エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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iSCSIポートの設定

コントローラーにiSCSIホスト接続が搭載されている場合は、[ハードウェア] ページからiSCSIポートを設定できます。

開始する前に
  • コントローラーにiSCSIポートが搭載されている必要があります。そうでない場合、iSCSI設定は使用できません。

  • ネットワーク速度(ポートとホストの間のデータ転送率)を把握しておく必要があります。

iSCSIの設定および機能は、ストレージ システムでiSCSIがサポートされている場合にのみ表示されます。

手順
  1. [ハードウェア] を選択します。

  2. 図にドライブが表示された場合は、[コントローラとコンポーネント] をクリックします。

    図の表示が切り替わり、ドライブではなくコントローラーが表示されます。

  3. iSCSIポートを設定するコントローラーをクリックします。

    コントローラーのコンテキスト メニューが表示されます。

  4. [iSCSI ポートの設定] を選択します。

    [iSCSI ポートの設定] オプションは、SANtricity System ManagerがコントローラーのiSCSIポートを検出した場合にのみ表示されます。

    [iSCSI ポートの設定] ダイアログ ボックスが開きます。

  5. ドロップダウン リストで設定するポートを選択し、[次へ] をクリックします。

  6. ポート設定を選択し、[次へ] をクリックします。

    すべてのポート設定を表示するには、ダイアログ ボックスの右にある [詳細なポート設定を表示] リンクをクリックします。

    フィールドの詳細
    ポート設定 説明

    設定されているイーサネット ポート速度(特定のタイプのホスト インターフェイス カードの場合のみ表示)

    ポートのSFPの速度と同じ速度を選択します。

    前方誤り訂正(FEC)モード(特定のタイプのホスト インターフェイス カードの場合のみ表示)

    必要に応じて、指定したホスト ポートに対していずれかのFECモードを選択します。

    Reed Solomonモードでは、25Gbpsのポート速度がサポートされません。

    IPv4 を有効にする/IPv6 を有効にする

    一方または両方のオプションを選択して、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークのサポートを有効にします。

    ポートへのアクセスを無効にする場合は、両方のチェック ボックスを選択解除します。

    TCP リスニング ポート([詳細なポート設定を表示] をクリックすると表示される)

    必要に応じて、新しいポート番号を入力します。

    リスニング ポートは、コントローラーがホストiSCSIイニシエータからのiSCSIログインをリスンするために使用するTCPポート番号です。デフォルトのリスニング ポートは3260です。3260または49152~65535の値を入力する必要があります。

    MTU サイズ([詳細なポート設定を表示] をクリックすると表示される)

    必要に応じて、最大伝送ユニット(MTU)の新しいサイズ(バイト)を入力します。

    デフォルトのMTUサイズは1500バイト / フレームです。1500~9000の値を入力する必要があります。

    ICMP PING応答を有効にする

    Internet Control Message Protocol(ICMP)を有効にする場合は、このオプションを選択します。ネットワーク接続されたコンピューターのオペレーティング システムは、このプロトコルを使用してメッセージを送信します。ICMPメッセージを送信することで、ホストに到達できるかどうかや、そのホストとのパケットの送受信にどれくらいの時間がかかるかが確認されます。

    [IPv4 を有効にする] を選択した場合は、[次へ] をクリックするとIPv4設定を選択するためのダイアログ ボックスが開きます。[IPv6 を有効にする] を選択した場合は、[次へ] をクリックするとIPv6設定を選択するためのダイアログ ボックスが開きます。両方のオプションを選択した場合は、IPv4設定のダイアログ ボックスが最初に開き、[次へ] をクリックするとIPv6設定のダイアログ ボックスが開きます。

  7. IPv4、IPv6、またはその両方を、自動または手動で設定します。すべてのポート設定を表示するには、ダイアログ ボックスの右にある [詳細設定を表示] リンクをクリックします。

    フィールドの詳細
    ポート設定 説明

    設定を自動的に取得

    設定を自動的に取得する場合は、このオプションを選択します。

    静的な設定を手動で指定

    このオプションを選択した場合は、フィールドに静的アドレスを入力します(必要に応じて、カット アンド ペーストでアドレスをフィールドに貼り付けることもできます)。IPv4の場合は、ネットワークのサブネット マスクとゲートウェイも指定します。IPv6の場合は、ルーティング可能なIPアドレスとルーターのIPアドレスも指定します。

    VLAN のサポートを有効にする([詳細設定を表示] をクリックすると表示される)

    VLANを有効にしてそのIDを入力する場合は、このオプションを選択します。VLANは、同じスイッチ、同じルーター、またはその両方でサポートされる他の物理LAN(ローカル エリア ネットワーク)および仮想LANから物理的に分離されたように動作する論理ネットワークです。

    イーサネットの優先順位を有効にする([詳細設定を表示] をクリックすると表示される)

    ネットワーク アクセスの優先度を決定するパラメーターを有効にする場合は、このオプションを選択します。スライダを使用して優先度を1(最も低い)から7(最も高い)の間で選択します。

    共有LAN環境(イーサネットなど)では、多数のステーションがネットワーク アクセスで競合する可能性があります。アクセスは先に行われたものから順に処理されます。2つのステーションが同時にネットワークにアクセスしようとすると、両方のステーションがアクセスを停止して再試行まで待機します。1つのステーションだけがスイッチ ポートに接続されるスイッチ イーサネットでは、このプロセスが最小化されます。

  8. [完了] をクリックします。

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