エフサステクノロジーズ株式会社

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SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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容量に関する用語

ストレージ システムに関連する容量の用語を次に示します。

ストレージ オブジェクト

次の用語は、ストレージ システムを利用できるさまざまなタイプのストレージ オブジェクトを示しています。

ストレージ オブジェクト 説明

ホスト

ホストは、ストレージ システム上のボリュームにI/Oを送信するサーバーです。

LUN

論理ユニット番号(LUN)はホストがボリュームへのアクセスに使用する番号で、アドレス スペースに割り当てられます。ボリュームはLUNの形式でホストに容量として提示されます。

各ホストには独自のLUNアドレス スペースがあります。そのため、同じLUNを複数のホストで使用して、異なるボリュームにアクセスできます。

ミラー整合性グループ

ミラー整合性グループは、1つ以上のミラー ペアのコンテナです。非同期ミラーリング処理では、ミラー整合性グループを作成する必要があります。

ミラー ボリューム ペア

ミラー ペアは、プライマリー ボリュームとセカンダリー ボリュームの2つのボリュームで構成されます。

プール

プールは、論理的にグループ化されたドライブの集まりです。プールを使用して、ホストからアクセスできるボリュームを作成できます(ボリュームはプールまたはボリューム グループから作成します)。

Snapshot整合性グループ

Snapshot整合性グループは、Snapshotイメージが作成されるときに1つのエンティティとして扱われるボリュームの集まりです。各ボリュームのSnapshotイメージが作成されますが、すべてのイメージが同じ瞬間に作成されます。

Snapshot グループ

Snapshotグループは、1つのベース ボリュームのSnapshotイメージの集まりです。

Snapshotボリューム

Snapshotボリュームによって、ホストはSnapshotイメージのデータにアクセスすることができます。Snapshotボリュームには独自のリザーブ容量があり、元のSnapshotイメージに影響を及ぼすことなくベース ボリュームへの変更が保存されます。

ボリューム

ボリュームは、アプリケーション、データベース、およびファイルシステムがデータを格納するコンテナです。ホストがストレージ システムのストレージにアクセスするために作成される論理コンポーネントです。

ボリューム グループ

ボリューム グループは、同じ特性を持つボリュームのコンテナです。ボリューム グループごとに容量とRAIDレベルが定義されています。ボリューム グループを使用して、ホストにアクセス可能なボリュームを1つ以上作成することができます(ボリュームはボリューム グループまたはプールから作成します)。

ストレージ容量

次の用語は、ストレージ システムで使用されるさまざまなタイプの容量を示しています。

容量タイプ 説明

割り当て容量

割り当て容量は、プールまたはボリューム グループ内のドライブから割り当てられた物理容量です。

割り当て容量はボリュームの作成やコピー サービス処理に使用します。

空き容量

空き容量は、ボリュームの作成やコピー サービス処理、またはストレージ オブジェクトにまだ割り当てられていない、プールまたはボリューム グループ内の使用可能な容量です。

プールまたはボリューム グループ容量

プール、ボリューム、またはボリューム グループの容量は、ストレージ システム内の容量のうち、プールまたはボリューム グループに割り当てられている容量です。この容量は、ボリュームの作成のほか、コピー サービス処理やストレージ オブジェクトのさまざまな容量ニーズに対処するために使用されます。

プールの使用不可容量

プールの使用不可容量は、ドライブのサイズの不一致が原因で使用できないプール内のスペースです。

予約済み容量

予約済み容量は、ドライブ障害に備えてプール内に確保されている容量(ドライブ数)です。

レポート容量

レポート容量は、ホストに報告され、ホストからアクセスできる容量です。

リザーブ容量

リザーブ容量は、コピー サービス処理やストレージ オブジェクトに使用される物理割り当て容量です。ホストから直接読み取ることはできません。

SSDキャッシュ

本機能は、SANtricity 11.80以降、SAS拡張機能付きHDDを使用するETERNUS AB3100およびETERNUS AB6100のコントローラーでサポートされています。NVMe SSDまたはSAS SSDのどちらでもSSD Readキャッシュとして使用可能です。ただし混在はできません。

SSDキャッシュは、ストレージ システム内で論理的にグループ化したソリッド ステート ドライブ(SSD)のセットです。SSDキャッシュ機能では、アクセス頻度が特に高いデータ(「ホット」データ)を低レイテンシのSSDにキャッシュすることでアプリケーション ワークロードを動的に高速化します。

未割り当て容量

未割り当て容量は、ストレージ システム内のスペースのうち、プールまたはボリューム グループに割り当てられていないスペースです。

書き込み済み容量

書き込み済み容量は、シン ボリュームに割り当てられたリザーブ容量のうちの書き込み済みの容量です。

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