

変数	値
/debuglog"<Debug_Log_Path>	インストーラのログファイルの名前と場所を次のように指定します。Setup.exe /debuglog"C:\PathToLog\setupexe.log"
BI_SNAPCENTER_PORT	SnapCenterがSMCoreと通信するポートを指定します。
SUITE_INSTALLDIR	ホストのプラグインパッケージのインストールディレクトリーを指定します。
BI_SERVICEACCOUNT	SnapCenter Plug-in for Microsoft WindowsのWebサービスアカウントを指定します。
BI_SERVICEPWD	SnapCenter Plug-in for Microsoft WindowsのWebサービスアカウントのパスワードを指定します。
ISFeatureInstall	SnapCenterでリモートホストに導入するソリューションを指定します。

変数

値

/debuglog"<Debug_Log_Path>

インストーラのログファイルの名前と場所を次のように指定します。Setup.exe /debuglog"C:\PathToLog\setupexe.log"

BI_SNAPCENTER_PORT

SnapCenterがSMCoreと通信するポートを指定します。

SUITE_INSTALLDIR

ホストのプラグインパッケージのインストールディレクトリーを指定します。

BI_SERVICEACCOUNT

SnapCenter Plug-in for Microsoft WindowsのWebサービスアカウントを指定します。

BI_SERVICEPWD

SnapCenter Plug-in for Microsoft WindowsのWebサービスアカウントのパスワードを指定します。

ISFeatureInstall

SnapCenterでリモートホストに導入するソリューションを指定します。

debuglogパラメーターには、SnapCenterのログファイルのパスが指定されています。このログファイルにはインストールで実行されるプラグインの前提条件に関するチェック結果が記録されるため、トラブルシューティング情報を入手する手段としてこのログファイルに書き込むことを推奨します。

必要な場合、SnapCenter for Windowsパッケージのログファイルでその他のトラブルシューティング情報を確認できます。パッケージのログファイルは、%Temp%フォルダー（C:\temp\など）に、古いものから順に表示されます。

Plug-in for Windowsをインストールすると、SnapCenter Serverではなくホストにプラグインが登録されます。SnapCenter GUIまたはPowerShellコマンドレットを使用してホストを追加することにより、SnapCenter Serverにプラグインを登録できます。ホストを追加すると、プラグインが自動的に検出されます。

SnapCenter Software 4.9

コマンドラインからのSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのサイレント インストール

コマンドラインからのSnapCenter Plug-in for Microsoft Windowsのサイレントインストール