エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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ホット スペアの割り当て

RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループでは、データ保護を強化するために、ホット スペアをスタンバイ ドライブとして割り当てることができます。これらのボリューム グループのいずれかでドライブに障害が発生すると、障害が発生したドライブのデータがホット スペアに再構築されます。

開始する前に
  • RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループを作成する必要があります(ホット スペアはプールには使用できません。プールでは、データ保護用に各ドライブ内のスペア容量を使用します)。

  • 次の条件を満たすドライブが使用可能な必要があります。

    • 未割り当てで最適ステータス

    • ボリューム グループ内のドライブと同じメディア タイプ(SSDなど)

    • ボリューム グループ内のドライブと同じインターフェイス タイプ(SASなど)

    • ボリューム グループ内のドライブの使用容量以上の容量

タスク概要

このタスクでは、[ハードウェア] ページからホット スペアを手動で割り当てる方法について説明します。推奨される適用範囲は、ドライブ セットごとにホット スペア2つです。

ホット スペアは初期セットアップ ウィザードから割り当てることもできます。ホット スペアがすでに割り当てられているかどうかは、[ハードウェア] ページにピンクで表示されるドライブ ベイで確認できます。

手順
  1. [ハードウェア] を選択します。

  2. 図にコントローラーが表示された場合は、[シェルフ前面を表示] をクリックします。

    図の表示が切り替わり、コントローラーではなくドライブが表示されます。

  3. ホット スペアとして使用する未割り当てのドライブ(グレー表示)を選択します。

    ドライブのコンテキスト メニューが開きます。

  4. [ホット スペアの割り当て] を選択します。

    セキュリティ有効なドライブの場合は、[ドライブの完全消去] ダイアログ ボックスが開きます。セキュリティ有効なドライブをホット スペアとして使用するには、まず「Secure Erase(完全消去)」処理を実行してドライブのすべてのデータを削除し、セキュリティ属性をリセットする必要があります。

    データ損失の可能性
    正しいドライブを選択していることを確認してください。[完全消去] 処理の完了後にデータをリカバリーすることはできません。

    セキュリティ有効でないドライブの場合は、[ホット スペア ドライブの割り当ての確認] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. ダイアログ ボックス内のテキストを確認し、処理を確定します。

    [ハードウェア] ページでピンクで表示されるドライブは、ホット スペアとして使用できる状態にあります。

結果

RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループ内のドライブに障害が発生した場合、自動的に冗長性データを使用して、データは障害ドライブからホット スペアへ再構築されます。

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