SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)
Snapshotイメージのスケジュール設定
Snapshotスケジュールを作成し、ベース ボリュームに関する問題が発生した場合のリカバリーを有効にして、スケジュールされたバックアップを実行します。ベース ボリュームまたはSnapshot整合性グループのSnapshotを毎日、毎週、毎月、または任意の時刻に作成できます。
ベース ボリュームが最適である必要があります。
このタスクでは、既存のSnapshot整合性グループまたはベース ボリュームのSnapshotスケジュールを作成する方法について説明します。
ベース ボリュームまたはSnapshot整合性グループのSnapshotイメージの作成と同時にSnapshotスケジュールを作成することもできます。 |
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次のいずれかの操作を実行してSnapshotスケジュールを作成します。
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[ストレージ]>[ボリューム]を選択します。
このSnapshotスケジュールのオブジェクト(ボリュームまたはSnapshot整合性グループ)を選択し、[コピー サービス]>[Snapshot スケジュールの作成]を選択します。
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[ストレージ]>[Snapshot]を選択します。
[スケジュール] タブを選択し、[作成] をクリックします。
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このSnapshotスケジュールのオブジェクト(ボリュームまたはSnapshot整合性グループ)を選択し、[次へ] をクリックします。
[Snapshot スケジュールの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
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次のいずれかを実行します。
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別のSnapshotオブジェクトから以前に定義されたスケジュールを使用する。
詳細オプションが表示されていることを確認します。[詳細オプションを表示] をクリックします。[スケジュールのインポート] をクリックし、インポートするスケジュールが設定されたオブジェクトを選択して、[インポート] をクリックします。
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基本オプションまたは詳細オプションを変更する。
ダイアログ ボックスの右上にある [詳細オプションを表示] をクリックしてすべてのオプションを表示し、次の表を参照してください。
フィールドの詳細
フィールド 説明 基本設定
期間を選択
Snapshotイメージの個々の曜日を選択します。
開始時間
日次Snapshotの新しい開始時間をドロップダウン リストから選択します(30分単位で選択可能)。開始時間のデフォルトは現在時刻の30分後です。
タイムゾーン
お使いのシステムのタイム ゾーンをドロップダウン リストから選択します。
詳細設定
曜日 / 月
次のいずれかのオプションを選択します。
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毎日 / 毎週
同期Snapshotの個々の日にちを選択します。日次スケジュールを使用する場合は、右上にある [すべての日を選択する] チェック ボックスをオンにすることもできます。 -
毎月 / 毎年
同期Snapshotの個々の月を選択します。[日にち] フィールドに、同期を実行する日にちを入力します。有効なエントリは 1~31、および Last です。複数の日にちをカンマまたはセミコロンで区切ることができます。日にちの範囲を入力するには、ハイフンを使用します。次に例を示します。「1,3,4,10-15,Last」のように指定します。月次スケジュールを使用する場合は、右上にある [すべての月を選択する] チェック ボックスをオンにすることもできます。
開始時間
日次Snapshotの新しい開始時間をドロップダウン リストから選択します(30分単位で選択可能)。開始時間のデフォルトは現在時刻の30分後です。
タイムゾーン
お使いのシステムのタイム ゾーンをドロップダウン リストから選択します。
1 日あたりの Snapshot 数/Snapshot の作成間隔
1日に作成するSnapshotイメージの数を選択します。1より大きい数を選択する場合は、Snapshotイメージを作成する間隔も選択してください。複数のSnapshotイメージを作成する場合は、リザーブ容量が十分にあることを確認してください。
Snapshot イメージを今すぐ作成
スケジュール設定する自動イメージに加えてインスタント イメージを作成するには、このチェック ボックスをオンにします。
開始日/終了日または終了日なし
同期の開始日を入力します。終了日も入力するか、[終了日なし] を選択します。
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次のいずれかを実行します。
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オブジェクトがSnapshot整合性グループの場合は、[作成] をクリックして設定を受け入れ、スケジュールを作成します。
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オブジェクトがボリュームの場合は、[次へ] をクリックしてSnapshotイメージにリザーブ容量を割り当てます。
[ボリューム候補] の表には、指定したリザーブ容量をサポートするボリュームだけが候補として表示されます。リザーブ容量は、コピー サービス処理やストレージ オブジェクトに使用される物理割り当て容量です。ホストから直接読み取ることはできません。
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スピン ボックスを使用して、Snapshotイメージにリザーブ容量を割り当てます。次のいずれかを実行します。
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デフォルト設定を使用する。
デフォルト設定を使用してSnapshotイメージにリザーブ容量を割り当てるには、この推奨オプションを使用します。
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データ ストレージのニーズに合わせて独自の設定でリザーブ容量を割り当てる。
デフォルトのリザーブ容量設定を変更した場合は、[候補を更新] をクリックし、新しいリザーブ容量に対応する候補リストを表示します。
次のガイドラインに従ってリザーブ容量を割り当てます。
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リザーブ容量のデフォルトの設定はベース ボリュームの容量の40%です。通常はこの容量で十分です。
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必要な容量は、ボリュームに対するI/O書き込みの頻度とサイズ、およびSnapshotイメージを収集する数と期間によって異なります。
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[次へ] をクリックします。
[設定の編集] ダイアログ ボックスが表示されます。
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必要に応じてSnapshotスケジュールの設定を編集し、[終了] をクリックします。
フィールドの詳細
設定 説明 Snapshot イメージの上限
次の場合に Snapshot イメージの自動削除を有効にする
指定した制限に達したときにSnapshotイメージを自動的に削除する場合は、このチェックボックスを選択したままにします。制限はスピン ボックスを使用して変更できます。このチェックボックスの選択を解除した場合、Snapshotイメージが32個作成された時点で作成が停止します。
リザーブ容量設定
アラートの送信しきい値
スピン ボックスを使用して、スケジュール用のリザーブ容量が上限に近付いたときにシステムがアラート通知を送信する割合を調整します。
スケジュール用のリザーブ容量が指定したしきい値を超えた場合は、事前通知を使用して、残りのスペースを使い果たす前にリザーブ容量を拡張するか、不要なオブジェクトを削除します。
リザーブ容量がフルになったときの処理
次のいずれかのポリシーを選択します。
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最も古い Snapshot イメージをパージする
システムは最も古いSnapshotイメージを自動的にパージします。これにより、Snapshotイメージのリザーブ容量が解放されて、Snapshotグループ内で再利用できるようになります。 -
ベース ボリュームへの書き込みを拒否する
リザーブ容量の割合が定義された上限に達した時点で、リザーブ容量へのアクセスをトリガーしたベース ボリュームに対するI/O書き込み要求が拒否されるようになります。
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