SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)
iSCSIセッションの表示
ストレージ システムへのiSCSI接続に関する詳細情報を表示できます。iSCSIセッションは、非同期ミラー関係にあるホストまたはリモート ストレージ システムとの間で発生します。
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[設定]>[システム]を選択します。
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[iSCSI セッションの表示 / 終了] を選択します。
現在のiSCSIセッションのリストが表示されます。
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オプション: 特定のiSCSIセッションに関する追加情報を表示するには、セッションを選択し、[詳細の表示] をクリックします。
フィールドの詳細
項目 説明 セッション識別子(SSID)
iSCSIイニシエータとiSCSIターゲット間のセッションを識別する16進数の文字列。SSIDは、ISIDとTPGTで構成されます。
イニシエータ セッション ID(ISID)
セッション識別子のイニシエータの部分。イニシエータはログイン時にISIDを指定します。
ターゲット ポータル グループ
iSCSIターゲット。
ターゲット ポータル グループ タグ(TPGT)
セッション識別子のターゲットの部分。iSCSIターゲット ポータル グループの16ビットの数値識別子。
イニシエータの iSCSI 名
世界規模で一意なイニシエータの名前。
イニシエータの iSCSI ラベル
SANtricity System Managerで設定されたユーザー ラベル。
イニシエータの iSCSI エイリアス
iSCSIノードにも関連付けることのできる名前。エイリアスを使用すると、組織がユーザーにわかりやすい文字列をiSCSI名に関連付けることができます。ただし、エイリアスはiSCSI名に代わるものではありません。イニシエータのiSCSIエイリアスは、SANtricity System Managerではなく、ホストでのみ設定可能です。
ホスト
ストレージ システムに入出力を送信するサーバー。
接続 ID(CID)
イニシエータとターゲット間のセッション内における接続の一意の名前。イニシエータがこのIDを生成し、ログイン要求の際にターゲットに提供します。接続IDは、接続を閉じるログアウトの際にも提供されます。
ポート識別子
接続に関連付けられているコントローラー ポート。
イニシエータの IP アドレス
イニシエータのIPアドレス。
ネゴシエーション済みのログイン パラメーター
iSCSIセッションのログイン時に処理されるパラメーター。
認証方式
iSCSIネットワークへのアクセスを必要とするユーザーを認証する手法。有効な値は、[CHAP] および [なし] です。
ヘッダー ダイジェスト方式
iSCSIセッションに有効なヘッダー値を表示する手法。HeaderDigestおよびDataDigestは、[なし] または [CRC32C] のどちらかになります。両方のデフォルト値は [なし] です。
データ ダイジェスト方式
iSCSIセッションに有効なデータ値を表示する手法。HeaderDigestおよびDataDigestは、[なし] または [CRC32C] のどちらかになります。両方のデフォルト値は [なし] です。
最大接続数
iSCSIセッションに許可される接続の最大数。1~4を接続の最大数として指定できます。デフォルト値は 1 です。
ターゲット エイリアス
ターゲットに関連付けられているラベル。
イニシエータ エイリアス
イニシエータに関連付けられているラベル。
ターゲットの IP アドレス
iSCSIセッションのターゲットのIPアドレス。DNS名はサポートされません。
初期 R2T
初期の転送準備完了ステータス。このステータスは [はい] または [いいえ] のどちらかです。
最大バースト長
このiSCSIセッションの最大SCSIペイロード(バイト)。512~262,144(256KB)を最大バースト長として指定できます。デフォルト値は 262,144(256KB) です。
第 1 バースト長
このiSCSIセッションの未承諾データのSCSIペイロード(バイト)。512~131,072(128KB)を第1バースト長として指定できます。デフォルト値は 65,536(64KB) です。
デフォルトの待機時間
接続の終了または接続のリセット後、接続を試行するまでの最小秒数。0~3600をデフォルトの待機時間の値として指定できます。デフォルトは 2 です。
デフォルトの保持時間
接続の終了または接続のリセット後も接続が引き続き可能な最大秒数。0~3600をデフォルトの保持時間として指定できます。デフォルト値は 20 です。
最大未処理 R2T
このiSCSIセッションの未処理の「準備が完了した転送」の最大数。1~16を未処理の「準備が完了した転送」の最大値として指定できます。デフォルトは 1 です。
エラー リカバリ レベル
このiSCSIセッションのエラー リカバリーのレベル。エラー リカバリー レベルの値は常に 0 に設定されます。
受信データ最大セグメント長
イニシエータまたはターゲットがペイロード データ ユニット(PDU)で受信できる最大データ量。
ターゲット名
ターゲットの正式名(エイリアスではありません)。iqn 形式のターゲット名です。
イニシエータ名
イニシエータの正式名(エイリアスではありません)。iqn 形式または eui 形式を使用するイニシエータ名です。
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オプション: レポートをファイルに保存するには、[保存] をクリックします。
ブラウザーのダウンロード フォルダーにファイル(ファイル名:
iscsi-session-connections.txt
)が保存されます。