エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

SANtricity 11 マニュアル (CA08872-010)

to English version

ストレージ階層の表示

メイン画面の[ストレージ階層]には、ストレージ システムによって管理されているさまざまなハードウェア コンポーネントおよびストレージ オブジェクトがまとめて表示されます。

ストレージ階層を表示するには、 [ホーム] ページに移動し、ストレージ システム コンポーネントまたはストレージ オブジェクトのドロップダウン矢印をクリックします。ストレージ システムは、物理コンポーネントと論理コンポーネントの両方の集合で構成されます。

物理コンポーネント

次の表では、ストレージ システムの物理コンポーネントについて説明します。

用語 説明

コントローラー

コントローラーは、ボード、ファームウェア、ソフトウェアで構成されます。ドライブを制御し、SANtricity System Managerの機能を実装します。

シェルフ

シェルフは、キャビネットまたはラックに取り付けられるエンクロージャです。ストレージ システムのハードウェア コンポーネントがシェルフに格納されます。シェルフには、コントローラー シェルフとドライブ シェルフの2種類があります。コントローラー シェルフは、コントローラーとドライブを収容します。ドライブ シェルフは、入出力モジュール(IOM)とドライブを収容します。

異なるタイプのメディアまたは異なるタイプのインターフェイスがストレージ システムに含まれている場合は、ドライブのタイプごとにドライブ シェルフが表示されます。

ドライブ

ドライブは、データの物理ストレージ メディアとして使用される電磁的な機械デバイスまたはソリッド ステート ドライブです。

ホスト

ホストは、ストレージ システム上のボリュームにI/Oを送信するサーバーです。

ホスト バス アダプター(HBA)

ホスト バス アダプター(HBA)はホストに設置されるボードで、1つ以上のホスト ポートが搭載されています。

ホスト ポート

ホスト ポートは、コントローラーに物理的に接続されるホスト バス アダプター(HBA)のポートで、I/O処理に使用されます。

管理クライアント

管理クライアントは、SANtricity System Managerにアクセスするためのブラウザーがインストールされたコンピューターです。

論理コンポーネント

ストレージ システム内のドライブは、データに対して物理ストレージ容量を提供します。SANtricity System Managerを使用して、物理容量を複数の論理コンポーネント(プール、ボリューム グループ、ボリュームなど)に分散します。これらのコンポーネントは、ストレージ システム上のデータの設定、格納、メンテナンス、および保持に使用するツールです。次の表では、ストレージ システムの論理コンポーネントについて説明します。

用語 説明

プール

プールは、論理的にグループ化されたドライブの集まりです。プールを使用して、ホストからアクセスできるボリュームを作成できます(ボリュームはプールまたはボリューム グループから作成します)。

ボリューム グループ

ボリューム グループは、同じ特性を持つボリュームのコンテナです。ボリューム グループごとに容量とRAIDレベルが定義されています。ボリューム グループを使用して、ホストにアクセス可能なボリュームを1つ以上作成することができます(ボリュームはボリューム グループまたはプールから作成します)。

ボリューム

ボリュームは、アプリケーション、データベース、およびファイルシステムがデータを格納するコンテナです。ホストがストレージ システムのストレージにアクセスするために作成される論理コンポーネントです。

論理ユニット番号(LUN)

論理ユニット番号(LUN)はホストがボリュームへのアクセスに使用する番号で、アドレス スペースに割り当てられます。ボリュームはLUNの形式でホストに容量として提示されます。

各ホストには独自のLUNアドレス スペースがあります。そのため、同じLUNを複数のホストで使用して、異なるボリュームとしてアクセスできます。

Top of Page