エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

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IPアドレスの割り当てに関する考慮事項

デフォルトでは、コントローラーは両方のネットワーク ポートでDHCPを有効にした状態で出荷されます。静的IPアドレスを割り当てるか、デフォルトの静的IPアドレスを使用するか、またはDHCPによって割り当てられたIPアドレスを使用できます。IPv6のステートレス自動設定を使用することもできます。

IPv6は新しいコントローラーではデフォルトで無効になっています。ただし、別の方法で管理ポートのIPアドレスを設定したあと、SANtricity System Managerを使用して管理ポートでIPv6を有効にすることができます。

ネットワーク ポートが「リンク停止」状態(LANから切断された状態)の場合、システムは設定を静的と報告してIPアドレスとして0.0.0.0を表示するか(以前のリリース)、DHCPが有効と報告してIPアドレスを表示しないか(新しいリリース)のどちらかです。ネットワーク ポートが「リンク稼働」状態(LANに接続された状態)になると、システムはDHCPを介してIPアドレスの取得を試みます。

コントローラーの特定のネットワーク ポートでDHCPアドレスを取得できない場合はデフォルトのIPアドレスに戻りますが、これには3分近くかかることがあります。デフォルトのIPアドレスは次のとおりです。

Controller 1 (port 1): IP Address: 192.168.128.101
Controller 1 (port 2): IP Address: 192.168.129.101
Controller 2 (port 1): IP Address: 192.168.128.102
Controller 2 (port 2): IP Address: 192.168.129.102

IPアドレスを割り当てるときは、次の点に注意してください。

  • コントローラーのポート2は富士通のサポート用に予約します。デフォルトのネットワーク設定(DHCPが有効な状態)を変更しないでください。

  • ETERNUS AB/HB seriesのコントローラーに静的IPアドレスを設定するには、SANtricity System Managerを使用します。静的IPアドレスの設定後は、リンク停止 / 稼働イベントが発生しても設定が維持されます。

  • DHCPを使用してコントローラーのIPアドレスを割り当てるには、DHCP要求を処理できるネットワークにコントローラーを接続します。永続的なDHCPリースを使用してください。

    デフォルト アドレスは、リンク停止イベントが発生すると失われます。コントローラーのネットワーク ポートがDHCPを使用するように設定されている場合、ケーブルの差し込み、リブート、電源の再投入など、リンク稼働イベントのたびにDHCPアドレスの取得が試行されます。DHCPの試行に失敗したときは、そのポートのデフォルトの静的IPアドレスが使用されます。

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