SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)
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非同期ミラー整合性グループの管理
非同期に関するFAQ
選択したミラーリング機能にアクセスできない場合、どのような理由が考えられますか?
ミラー整合性グループを作成するときは、どのような点に注意する必要がありますか?
非同期ミラーリング - ミラー ペアを作成するときは、どのような点に注意する必要がありますか?
ミラー ペア ボリュームでリザーブ容量を増やすときは、どのような点に注意する必要がありますか?
リザーブ容量を要求した量で増やせない場合、どのような理由が考えられますか?
表に「該当なし」と表示される場合、どのような理由が考えられますか?
プールおよびボリューム グループが一部表示されないのはなぜですか?
非同期ミラーリング - ボリュームが一部表示されないのはなぜですか?
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セグメント サイズとは何ですか?
セグメントは、あるドライブに格納されるデータの量(KiB)です。この量に達すると、ストライプ(RAIDグループ)内の次のドライブへと進みます。セグメント サイズはボリューム グループにのみ該当し、プールには該当しません。
セグメント サイズは、セグメントに含まれるデータ ブロックの数で定義されます。セグメント サイズを決定する際には、ボリュームに格納するデータの種類を把握しておく必要があります。アプリケーションが主にスモール ランダム リードとスモール ランダム ライト(IOPS)を使用する場合は、一般に小さなセグメント サイズが適しています。アプリケーションがラージ シーケンシャル リードとラージ シーケンシャル ライト(スループット)を使用する場合は、一般に大きなセグメント サイズが適しています。
アプリケーションがスモール ランダム リード / ライトとラージ シーケンシャル リード / ライトのどちらを使用するかに関係なく、セグメント サイズを標準的なデータ ブロックのチャンク サイズより大きくすると、ストレージ システムのパフォーマンスが向上します。これはドライブがより簡単かつ高速にデータにアクセスできるためで、ストレージ システムのパフォーマンス向上にとって重要な要素です。
IOPSパフォーマンスが重視される環境
1秒当たりの入出力処理数(IOPS)を重視する環境では、ドライブに対して読み書きされる標準的なデータ ブロック サイズ(“チャンク”)よりもセグメント サイズを大きくすると、ストレージ システムのパフォーマンスが向上します。こうすることで、各チャンクが確実に1つのドライブに書き込まれます。
スループットが重視される環境
スループットを重視する環境では、標準的なデータ チャンク サイズ(I/Oサイズ)をデータ用ドライブの総数で割った値にセグメント サイズを設定します。こうすることで、データが単一のストライプとしてボリューム グループの複数のドライブに分散されるため、読み取りと書き込みが速くなります。