SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

ローカル ストレージ システム

ローカル ストレージ システムは、操作の対象となるストレージ システムです。

ミラー整合性グループ

ミラー整合性グループは、1つ以上のミラー ペアのコンテナです。非同期ミラーリング処理では、ミラー整合性グループを作成する必要があります。グループ内のすべてのミラー ペアが同時に再同期されるため、一貫したリカバリー ポイントが維持されます。

同期ミラーリングではミラー整合性グループを使用しません。

ミラー ペア

ミラー ペアは、プライマリー ボリュームとセカンダリー ボリュームの2つのボリュームで構成されます。

非同期ミラーリングでは、ミラー ペアは必ずミラー整合性グループに属します。書き込み処理はまずプライマリー ボリュームに対して実行され、その後セカンダリー ボリュームにレプリケートされます。ミラー整合性グループ内の各ミラー ペアには同じ同期設定が適用されます。

プライマリー ボリューム

ミラー ペアのプライマリー ボリュームは、ミラーリングするソース ボリュームです。

リモート ストレージ システム

通常はリモート ストレージ システムがセカンダリー サイトで、ミラーリング構成においてデータのレプリカが格納されます。

リザーブ容量

リザーブ容量は、コピー サービス処理やストレージ オブジェクトに使用される物理割り当て容量です。ホストから直接読み取ることはできません。

ミラーリングの動作状態を維持するために必要な情報をコントローラーが永続的に保存できるようにするには、これらのボリュームが必要です。これらのボリュームには、差分ログやcopy-on-writeデータなどの情報が格納されます。

セカンダリー ボリューム

ミラー ペアのセカンダリー ボリュームは通常はセカンダリー サイトに配置され、データのレプリカが格納されます。

同期

同期は、ローカル ストレージ システムとリモート ストレージ システムの間の初期同期で実行されます。また、通信が中断されてプライマリー ボリュームとセカンダリー ボリュームが同期されていない状態になったときにも実行されます。通信リンクが再確立されると、レプリケートされていないデータがセカンダリー ボリュームのストレージ システムに同期されます。