iSNS サーバによるターゲットの登録を有効にする
有効にすると、ストレージシステムは、自身のiSCSI Qualified Name（IQN）およびポート情報をiSNSサーバーから登録します。この設定は、イニシエータがiSNSサーバーからIQNとポート情報を取得できるように、iSNS検出を許可します。
名前のない検出セッションを有効にする
名前のない検出セッションを有効にすると、イニシエータ（iSCSIホスト）は、検出タイプの接続のログイン中にターゲットのIQN（コントローラー）を指定する必要はありません。無効な場合、ホストはIQNを指定してコントローラーへの検出セッションを確立する必要があります。ただし、通常の（I/Oベアリング）セッションでは常にターゲットIQNが必要です。この設定を無効にすると、権限のないiSCSIホストがIPアドレスのみを使用してコントローラーに接続することを防止できます。

iSCSIの設定および機能は、ストレージシステムでiSCSIがサポートされている場合のみ、[設定] ページに表示されます。

手順

[設定]>[システム]を選択します。
[iSCSI 設定] で、[ターゲット検出設定の表示 / 編集] をクリックします。

[ターゲット検出設定] ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの [iSNS サーバによる…] フィールドの下に、コントローラーが登録済みかどうかが示されます。

コントローラーを登録するには、[iSNS サーバによるターゲットの登録を有効にする] を選択して、次のいずれかを選択します。

DHCP サーバから自動的に設定を取得
動的ホスト構成プロトコル（DHCP）サーバーを使用してiSNSサーバーを設定する場合は、このオプションを選択します。このオプションを使用すると、コントローラー上のすべてのiSCSIポートでDHCPを使用するように設定する必要があることに注意してください。必要に応じて、コントローラーのiSCSIポートの設定を更新して、このオプションを有効にします。

DHCPサーバーからiSNSサーバーのアドレスを取得するには、オプション43の “Vendor Specific Information” を使用するようにDHCPサーバーを設定する必要があります。その場合、データバイト0xa-0xd（10-13）にiSNSサーバーのIPv4アドレスを指定する必要があります。

静的な設定を手動で指定
iSNSサーバーの静的IPアドレスを入力する場合は、このオプションを選択します（必要に応じて、カットアンドペーストでアドレスをフィールドに貼り付けることもできます）。IPv4アドレスまたはIPv6アドレスをフィールドに入力します。両方を設定した場合は、IPv4がデフォルトです。さらに、TCPリスニングポートを入力します（デフォルトの3205を使用するか、49152～65535の値を入力）。

名前のない検出セッションへの参加をストレージシステムに許可するには、[名前のない検出セッションを有効にする] を選択します。
- 有効にすると、iSCSIイニシエータは、コントローラーの情報を取得するためにターゲットIQNを指定する必要はありません。
- 無効にすると、イニシエータがターゲットIQNを指定しないかぎり、検出セッションは実行されません。名前のない検出セッションを無効にすると、セキュリティが強化されます。
[保存] をクリックします。

結果

SANtricity System ManagerがコントローラーをiSNSサーバーに登録しようとする間、進捗状況バーが表示されます。この処理には最長で5分ほどかかることがあります。