SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)
プールの手動作成
プールの自動構成機能でニーズに合うプールが提示されない場合は、プールを(一連の候補から)手動で作成できます。
プールは必要な論理ストレージ容量を提供します。この容量から個々のボリュームを作成し、アプリケーションをホストすることができます。
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ドライブ タイプ(HDDまたはSSD)が同じドライブが少なくとも11本必要です。
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シェルフ損失の保護を有効にするには、プールを構成するドライブが少なくとも6台の異なるシェルフに属している必要があります。また、同じシェルフから使用できるドライブは2本までです。
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ドロワー損失の保護を有効にするには、プールを構成するドライブが少なくとも5台の異なるドロワーに属している必要があります。また、各ドロワーから同じ台数のシェルフを使用する必要があります。
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ETERNUS AB seriesストレージ システムを構成する際は、各コントローラーが最初の12個のスロットと最後の12個のスロットそれぞれで同じ数のドライブにアクセスできるようにします。この構成により、コントローラーがドライブ側の両方のPCIeバスをより効果的に使用できるようになります。現在、SANtricity System Managerでは、ボリューム グループの作成時にドライブを選択するには、[アドバンスト]機能を使用します。プールを作成する場合、ストレージ システムのすべてのドライブを使用することを推奨します。
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[ストレージ]>[プールとボリューム グループ]を選択します。
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[作成]>[プール]をクリックします。
[プールの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
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プールの名前を入力します。
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オプション: ストレージ システムに複数のタイプのドライブがある場合、使用するドライブ タイプを選択します。
作成可能なすべてのプールの候補が表示されます。
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次の特性に基づいて使用するプールの候補を選択し、[作成] をクリックします。
特性 用途 空き容量
プール候補の空き容量(GiB)を示します。アプリケーションのストレージ ニーズに応じて、必要な容量のプール候補を選択します。
プールには予約済み(スペア)容量も含まれますが、これは空き容量には含まれません。
合計ドライブ数
プール候補に含まれるドライブの数を示します。
SANtricity System Managerは、できるだけ多くのドライブを予約済み容量として自動的に確保します(SANtricity System Managerではプール内の6本につき1本のドライブを予約済み容量として確保します)。
ドライブ障害が発生すると、予約済み容量を使用して再構築されたデータが格納されます。
ドライブ ブロック サイズ(AB3100およびAB6100のみ)
プール内のドライブが書き込めるブロック サイズ(セクター サイズ)を示します。値は次のとおりです。
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512
512バイト セクター サイズ -
4K
4,096バイト セクター サイズ
セキュリティ対応
プール候補がセキュリティ対応ドライブだけで構成されているかどうかを示します。セキュリティ対応ドライブには、Full Disk Encryption(FDE)ドライブと連邦情報処理標準(FIPS)ドライブがあります。
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プールはドライブ セキュリティを使用して保護できますが、この機能を使用するには、すべてのドライブがセキュリティ対応である必要があります。
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FDEのみのプールを作成するには、[セキュリティ対応] 列が [はい - FDE] になっているプールを探します。FIPSのみのプールを作成するには、[セキュリティ対応] 列が [はい - FIPS] または [はい - FIPS(Mixed)] を探します。「Mixed」は140-2と140-3レベルのドライブが混在していることを示します。これらのレベルを組み合わせて使用する場合は、プールが下位レベルのセキュリティ(140-2)で動作することに注意してください。
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セキュリティ対応かどうかがドライブによって異なるプールや、セキュリティ レベルが異なるドライブが混在したプールを作成することもできます。プールにセキュリティ対応でないドライブが含まれている場合、プールをセキュリティ対応にすることはできません。
セキュリティを有効化
セキュリティ対応ドライブでドライブ セキュリティ機能を有効にするためのオプションです。プールがセキュリティ対応で、セキュリティ キーを作成している場合、チェックボックスを選択してセキュリティを有効にできます。
一度有効にしたドライブ セキュリティは、プールを削除してドライブを消去しないかぎり解除できません。
DA 対応
プール候補でData Assurance(DA)を使用できるかどうかを示します。DAは、データがコントローラー経由でドライブに転送される際に発生する可能性があるエラーをチェックして修正します。
DAはすべてのドライブがDA対応の場合に有効になります。ボリュームの作成後にDAを無効にする場合は、[ストレージ]>[ボリューム]>[設定の表示 / 編集]>[アドバンスト]>[Data Assurance を永続的に無効化]を選択します。ボリュームのDAを無効にすると、再度有効にすることはできません。
リソース プロビジョニング対応(AB3100およびAB6100のみ)
プール候補でリソース プロビジョニングを使用できるかどうかを示します。リソース プロビジョニングは、AB3100およびAB6100ストレージ システムで使用できる機能です。オンにすると、ボリュームはバックグラウンドで初期化されることなくただちに使用できる状態になります。
シェルフ損失の保護
シェルフ損失の保護が使用可能かどうかを示します。
シェルフ損失の保護が有効な場合、1台のドライブ シェルフとの通信が完全に失われた場合でもプール内のボリューム上のデータへのアクセスが保証されます。
ドロワー損失の保護
ドロワー損失の保護が使用可能かどうかを示します。この保護は、使用しているドライブ シェルフにドロワーが搭載されている場合にのみ提供されます。
ドロワー損失の保護が有効な場合、ドライブ シェルフの1台のドロワーとの通信が完全に失われた場合でもプール内のボリューム上のデータへのアクセスが保証されます。
サポートされるボリューム ブロック サイズ(AB3100およびAB6100のみ)
プール内のボリュームに対して作成できるブロック サイズを示します。
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512n
512バイト ネイティブ -
512e
512バイト エミュレーション -
4K
4,096バイト
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