エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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パスワード保護の管理

ストレージ システムには、不正なアクセスを防ぐためにパスワードを設定する必要があります。

パスワードの設定と変更

SANtricity System Managerを初めて起動したとき、管理者パスワードを設定するように求められます。管理者パスワードを使用するユーザーは、オブジェクトや設定の追加、変更、削除など、ストレージ システムの設定を変更できます。初回起動時の管理者パスワードの設定については、System Managerにアクセスするを参照してください。

セキュリティ上の理由から、パスワードの入力を試行できるのは5回までとなっており、この回数を超えると、ストレージ システムは「ロックアウト」状態になります。この状態のストレージ システムはその後のパスワード入力を拒否します。パスワードを再度入力するには、ストレージ システムが「通常」状態にリセットされるまで10分間待つ必要があります。

管理者パスワードに加えて、ストレージ システムには、ロールが1つ以上割り当てられたユーザー プロファイルがあらかじめ定義されています。 詳細については、マッピングされたロールの権限を参照してください。ユーザー プロファイルとマッピングを変更することはできません。変更できるのはパスワードのみです。管理者パスワードや他のユーザー パスワードを変更する場合は、パスワードの変更を参照してください。

セッション タイムアウト後のパスワードの再入力

1つの管理セッションでパスワードの入力を求められるのは1回だけです。ただし、操作を行わないまま30分が経過するとセッションはタイムアウトし、その時点でパスワードを再度入力する必要があります。セッション中に別の管理クライアントから同じストレージ システムを管理している別のユーザーがパスワードを変更した場合は、次回の設定処理や表示処理でパスワードの入力を求められます。

セッション タイムアウトは、調整したり無効にしたりすることができます。セッション タイムアウトの管理を参照してください。

ドライブの取り外しとパスワード保護の削除

パスワードで保護されたドライブを取り外す場合やパスワード保護を無効にする場合は、次の点に注意してください。

  • パスワードで保護されたドライブを取り外す場合
    パスワードはストレージ システム上の各ドライブの予約領域に保存されています。ストレージ システムからすべてのドライブを取り外すと、そのパスワードは使用できなくなります。この状況を修正するには、元のドライブの1つをストレージ システムに再度取り付けます。

  • パスワード保護を削除する場合
    コマンドをパスワードで保護する必要がなくなった場合は、現在の管理者パスワードを入力し、新しいパスワードのテキスト ボックスを空白のままにします。

ストレージ システム上で設定コマンドを実行すると、データ損失など、深刻な損害が発生する可能性があります。このため、ストレージ システムには管理者パスワードを常に設定する必要があります。セキュリティを強化するために、英数字15文字以上の管理者パスワードを使用してください。

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