エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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セグメント サイズとは何ですか?

セグメントは、あるドライブに格納されるデータの量(KiB)です。この量に達すると、ストライプ(RAIDグループ)内の次のドライブへと進みます。セグメント サイズはボリューム グループにのみ該当し、プールには該当しません。

セグメント サイズは、セグメントに含まれるデータ ブロックの数で定義されます。セグメント サイズを決定する際には、ボリュームに格納するデータの種類を把握しておく必要があります。アプリケーションが主にスモール ランダム リードとスモール ランダム ライト(IOPS)を使用する場合は、一般に小さなセグメント サイズが適しています。アプリケーションがラージ シーケンシャル リードとラージ シーケンシャル ライト(スループット)を使用する場合は、一般に大きなセグメント サイズが適しています。

アプリケーションがスモール ランダム リード / ライトとラージ シーケンシャル リード / ライトのどちらを使用するかに関係なく、セグメント サイズを標準的なデータ ブロックのチャンク サイズより大きくすると、ストレージ システムのパフォーマンスが向上します。これはドライブがより簡単かつ高速にデータにアクセスできるためで、ストレージ システムのパフォーマンス向上にとって重要な要素です。

IOPSパフォーマンスが重視される環境

1秒当たりの入出力処理数(IOPS)を重視する環境では、ドライブに対して読み書きされる標準的なデータ ブロック サイズ(“チャンク”)よりもセグメント サイズを大きくすると、ストレージ システムのパフォーマンスが向上します。こうすることで、各チャンクが確実に1つのドライブに書き込まれます。

スループットが重視される環境

スループットを重視する環境では、標準的なデータ チャンク サイズ(I/Oサイズ)をデータ用ドライブの総数で割った値にセグメント サイズを設定します。こうすることで、データが単一のストライプとしてボリューム グループの複数のドライブに分散されるため、読み取りと書き込みが速くなります。

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