エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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コントローラーの状態

コントローラーには、オンライン、オフライン、およびサービス モードの3種類の状態があります。

オンライン状態

オンライン状態は、コントローラーの通常動作時の状態です。コントローラーが正常に動作しており、I/O処理に使用できます。

コントローラーをオンラインにすると、ステータスが最適になります。

オフライン状態

オフライン状態は、通常、コントローラーが2台あるストレージ システムでコントローラーの交換を準備するときに使用します。コントローラーがオフライン状態になるのは、明示的なコマンドを実行した場合、またはコントローラーで障害が発生した場合です。コントローラーのオフライン状態は、別の明示的なコマンドを実行するか、障害が発生したコントローラーを交換するまで解消されません。コントローラーをオフラインにできるのは、ストレージ システムにコントローラーが2台ある場合だけです。

コントローラーがオフライン状態のときは次の状況になります。

  • そのコントローラーをI/Oに使用できません。

  • そのコントローラーを使用してストレージ システムを管理することはできません。

  • そのコントローラーが現在所有しているボリュームはもう一方のコントローラーにすべて移動されます。

  • キャッシュ ミラーリングは無効になり、すべてのボリュームがライトスルー キャッシュ モードになります。

サービス モード

サービス モードは、通常は富士通のサポートのみが使用するモードです。コントローラーを診断できるように、ストレージ システムのすべてのボリュームをもう一方のコントローラーに移動します。コントローラーのサービス モードへの切り替えは手動で行う必要があり、サービスの処理が完了したら手動でオンラインに戻す必要があります。

コントローラーがサービス モードのときは次の状況になります。

  • そのコントローラーをI/Oに使用できません。

  • 富士通のサポートは、そのコントローラーにシリアル ポートまたはネットワーク接続を介してアクセスし、潜在的な問題の分析を行うことができます。

  • そのコントローラーが現在所有しているボリュームはもう一方のコントローラーにすべて移動されます。

  • キャッシュ ミラーリングは無効になり、すべてのボリュームがライトスルー キャッシュ モードになります。

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